ZoomなどのWeb会議アプリを使うとき、周囲の雑音を入れたくないですよね?
一方で、「同じ部屋にいる人たちの声を届けたい」「楽器演奏の音を聞かせたい」といった状況では、雑音をカットする機能がじゃまになる場合もあります。
PC版のZoomの場合、Zoomアプリのオーディオ設定から、背景雑音をどの程度制御するかを選べますが、スマホアプリ版のZoomにはこの設定項目が見あたりません。
では、iPhoneからは雑音制御の設定ができないかというと、そんなことはないんです。じつは、iPhone側の設定で背景音のレベルは調整可能です。
iPhoneで背景音のレベルを変更する方法

Zoomなどのビデオ会議アプリに接続している状態でコントロールセンターを表示して、「マイクモード」をタップ。

3つのマイクモードが表示されるので、「ワイドスペクトル」を選びます。
これで背景の声や音楽もしっかりマイクに乗るようになります。ただし、通常の会議で使う場合には雑音が過剰に入ってしまい、会話が聞き取りづらくなってしまう可能性があります。普段は「標準」のまま使うのが無難です。
ちなみに、コントロールセンターの切り替えで「声を分離」を選べば、周囲の音を強力にカットして自分の声だけを伝えることも可能。こちらは騒がしい部屋や街中などで雑音を確実にカットしたい場合に重宝します。
この設定は、Zoomだけでなく、Google Meet、Teams、FaceTimeなど他のアプリでも利用可能。ストレスなく使いこなすために覚えておきたい機能です。