今夏、3年ぶりに日本へ帰り、半月後に米国に戻ってみると時差ボケも3年分でした(涙)。
そこで、ライフハッカー米国版の記事にあった睡眠アプリ「headspace」を使ってみることに! 睡眠や瞑想習慣を正したい方におすすめできるアプリでした。
「headspace」の充実した睡眠コンテンツ
「headspace」といえば、ビル・ゲイツの瞑想指導をしたイギリスの瞑想コンサルタント、アンディ・プディコムさんが関与しているサイト・アプリです。
瞑想に特化したアプリだと思っていたけれど、睡眠向けコンテンツもあったんですね。対応言語は英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語です。
「Meditate(瞑想)」「Sleep(睡眠)」「Move(動き)」「Music(音楽)」の4カテゴリーから「睡眠」を選ぶと、「Sleepcasts」「Wind downs」「Sleep music」「Kids and parents」「Eve's Guide to Sleep」「Nighittime SOS」「Soundscapes」「Sleep radio」とさまざまなコンテンツがあります。
その中で次の3つにフォーカスしてみました。
スリープキャスト(Sleepcasts)

穏やかな声のゆっくりとしたナレーションでストーリーが読まれる、大人向けの読み聞かせといったところでしょうか。長さは45分。同じタイトルでも聴くたびに内容が少しずつ変化するという気配りがあります。
スリープミュージック(Sleep Music)

眠気をいざなう心を落ち着かせる音楽。風や波など自然の音が織り交ぜられているものもあります。ほとんどが45〜500分の長さです。
サウンドスケープ(Soundscapes)

「世界の素晴らしい場所の3D録音」というだけあって、臨場感たっぷりな海やジャングルの音が部屋を満たします。
心地よい自然のサウンド「サウンドスケープ」がおすすめ
著者が住むのは日本との時差が14時間の米国中部。時差ボケで昼間に眠くなり、夜はあまり眠れず、2〜3時間の睡眠を1日に2、3回繰り返すという日々が続いています。
前述の3タイプのコンテンツを10日間ほど利用してみたところ、あるときは即効で、あるときはまったく効果なしというムラのある結果となりました。
一番気に入ったのは、サウンドスケープでした。眠りにつながらなくても心地よい自然のサウンドが楽しめました。また、水の音による清涼感という思いがけない効果もありました(だからといって実際に室温が下がるわけではないのですが)。
使っていて微妙だなと思ったのはスリープキャストです。
低めで落ち着いた声のナレーションで45分ほどのストーリーが語られるのですが、せっかくだから聞かないとという妙なプレッシャーを感じてしまいました。
瞑想や睡眠など総合的なアプローチのワンストップアプリ
headspaceの高品質なコンテンツの充実ぶりにはこのアプリをチェックする価値は大いにありだと思いました。アプリでもサイトでも最大2週間まで無料トライアルができます。
また、headspaceのYouTubeチャンネルにもいろいろ素材があるので、まずはこちらをチェックしてみるのもいいでしょう。
45分間のストーリーの「スリープキャスト」のサンプルです。
「Rainday Antiques」(雨の夜のアンティークショップ)では、冒頭に呼吸の指導があり、ストーリーが始まります。
「Tailwinds(追い風)」というタイトルのスリープミュージックは、風の音と音楽のミックスです。
サウンドスケープのこのサンプルは「Foothill Falls(山麓の滝)」です。
アプリのトップページには、毎日、瞑想やリラクゼーション、睡眠のためのスケジュールが提示され、瞑想を習慣化するのに役立つ構成となっています。瞑想を中心とした総合的なウェルビーイングを目指すならこれだけで十分すぎるほどのワンストップアプリです。
お金や時間をそれほど投資しなくても気軽に試せるのがいいところ。少ない投資に対するリターンは大きいかもしれません。