内面勝負。2020年11月に発売されたSonyのPlayStation 5(以下、PS5)。2022年版として、マイナーチェンジして新型(型番CFI-1200)が出ます。
コントローラも新型が発表されていますね。いまだ抽選販売が行なわれているというのに、オーストラリアのテック系YouTuber、Austin Evansさんは、一足先に新型を入手し(オーストラリアではすでにお店にあったとか)、ゲーム機を解剖して、見た目だけではわからない中身を比較しています。しかも、初代と2021年版を横に並べた全比較!
まず、目で見てわからない違い、重さ。初代が3.817キロ、2021年モデルが3.547キロ、そして今年の新型が3.3キロと、マイナーチェンジを重ねるごとに少しずつ軽くなっています。
初代と比べると、新型は500グラムも軽い! PS5って基本は据え置きだし軽くなくても別によくない? …いえ、軽い方がいいんです。とういうか、軽くするための努力ではなく、結果としての軽量化なので。
電力消費量も減っています
Evansさんの分解では、中身のハードが変わっていることがよくわかります。まず、マザーボードが新しくなっており、前モデルと比べると大きさにして2インチほど短くなっています。ヒートシンクも小さくシンプルな作りになっています。ヒートシンクフィンの形も変わっており、ヒートパイプも金属のカバーなしのデザインに。
外からはわからない内部のデザイン変更で嬉しいのは、なんと電力消費量が減っていること。Evansさんのテストでは、前モデルよりも消費電力は20ワットから30ワットダウンしています。一方で、CMOS電池がヒートシンクに隠れる位置にあるので、もしパーツ入れ替えしようという人がいたら少々やっかいそう。
Evansさんの動画は、3モデル横並べで比較しているので、内部デザインの違いがとてもわかりやすいです。何がどう違うかわからなくても、モデルごとにこんなに変わっていくんだなということはわかって勉強になります。
まあ、誰でもわかる1番の違いは、新型は値上げされているということなんですけどね…。
Video: Austin Evans / YouTube
訳:そうこ
ギズモード・ジャパンより転載(2022.09.09)