爪を噛む、ジャンクフードを食べるなど、誰にでも悪い習慣があるものです。

悪い習慣があると、生活からエネルギーが奪われ、目標達成の妨げになります。

悪い習慣のもっとも危険な点は、そもそも自分がそのような習慣を持っていることにほとんどの人が気づいていない、ということです。

私は、もっと健康的な習慣を身につけるために必要なことを学ぼうと、Nir EyalやGreg McKeownなど、習慣づくりの第一人者に話を聞きました。

1. 悪い習慣を強く意識する

いつか消えてくれることを願って悪い習慣や行動を無視する、というのは自然なことです。

しかし、心理学者で『The Habit Change Workbook』の共著者であるJames Claibornによると、悪い行動に対する意識は高めるべきだといいます。

ジムで成果を改善しようと進捗を測定・追跡確認するのと同じように、習慣の改善でも同じことをするべきなのです。

私はJumpspeakのCEOとして、自社の言語学習アプリの何万人にのぼるユーザーに関するデータを見ていますが、日々の学習記録が続くことが、ユーザーにまたアプリを使う気になってもらう大きな要素になっています。

2. 悪いきっかけを取り除く

そもそも習慣のループをスタートさせるのは「きっかけ」です。

悪い習慣をなくすには、そうした習慣を引き起こしているきっかけを取り除く必要があります。

お酒をやめたければ、バーに行くのをやめましょう。

ジャンクフードを食べるのをやめたければ、すべて処分しましょう。

SNSを使うのをやめたければ、ウェブサイトをブロックするアプリをダウンロードしましょう。

人間の意志の力に頼っていると、できることには限りがあります

環境のせいで悪い習慣を断ち切るのが難しくなっているのであれば、環境を変えてはじめて意味をなすのです

3. 悪い習慣をポジティブな習慣に置き換える

悪い習慣を取り除くだけで、次のステップを踏まないのでは不十分です。

次のステップは、悪い習慣をポジティブな習慣に置き換えることです。

悪い習慣が形成されてしまう二大原因はストレスと退屈さなので、ほかにすることがないと、脳がまた悪い習慣を欲してしまうのは自然なことなのです。

そこで、何をすることで悪い習慣を自分のためになるものに置き換えるのか、前もって計画を立てる必要があります。

先ほどの例に戻りましょう。バーへまた行ってしまうのではなく、新しい言語を学ぶなど、新しいスキルを選んでその時間を埋めると良いでしょう。

ジャンクフードを処分したら、ヘルシーな料理を学ぶ教室に通ったり、ジムの会員になったりするのも良いでしょう。

SNSにアクセスする代わりに、本を読んだり、オンラインでスペイン語を学んだりすることもできます。

4. 報告相手になってくれるパートナーやコーチを見つける

人が何かをやめる理由は、大きく分けて5つあります。

  1. 時間が足りなくなったから
  2. お金が足りなくなったから
  3. 怖くなったから
  4. 本気になっていないから
  5. 興味がなくなったから

悪い習慣を断ち切ろうとする前に、こうした理由を理解しておくことで、悪い習慣が起きる瞬間に備えることができます。

しかし、さらに重要なのは、報告相手になってくれる人を見つけることで成功の確率を大幅に上げることができる、ということです。

断ち切りたいと思っている悪い習慣によっては、専門家(パーソナルトレーナーやセラピストなど)が必要な場合もありますが、足並みを揃えてくれる親しい友人でかまわないこともあります。

結局のところ、悪い習慣を断ち切る方法を学ぶことは、成功への道のりのたった10パーセントにしか過ぎません。

残りの90%は、行動を起こし、必ずやってくる苦難を辛抱強く乗り越えることです。

最終的に悪い習慣を断ち切った人のほとんどは、うまくいくまでに何度も失敗しています。もっとも重要なのは、こうした人たちが決してあきらめなかったということなのです。

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Source: Jumpspeak

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