iPhoneの「集中モード」は、「おやすみモード」のパワーアップ版として2021年秋にリリースされました。この秋リリース予定のiOS 16アップデートでは、その集中モードに、新たなフィルタ機能が追加されます。
それが、新機能「集中モードフィルタ」です。
このフィルタを使えば、集中モードがオンになっているあいだは、指定しておいたメッセージやメールを自動で非表示にできます。また、集中モードそのものが自動でオンになるよう設定することもできます。
集中モードの効力とは?
具体的に説明しましょう。睡眠やフィットネスといった集中モードをオンにすると、iPhoneが自動で、メッセージやメール、Safariのタブ、仕事用アカウントのカレンダーに登録してある予定を隠してくれます。
しかも、メッセージが届いたことを知らせる通知をミュートにしてくれるだけではありません。アプリを開いても、そうしたやりとりやメッセージがそもそも存在していないかのようなかたちで非表示になるのです。
(注意:これはiOS 16アップデートで登場する新機能であり、現在はパブリックベータ版でのみ利用可能です。一般公開は2022年秋に予定されています)

設定>集中モードと進み、カスタマイズしたい集中モードを選びます。
集中モードフィルタのセクション内にある、フィルタを追加をタップします。すると、以下の4つのアプリ用フィルタが表示されます。
- カレンダー:特定のカレンダーを選択しておくと、集中モードがオンになっているあいだは、そのカレンダーに登録されている予定がすべて非表示になります。
- メール:メールアプリで複数のアカウントを使用している場合は、集中モードがオンになっているあいだに、個別のメールアカウントを隠すよう設定できます。
- メッセージ:選択した連絡先を除く、すべてのメッセージを非表示にできます。たとえば、「自宅」の集中モードを使っているときには、家族や友だちからのメッセージのみが表示され、仕事のメッセージは見えなくなります。
- Safari:Safariの機能「タブグループ」を使っている場合は、集中モードがオンになっているあいだ、特定のタブグループを隠すよう設定できます(共有しているタブグループでも使えます)。
集中モードフィルタをぜひ、あれこれカスタマイズしてください。終わったら、完了をタップし、追加を選択して、集中モードにフィルタを追加します。集中モードフィルタは、さまざまな集中モードでいくつも適用することが可能です。