夜になっても暑い日々。

寝付けない、ぐっすり眠れていないと感じたときは、まず睡眠の状態を把握してみましょう。

そこで試してみたのが、iPhoneとApple Watchで睡眠を記録できる「Pillow」。

睡眠の自動追跡やAppleヘルスケアアプリとの統合といった基本機能は無料で利用可能。細かい睡眠分析やいびきの録音、睡眠メモといった機能は月額550円の有料プランへの加入が必要です。

今回は、有料プランに加入したうえでレビューを行ないました。

iPhoneのマイクでいびきの録音も可能

Pillowでは、Apple Watchを装着して眠ることで、睡眠を自動で記録(アプリの設定で自動記録を有効にする)。これだけでも十分便利なのですが、iPhoneと併用することで、より多くの機能を使えるようになります。

Screenshot: 酒井麻里子 via Pillow

まず、事前にiPhone側でアラームの時刻や記録するデータの設定を行ないます。

「録音データ」は、睡眠中のいびきや寝言をiPhoneのマイクで記録できる機能。

「睡眠エイド」は、眠りにつくまでの間、音楽を流す機能です。

睡眠エイドでは、あらかじめ用意された音楽のほか、Apple Musicのライブラリから選ぶことも可能。寝たことを検出した時点で、自動で音楽が止まるように設定できます。

Screenshot: 酒井麻里子 via Pillow

睡眠の記録開始は、Apple Watchから操作可能。iPhoneとApple WatchがBluetoothかWi-Fiで接続されている状態で、Apple Watch側でアラーム開始ボタンをタップします。

「睡眠メモ」で起きたときの気分を記録する

「睡眠メモ」という機能では、その日の体調や行動を記録しておけます。

メモは選択式の項目として作成できるので、よく使う項目を作っておけば次から当てはまるものを選ぶだけで完了。

Screenshot: 酒井麻里子 via Pillow

また、起きたときの気分を「良い」「OK」「悪い」の3段階で記録することも可能。睡眠データと比較することで、より快適に眠れる方法を探るために役立ちそうです。

さらに、仮眠に対応したパワーナップモードも用意されています。この場合は、アラーム画面のタブを「時間」に切り替えて眠る時間を設定。夜間の睡眠と同様に録音や睡眠エイドの設定をして計測します。

眠りの深さごとの割合を確認できる

睡眠の記録画面では、睡眠時間や時間帯ごとの眠りの深さ、睡眠の質といった情報をレポート形式で見ることができます。

Screenshot: 酒井麻里子 via Pillow

眠りの深さは「覚醒」「レム」「浅い眠り」「深い眠り」の4段階で表示され、それぞれの段階の時間や、睡眠時間全体に占めるパーセンテージも表示されます。

Screenshot: 酒井麻里子 via Pillow

また、「心拍」タブでは睡眠中の心拍数の変化をグラフで表示。測定結果についての簡単なコメントも見ることができます。

「音声」タブからは睡眠中の周囲の騒音の大きさと、いびきの録音データを確認可能。

毎日の記録に加えて、1週間ごとのレポートを見ることも。前の週と比べてどのくらい変化があったのかも表示されるので、眠りの状態の変化を把握しやすくなります。

睡眠をトータルでサポートしてくれる

Apple Watchを使って睡眠を自動記録できるアプリとしては、「AutoSleep」が有名です。筆者も普段はこちらのアプリで睡眠を記録しています。

今回使い比べてみて感じたのは、AutoSleepが「手間をかけずに睡眠を記録する」ことに特化しているのに対して、Pillowは睡眠をトータルでサポートしてくれるアプリだということ。

睡眠メモを記録したり、iPhoneを使っていびきを録音したりするのは、Apple Watchだけで自動記録する場合に比べてやや手間はかかりますが、自分の睡眠をよりしっかり把握したい場合には役立ちそうです。

さらに、寝付きをよくする音楽を流したり、寝起きの気分を記録したりといった機能も使え、幅広い機能で「眠り」に関することをトータルでサポートしてくれるという印象。自分の「眠り」をもっと良くしたいという人に適していそうなアプリです。

Source: Pillow