部屋の中やカバンの中で物がなくなった。さっきまで触っていたはずのスマホが見当たらない…。そんな経験は誰にでもあるでしょう。
そんなときに便利なのが、スマートトラッカーの『Tile』です。
音を鳴らしてなくしたものの場所を知らせてくれるので、すぐに探し物がみつかります。
筆者は旧型の『Tile Mate』を使っていましたが、2021年のアップデートによりデザインが新しくなり、さらに防水性が向上したということで提供いただいた3種類を生活に加えてみることにしました。
音で知らせてBluetoothで見つけるTile

すでに書いたように、Tileは音を鳴らして場所を知らせるトラッカーです。
携帯やスマホをなくしたときに、「ちょっと鳴らしてみてくれる?」と人に頼んで音を頼りに探しますよね。あんな感じのこと+αを可能にしてくれるわけです。

アプリで管理してTileを鳴らします。スマホがなくなった時には、Tileのボタンを押せばスマホが鳴り、より探しやすくなる仕組み。
Tileを落としてしまった場合、最後にBluetooth接続していた場所が表示されます。また、Tileアプリユーザーが落とし物をした人のTileから発信されている電波を受信すると、その位置情報を保有者のアプリに通知し、落とし物の場所が確認できる「Tileネットワーク」という仕組みも。
さらに都内なら駅やタクシーなどTileのアクセスポイントがあるので近くに落としたら、そこがアプリに表示されるそう。

また、TileにはQRコードが記載されていて、拾った方がスキャンしてくれたら、「誰かが失くしたTileをスキャンしてくれましたよ」と連絡が送られてきます。また、任意で電話番号を登録できるので、拾い主さんのスマホに表示させることも可能です。
カバンの中で行方不明になりがちな鍵に

筆者は家の中でものをなくすことが滅多にありません。しかし、ポケットが少ないトートバッグや、やたらと大きなポケットがついているズボンなどは別。
一度、手ぶらで行動したくて財布やらスマホやらをすべてポケットに入れたら鍵が見当たらなくて困ったことがありました。
そんなときに、Tileがついていると便利。見つけたい時に限らず、「そういえばちゃんと鍵を持ってきたっけ?」と慌てるシチュエーションでも、音さえ鳴れば安心できます。
鍵につけた『Tile Pro』はシリーズ最大のBluetooth接続距離(120m)と音量(アプリで調整可能)。鍵やスーツケース、リュックなどに付けるのがおすすめかもしれません。電池の交換も可能なのでかなり頼りになりますよね。
子どもの持ち物に

我が家で行方不明になりがちなのが、子どもの財布です。
置き場所を決めても、ちゃんと元に戻さないので高確率で家中を探すはめに。そういえば、一度は祖父の車の中から出てきたし、駅のホームに忘れてきたこともあったな…。
というわけで、子どもの財布に『Tile Mate』をつけました。

また、子どものスマホにも『Tile Sticker』を貼り付けました。
スマホにSIMが入っていないので、万が一外で落としたら呼び出し音をたどって探せないし、たとえ家の中だとしても、充電がゼロになっている可能性が高いからです。
どんなに決められた場所に置くように言っても、布団の間や祖父のこたつの中から発見されるので、音で管理することにしました。
ちなみに、『Tile Mate』も『Tile Sticker』もBluetooth接続距離は約75m、電池交換は不可ですが、約3年はもちます。どちらも、コンパクトなサイズなので、財布やリモコンなどに付けると良さそうです。
今回ご紹介した3種類のほかに、財布やパスポート、社員証の中に納まるスリムな『Tile Slim』もありますのでチェックしてみてください。
実は、『Tile』を提供してもらった時に、「わたしはものをなくさないのであまり使わないんですよね」と話したんです。しかし、それは家の中や、持ち歩くものが少なくて、小さいバッグを使っている時に限った場合でした。
持ち歩くものが増えれば管理も行き届かなくなります。思い返せば、鍵が見つからなくて焦ったことも、旧型の『Tile Mate』に助けられた経験もあります。
あまり使わないと思っていても、いざ失くしたら困るから『Tile』をつけるべきなんですよね。実際、つけてみたら安心感が全然違う。
あ、子どものものを探す時は大活躍してくれること間違いないと思います。
Source: Tile, Amazon.co.jp