オランデーズソースを自分でつくるとなると、ちょっと尻込みしませんか? ソースを乳化させたことがない人なら、なおさらでしょう。
米ライフハッカー編集部はこれまで、本格的なオランデーズソースがつくれる方法をいくつか紹介しています(鍋でのつくり方に、低温調理器やハンドブレンダーを使ったレシピもありました)。
とはいえ、簡単な手抜きレシピがあるとうれしいものです。とくに、卵を切らしているときや、電子レンジで数分加熱するだけで手早くつくれるレシピなら助かりますよね。
これからご紹介する「なんちゃってレシピ」が、まさにそれです。本来のオランデーズソースは、卵の黄身にバターとレモンを加えて乳化させますが、今回は、米南部を代表するソースブランド「Duke’s」が編み出した、同社のマヨネーズを使ったレシピを紹介しましょう。
同社製マヨネーズとレモン汁、ウスターソース、水を混ぜて泡立てたら、電子レンジを出力低めに設定して1分半加熱する方法です。
これは、なかなか納得できるやり方と言えます。というのも、マヨネーズとオランデーズソースは似た者同士で、どちらも卵と油を乳化させているからです。
それに、マヨネーズはすでに乳化されているうえに、マヨネーズ自体が乳化剤にもなるので、乳化という面倒を完全に省くことができます。
Duke’sのマヨネーズは、なおのこと好都合です。同社製マヨネーズは、全卵ではなく卵黄のみでつくられているので、全卵マヨネーズを使った場合よりもいっそう、濃度と味をオランデーズソースに近づけられるのです。
ただ、レシピどおりにつくってみても、オランデーズソースとまったく同じにはなりませんでした。それもそのはず。オランデーズソースに欠かせないバターが入っていないからです。
確かにマヨネーズにも油脂分は含まれていますが、オランデーズソースならではの風味は、卵の黄身とレモン汁、バターがうまく組み合わされるからこそのものです。
ということで、Duke’sのレシピにバターを加え、レモン汁もほんの少し多めに入れてみました。するとどうでしょう。かなり手軽なのに、立派なオランデーズソースが完成したのです。
このレシピはアレンジ可能ですし、失敗しないと言っても過言ではありません。ぜひ、あれこれ自分で工夫をこらしてみてください。
たとえば、エシャロットを白ワインと一緒に炒めたものや、少々のホットソースや、スモークしたパプリカなど、オランデーズソースに合いそうだと思ったら、ぜひ加えてみましょう。ただし、バターは絶対に欠かせないので、忘れないでください。
「なんちゃってオランデーズソース」のつくり方
材料
- Duke’sマヨネーズ(または、卵黄のみを使用したマヨネーズ):120cc
- バター:大さじ2杯
- レモン汁:小さじ1と4分の1
- 水:小さじ2杯(1杯ずつに分けておく)
マヨネーズ、バター、レモン汁と、水小さじ1杯を耐熱ボウルに入れたら、電子レンジを中程度の出力に設定して、45秒間加熱します。フォークでかき混ぜたら、さらに45秒間、あるいは、熱くなるまで加熱してください。
薄めの濃度がお好みの場合は、水小さじ1杯を追加してもいいでしょう。最後にもう一度かき混ぜたら、エッグベネディクトやアスパラガス、サーモンなど、いつもオランデーズソースをかけて食べているものと一緒にお召し上がりください。