飛行機に乗るのが嫌いな人は、美味しいスナックを持参する、抗不安薬を服用する、離陸の8時間前に空港に行くなど、自分なりの対策を講じてストレスを軽減しています。

私の対策は、ちょっと変わっているかもしれません。

正真正銘の「神経過敏症」の私が、どうしても飛行機に乗らなければならないときは、深夜発明朝着の夜行便に乗ることにしています。

特に複数のタイムゾーンをまたぐとき夜行便は便利です。

私が夜行便にする1番の理由

私が夜行便にする理由はいくつかありますが、一番の理由はシンプルです。

私は自分のベッドでもなかなか眠れないタチです

まして、3万フィートの上空を飛ぶ飛行機の狭いシートは静かとは言い難く、閉所恐怖症になりそうな環境でもあり、そんなところで眠れるわけがありません。

でも夜行便なら、どうしても少しは眠らざるを得ないので、着陸したとき身体が少し楽です(また、新しいタイムゾーンに適応する可能性も高くなる点もプラスです。)

その点、「いつでもどこでも昼寝ができるし、夜もちゃんと眠れるから、時差ボケに苦しんだことがない」という人は、時差ボケの辛さは抽象的にしかわからないかもしれません。

しかし、夜行便には睡眠とは無関係の利点もたくさんあります。

私が、夜行便は飛行機嫌いの人にぴったりだと思う理由は、次の通りです。

1. 夜中に飛ぶので機内で眠りやすい

長時間のフライトは、眠って過ごすのが間違いなくベストでしょう。

どんなに面白い本や無限に視聴できるPodcastで気晴らししようとしても、あと何時間したら飛行機を降りられるのか気になって、イライラしてしまいます。

でも、ぐっすり眠っていれば、どれほど時間の流れが遅くても知りようがありません

それなのに、私はよほど疲れきっていない限り、機内で眠れないタチです。

とは言え、いつもの就寝時間より遅い時間に離陸するフライトに乗ると、長年不眠症に悩む私でも機内で眠りに落ちることができます。

空港まで移動して、セキュリティを通過して搭乗するころには、すっかり疲れてへとへとになり、疲労が不安に打ち勝つからです。

質の良い睡眠とは言えないかもしれませんが、これ以上の策はありません

夜行便に乗ると睡眠スケジュールが乱れないというより、午前11時より午後11時に搭乗するほうが眠りに落ちやすく、目覚めたときの不快感も少ないという意味です。

2. 時差ボケを緩和しやすい

眠りについた場所とは違う場所で目覚めると、普段と違う感覚になりますし、まして複数のタイムゾーンをまたいで目的地に到着する場合は、なおさらです。

しかし、普段のスケジュールをあまり乱さない時間のフライトにすると、目的地に到着してから現地の時間にスムーズに適応しやすくなります。

毎日午前7時に起床しているなら、そのぐらいの時間に飛行機から降りると、その後は比較的普段通りの1日を過ごすことができます。

フライト中はほとんど眠って過ごすと、なお良いですね

いつもと違うタイムゾーンに行くと、時差ボケで昼寝をしたくなりますが、初日にその昼寝をできる限り遅らせて普段通りに過ごせると、旅の残りのスケジュールも無難に維持しやすくなります

3. 航空運賃が安い上に混んでいない

夜行便はあまり人気がないので、航空会社は集客のために航空運賃を安く設定しています。

そのため、夜行便にすると最安値の航空運賃で目的地に行けることになります。

さらに、夜行便はそれほど混まないので、機内で1列全部を独占できる可能性が、昼間のフライトより高くなります。

4. 空港で待たずに手続きできる

機内で泥のように眠るので時差ボケなど一度も経験したことがないとしても、年々複雑になる空港のセキュリティを通過する大変さは体験しているはずです。

夜行便なら、その点もはるかに楽になります。

仕事で出張する人はもちろん、たいていの人は昼間のフライトを予約することが多いので、夜の空港はかなり人が少なくて静かになります。

空港での手続きのほうが、フライト自体よりストレスになる人には見逃せない利点です。

ワーキングアワーでない時間帯に移動すると、すべてが楽になります

午後10時か11時のフライトに乗るなら、夕方のラッシュアワーが終わってから空港に移動するので、とても楽です。

空港到着後も、セキュリティチェックと手荷物検査の列に並ぶ人は日中より少なくて、どんどん列が進みます。

それから、目的地のタイムゾーンにもよりますが、現地の朝のラッシュアワーがはじまる前に到着できます。

つまり、夜行便にすると、入国審査や税関で並ぶ時間が短くなり、その分、ほかのことに時間が使えます

これだけの利点があるとわかれば、夜行便にしようと思わない人はいないでしょう。

──2019年8月3日公開記事を再編集して再掲しています。

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訳: 春野ユリ