今私のデスクには、こんなものが乗っています。
(左から右へ)ノートPC1台、紅茶の入ったカップ、ノートとペン、スマホ(サイレントモードで、画面を下にした状態)、充電が必要な自転車用ライト2つ、そして観葉植物のポトス。
スマホをサイレントモードにして下向きに置いておくのは、我ながらいい心がけだと思います。
でも、もっと言うなら、デスクの上ではなく引き出しにしまっておくのがベターでしょう。自転車のライトも同じですね。
まあ、デスクに置いておくことで、「充電しなきゃ」という自分へのリマインドにはなっているのですが。
(ええ、そんなこと言っている間に充電すればいいんですよね。それはわかってます。でも、この記事を書くのを中断したくないんです。ライトを手に取って、デスクからUSB充電器を引っ張り出して、それを挿すだけなら、ものの30秒しかかからないと思います。
でも、それをはじめてしまうと、スマホをひっくり返してメールや着信を確認したくなってしまい、さらにはSlackもチェックしてしまいそうで…)
デスクのアイテムは限定すべき
生産性のコーチであるAlexis Haselberger氏は、Fast Companyのインタビューにおいて、デスクの整理について語っています。
デスクの上に置いてもいいアイテム
デスクの上は、下記のアイテムに限定すべきとHaselberger氏はいいます。
・コンピューター、マウス、キーボード
・「アナログな人」は、紙とペン。思いついたことをメモしたり、進行中のプロジェクトについてあれこれ考えるために。
・飲み物
・ホチキス、テープ、ハサミなど定期的に使うツールで、すぐに手が届く場所に置いておかないと時間の無駄になるもの。
ここでの基本的なコンセプトは、「今やっているタスクに直接関係ないものは、目に見えるところに置かない」こと。
スマホは引き出しに。ハサミが必要な仕事でなければ、ハサミも引き出しに。
一方で、ある研究によると「仕事がデキる人」ほど子どもの写真をデスクに置いている確率が高いそうなので、愛する人を思い起こさせるようなものは、目に見えるところにあってもよさそうです。
ただし、あまり目立たせすぎないように。
飲み物は3つ?
The Atlanticにも、興味深い記事がありました。デスクには飲み物を3つ置いておくべき、という内容です。
デスクの上に置くべき3つの飲み物
1つ目は水、2つ目はカフェイン源です。3つ目は、楽しい飲み物。ジュースや炭酸飲料のほか、許されるオフィスなら、金曜日の午後にはワインもいいでしょう。あるいは、楽しめるなら、昆布茶でも構いません。
3つ目の飲み物は、あなたにとっての「万能薬」。決して楽しくはない時間帯に、ささやかな喜びをプラスするためのひと工夫なのです。
残念ながら私のデスクには、3つも飲み物を置いておくほどのスペースがありません。
でも、観葉植物を置いているのは上記と同じ理由です。そして、デスク前の壁には友達や家族からのポストカード、いろいろな思い出の品々を貼っています(あ、私は在宅で仕事をしています)。
それを見るだけでハッピーになれるし、集中したい時には見なければいいだけなので、置いておかない理由はありません。
今、あなたのデスクには何がありますか? そこにあるのはなぜですか? もっといい場所はありませんか?
Fast Companyのアドバイスに従って、不要なものは全部目に見えないところに置くのもよし、The Atlanticに倣って、退屈な日常にちょっとした喜びをプラスするのもよし。
いろいろ試して、あなたに合った方法を見つけてください。
――2019年9月2日の記事を再編集のうえ、再掲しています。
訳:堀込泰三
Source:Fast Company, The Atlantic