性能向上の一途をたどるスマホカメラ。何も考えずにシャッターを押しても、そこそこクオリティの高い写真を撮ることができます。

とはいえ、一眼レフで撮影する人なら、スマホでも一眼レフのように細かい設定をしたいと感じる場面もあるのではないでしょうか?

そこで活用したいのが、シャッタースピードやISO感度、フォーカス範囲などを細かく調整できるiPhoneアプリ「ProCam 8です。

目次

1. シャッタースピードやISOを指定できる

2. 特定の場所だけにフォーカスした撮影も可能

3. ホワイトバランスも調整できる

4. スローシャッターで夜空の撮影に挑戦!

5. できることの多さが魅力!本格派アプリ

シャッタースピードやISOを指定できる

Screenshot: 酒井麻里子 via ProCam 8
Screenshot: 酒井麻里子 via ProCam 8

ProCam 8の撮影画面には、8つの項目と調整用の目盛りが表示されます。

下の画像で「1/800」と表示されているものがシャッタースピード、その隣がISO感度です。項目をタップで選択したあと、目盛りをスライドさせれば、好みの設定に調整できます。

露出設定に関する項目では、明るすぎる箇所に赤いストライプを表示する機能も搭載。ストライプが出ない数値に調整することで、露出オーバーを防ぐことが可能です。

特定の場所だけにフォーカスした撮影も可能

一眼レフでは、絞りを調整することで被写界深度(写真のピントが合っている範囲)を調整できますが、それに近いことを行なえるのが「AF」の項目です。

Screenshot: 酒井麻里子 via ProCam 8
Screenshot: 酒井麻里子 via ProCam 8

被写体をタップすると、ピントの合う範囲が拡大表示され、目盛りを動かせばボカし具合の細かい調整を行なえます。

Photo: 酒井麻里子
Photo: 酒井麻里子

左手前のフクロウの人形だけにピントを合わせて撮影してみました。

背景がボケているだけで、グッと雰囲気のある写真になります。SNSに投稿する「映え」写真を撮りたいときに重宝しそうです。

ホワイトバランスも調整できる

Screenshot: 酒井麻里子 via ProCam 8
Screenshot: 酒井麻里子 via ProCam 8

さらに、ホワイトバランスを調整することもできます。

他のカメラアプリでも、撮影時に色味のフィルターを適用できるものはありますが、ProCam 8は一眼レフと同様に色温度で指定できる点が特長です。

Photo: 酒井麻里子
Photo: 酒井麻里子

まず上の写真が、ホワイトバランスを調整せずに撮ったもの。色温度は5200Kです。すっきりした色ではありますが、ちょっと寒々しい感じがします。

Photo: 酒井麻里子
Photo: 酒井麻里子

色温度を6600Kに変えて撮影したものがこちら。

先の写真に比べて暖かみのある雰囲気になりました!

スローシャッターで夜空の撮影に挑戦!

特におもしろいのが、「スローシャッター」モードです。

撮影時間を4秒、8秒、15秒、30秒、バルブ(手動)から選ぶことで、夜景などの光を美しく撮ったり、動きのあるものを軌跡を残して撮影したりできます。

Photo: 酒井麻里子
Photo: 酒井麻里子

今回は住宅街で夜空の撮影に挑戦してみました。撮影時間が長いので三脚を使用します。

この日は天気がよく、街灯や周囲の家からの光がそこそこ入ってくるものの、肉眼でもポツポツと星が見える状況。

いろいろと試行錯誤した結果、レンズは望遠(2倍)、撮影モードは「ライトトレイル」、撮影時間は30秒を選びました

Screenshot: 酒井麻里子 via ProCam 8
Screenshot: 酒井麻里子 via ProCam 8

スローシャッターで撮影する場合、シャッターボタンを押したときの振動で写真がブレてしまう可能性があるので、セルフタイマーやリモコンを使うのがベターです。

今回は、Apple WatchでProCamアプリのリモコン機能を使いました。

Photo: 酒井麻里子
Photo: 酒井麻里子

風が強かったためか少しブレてしまったものの、明るい星がいくつか写っています。山などの周囲に光が少なく、星がよく見える場所に行けばもっと美しい写真が撮れそうですね。

Photo: 酒井麻里子
Photo: 酒井麻里子

光の明るさが強調されるように画像補正したものがこちら。スマホの小さな画面でも星が写っていることが確認できるくらいになりました。

できることの多さが魅力!本格派アプリ

ProCam 8ではこのほかに、ポートレートや3D写真などの撮影も可能。また、iPhone12 Pro/Pro MAX以降では、Appleの写真フォーマット「Apple Pro RAW」にも対応しています。

動画では、4K60fpsの高画質撮影が可能。さらに、iPhone12 Pro/Pro MAX以降の場合は動画規格「Dolby Vision HDR」での撮影も可能です。

860円の有料アプリですが、できることが非常に多いので、スマホでの写真撮影に物足りなさを感じている人には満足できるのではないでしょうか? 自宅で過ごす時間も増えていますので、ベランダから夜空を撮影してみるのもいいでしょう。

──2021年1月14日公開記事を再編集して再掲しています。

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文:酒井麻里子

Source: ProCam 8/App Store