瞑想がどれほど有益かよくわかっていても、実際に瞑想に取り組むのは難しいものです。
現に、瞑想に挑戦した人の多くは、失敗したと感じており、私もその1人です。そもそも、「心を澄ます」ってどういうことでしょう。私はそこからわかりません。
私の場合、最初は、マインドフルネス瞑想は自分には向いていないことにしていました。そして、自分のことを「うまく心を静めることができない特別な不安の塊」だと思い込んでいたのです。
幸いなことに、私と同じように心配性だけれど、私よりずっと賢明な友人たちが、瞑想への向き合い方を変える方法を教えてくれました。
「瞑想の正しいやり方は、たった1つしかない」という考えを捨てれば、よりリラックスできるようになります。
ここでは、瞑想に失敗してしまうという思い込みを克服する方法を紹介します。
「考えるな」は間違い
瞑想をはじめようとするたびに、私は同じ難問に直面してきました。それは、何も考えないようにすると、あらゆることを考えてしまうということです。
瞑想に入るための鍵、それは「心を澄ます」という目標から、自分の思考を「目撃する」という目標に向けて、瞑想の仕方を変えてみることです。
多くの人には、「考えるな」という指示は何の効果もなく、ストレスになるばかり。もっと実用的なアプローチは、頭の中に浮かぶすべての思考を受け入れることです。
課題は、感情的にならずに、ただ頭に浮かんでは消える思考をじっと傍観すること。
軽率な感情に邪魔されずに自分の思考に注意を払うことになるので「より賢明な行動を選択する」ために瞑想を利用できるとVerywell Mindは指摘しています。
ここで重要なのは、瞑想の目標は「頭を空にする」ことでなくても良いということです。
自分の思考に集中し、それをできるだけ客観的に観察している限り、その日はマインドフルネスの練習をしたことにして構いません。
瞑想は筋トレ
瞑想は、ストレスをすぐに解消するというより、ワークアウトに近いものです。
そして、新しいワークアウトをはじめた時には、筋肉痛がつきもの。その痛みを克服する唯一の方法は、一貫して練習を続けることです。
瞑想は筋肉を鍛えることと同じで、最初はうまくいかないかもしれませんが、それはまだ練習が足りないから。
瞑想は回数を重ねるにつれて簡単になりますが、そのためにまずは自分が瞑想に失敗しているという思い込みから脱却しましょう。
自分の思考に耳を傾けているのであれば、それは瞑想成功! と言っていいのです。
Source: UCL, Verywell Mind