大量の課題に直面しているにもかかわらず、頭が回らないときありますよね。そんなときは、ブレインダンプを試してみるといいかもしれません。

ブレインダンプとは?

ブレインダンプとは、まとまりのない考えをすべて集め、適切な形で、真っ白なキャンバスの上に捨てる(ダンプする)ことです。このエクササイズを行うと、頭がクリアになって新しいクリエイティブなアイデアへの道を開くことができます。

考えをすべて紙の上に吐き出し、そうした後で何を思いつくか見てみるのです。

自分でやってみるには、まず、紙や携帯電話の新しいメモなど、まったく白紙の状態から始めましょう。

すべてを書き出したら、それぞれのアイデアやタスクを優先順位とカテゴリでランク付けしていきます。仕事とプライベートでタスクを整理し、長期的なプロジェクトか短期的なプロジェクトかを確認してみるといいでしょう。

最後に、ブレインダンプのどの部分を今この瞬間の自分に割り当てるか、あるいは他の人に割り当てるか、後日自分で取り組むかを検討していきます。

生産性向上系ブロガーには、このエクササイズを「放出バルブ」と表現した人もいます。

他にも、ブレインダンプは自由に流れるように行い判断を挟まないプロセスであるべきだ、と強調する人もいます。ですから、手直しは控えるようにしましょう。

代わりに、後で使うクリエイティブな材料を生み出す方法だと考えましょう。

ブレインダンプを行うと効果的である理由がこちらの3つです。

1.ブレインダンプは創造性に火をつける

寄稿者のAytekin Tankは、リーダーや会社の創設者として、創造性を発揮する手段としてブレインダンプを利用していると話します。「実は、何千ものタスクやプロジェクトに追われている時は、頭はベストな状態でも一番クリエイティブな状態でもないのです」とTankは書いています

ブレインダンプを行うことで、注意残余という、直近の未解決のタスクが気になって引きずってしまう状態を解消してくれるため、頭の活用領域を解放することができます。

作家でコンピューターサイエンス教授のカル・ニューポートは、集中する作業に専用の時間を確保しないでいると、いかに人が「浅いタスク」を本当の仕事だと思い込んでしまうかということについて、2016年にFast Companyに語りました

「仕事上でも社会的にも、常につながっていることが不可欠だと思い込んでいる人がたくさんいますが、現実には、これは自ら課している要件なのです」とニューポートは説明しています。

自身の著作『大事なことに集中する』の中でニューポートは、1つのタスクから別のタスクに飛び移るといかに集中力が弱まり、時間が経つにつれて深い仕事のプロジェクトに取り掛かることがますます難しくなるかということを論じています。

ブレインダンプを行うことは、生活を埋め尽くす忙しいタスクの意味を理解するための第一歩となるのです。

2.ブレインダンプは複雑な感情を理解するのに役立つ

最終的には、まとまりのない考えを整理するのに役立てばこの方法は役目を果たしたということです。絡まった考えを毛糸玉だと考えてみましょう。

今それをほどく時間がないのなら、代わりにブレインダンプを行い、ごちゃごちゃに絡まった糸は別の容器に放り込んで保管しておくといいでしょう。

これに似た活動(日記を書くなど)に関する研究では、トラウマにも効果があることがわかっています。

ノースカロライナ州立大学と行ったテキサス大学の研究では、トラウマを経験した人はエクスプレッシブ・ライティング の手法を使うことで、不健全な行動を避けることができると示されました。

3.ブレインダンプは情熱を取り戻すのに役立つ

ブレインダンプを行った後で頭に落ち着く余裕ができると、自分の好きなことに集中できます。

仕事があり、その負担が常に高まり続けていると、忙しさのサイクルから抜け出すのが非常に困難な場合があります。そして、タスクで負荷が過剰になっていると、自分の本当の情熱から遠ざかってしまうのは言うまでもなく、燃え尽き症候群になってしまうこともあります。

燃え尽き症候群は、生産性の低下や自分らしさの喪失感などの症状と結びついています

さらに、燃え尽きたと感じる人は、仕事に幻滅したり、目標に到達することにさえ達成感が得られません。

このように感じていると、なぜその職務を引き受けたのか、あるいはなぜ権限を与えられてそのプロジェクトを行っているのか、見失いやすくなるのです。

ブレインダンプをしてみると、自分の好きなことをする上で何が邪魔になっているのか、もっと明確に視覚化することができます。

1日の生産性は朝に決まる。頭の中を整理する「ブレインダンプ」のすすめ | ライフハッカー[日本版]

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Originally published by Fast Company [原文

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