「間食はせずに3食きちんと食べよう」とか、「上手に間食を取り入れて、仕事の効率化を図ろう」とか、世の中にあふれる「間食」にまつわる情報にふりまわされてしまう私たち。

「食べ方に工夫をすれば、間食も悪くない」というならうれしいけれど、今度は何に手を出していいかがわからない…。

そんな悩めるビジネスパーソンに、間食の最適解をご紹介。上手に食べれば、集中力と記憶力がアップ。さらにマスクを長時間つけっぱなしで気になる口臭や歯周病予防にもなるとか。

「ポリフェノール、低GI、手軽でおいしい」が条件

医師の鈴木幹啓さんが著書医師が教える 最強の間食術』(アスコム)で語るには、間食でとりたいのは次の2つを満たすものだそうです。

・体内の老化を防ぐ公開の高い「ポリフェノール」がたっぷり入ったもの
・太りにくいもの(GI値が低いもの)

(『医師が教える 最強の間食術』5ページ)

「さらに、続けるためには手軽さやおいしさは欠かせない」という鈴木さん。この3つの条件を満たすものとして「高カカオチョコレート」をすすめています。

「カロリーも脂肪分も高くて太りそう…」といったイメージのあるチョコレートですが、選びたいのはカカオ成分が70%以上のもの。高カカオチョコレートにはポリフェノールが多く含まれ、食べても糖質が上がりにくい「低GI食品」であることも知られています。コンビニやスーパーでも簡単に入手できますし、最近は専門店もあって選ぶ楽しみも増えました。

高カカオチョコレートは、ビジネスパーソンにはうれしい集中力や記憶力のアップ口臭や歯周病の予防のほか、高血圧や内臓脂肪、動脈硬化、糖尿病といった、これから気にかけていきたい生活習慣病の予防・改善にも効果が期待されるのだそうです。

意外と知られていませんが、チョコレートは発酵食品。また高カカオチョコレートは食物繊維が豊富なので、腸内の環境整備にも最適というわけです。

仕事中だけでなく、起床後や食事前にも

そうはいっても、好き放題食べてもいいかというとそうではありません。身につけたいのはチョコをちょこちょこ食べる習慣。ポリフェノールは体内に蓄積しておくことができず、摂取後3〜4時間しか効果が続かないため、できるだけこまめに摂ることがポイントだそうです。

そこで鈴木さんが紹介するのは、1日の目安量25gを5回に分けて食べること。平均的な板チョコが50〜60gといわれていますので、1日分の推奨量はなんとなくイメージできるでしょうか。

おすすめの「チョコちょこ食べ」習慣

1)朝起きてすぐの「目覚ましチョコ」
2)朝食前に「チョコファースト」
3)昼食前に「チョコファースト」
4)14〜16時の「ごほうびチョコ」
5)夕食前に「チョコファースト」
※「ごほうびチョコ」を忘れた場合は、寝る前に「おやすみチョコ」を。

(『医師が教える 最強の間食術』49ページ)

上記の「チョコファースト」は聞きなれない言葉ですが、「ベジファースト」というとピンとくる人もいるかもしれません。

ベジファーストとは、血糖値の上昇を穏やかにする食物繊維を多く含む野菜などから食べ進める食事のアイデアのことで、食物繊維が豊富な高カカオチョコレートを先に食べる「チョコファースト」も、ベジファースト同等の効果が期待できるそうです。

「何か体にいい間食を」と、大量の買い出しや調理をする手間は不要。カカオ成分が70%以上のものを選んで、1日25gを目安に5回に分けて食べるだけ。

慌ただしい朝やランチの前に「チョコファースト」をしたり、作業の手をとめずに「ごほうびチョコ」をしたりと、手軽に高カカオチョコレートを取り入れれば、「そういえば最近、仕事に集中できるな」なんて手応えを感じられるはず。ぜひ続けてみてはいかがでしょうか。

Source: アスコム