ウォーキングや軽いランニングといった運動が仕事のパフォーマンスを上げることは、ライフハッカー[日本版]でもたびたびご紹介してきました。
しかし、散歩に出るのもおっくうになるこの暑さ…。リモートワークの日や休日に、家のなかでできる運動といえば「家事」。掃除や片付けだって、一生懸命に取り組めばいい運動になりますし、部屋も気持ちも整います。
家事が脳と心身にいい理由をまとめてみました。
まずは何も考えず、皿洗いに没頭してみて
「あのビル・ゲイツ氏も、毎日皿洗いをしている」
この記事では、そんなゲイツ氏を引き合いに出し、「さまざまなプレッシャーのなかで重要な意思判断を求められるビジネスエリートこそ、皿洗いという『なにも考えない時間』を持つことが大切」と説いています。
ただし、「だったらやってみようか」と重い腰を上げるのはNG。大事なのは、何も考えず、意思の力も使わず、行動に移すことなのだそうです。
こちらの記事を読み終わったら、何も考えずに立ち上がって、シンクに置いたコップでも洗ってみましょうか。
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家事は、より多くの感覚データを脳に届ける
上の記事では「皿洗いという何も考えない時間をもつことが大切」と紹介されていましたが、以下の記事は言い分が少し異なるようです。
作業療法士の菅原洋平さんが教えてくれたのは、「洗剤の泡立ちを確かめたり、指で食器のぬめりを確認したりしながら、皿洗いを丁寧に行なうだけで、脳により多くの感覚データが届けられる」ということ。
掃除や皿洗い、料理、洗濯など、動作のバリエーションが豊富な「家事」は、実はとても作業レベルが高い運動。シングルタスクにして没頭するように取り組むことがポイントだそうです。
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どんなに集中していても、30分に一度は立ちあがろう
仕事のパフォーマンスを上げるために、日々工夫を怠らないライフハッカー[日本版]の編集部員が、「ポモドーロ・テクニック」を試したレポートがこちらの記事。
「ポモドーロ・テクニック」とは、25分作業して、5分休憩するサイクルを繰り返すことで集中力を持続させるというテクニック。この30分にちょっとした家事を取り入れて挑戦しています。その結果は、いかに??
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正しい心のクセも、家事で身につけられる
仕事のパフォーマンス向上も、プライベートの充実も、結局は「心のあり方」に左右されるような気がします。
こちらの記事でも、「正しい心のクセ」を身につけるためには、ハードな運動は不要だと言っています。大切なのは、無理のない運動量を毎日継続すること。家の掃除や床拭きなど、家事をしながらこまめに体を動かすことをすすめています。
「幸福学」の第一人者、前野隆司さんが教える心の整え方、ぜひ「家事」を手段に実践してみてください。
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10分間で部屋はきれいになり、達成感も得られる
時間を測りながら物事に取り組むことは、効率化の方法の1つとして知られています。先ほどご紹介した「ポモドーロ・テクニック」でも、編集部員はタイマーで時間を測ってタスクに取り組んでいました。
せっかく家事について紹介してきましたので、最後に部屋の片付けでもしてみませんか? こちらの記事では、急な来客があっても困らない片付け方を紹介していますが、コツをつかめばキッチンでもデスク周りでも応用は可能。
「よーいスタート!」でタイマーを押して、10分間。空間がきれいになったら、不思議と身も心も整っていることを感じるのではないでしょうか。
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いかがでしたか? 軽い運動にもなり、部屋も思考もスッキリする家事術を習得して、仕事の効率化を底上げしましょう。