生産性が低い、太った、メンタルがやられ気味、体調も崩しやすい、どんなに寝てもスッキリしない…。

こんな症状に悩んでいる人は多いでしょう。何を隠そう、筆者がそうです。

対応策はありますか? エナジードリンク片手におうちエクササイズのYouTube動画を検索する? 睡眠時間をもっとのばしてみる? 話題の『ヤクルト1000』を飲んでみる? 

うーん、それでもいいかもしれませんが、効率的に改善するなら「いい睡眠」をとることがベストアンサーみたい。

ということで、今日は「いい睡眠」と「悪い睡眠」、そして 「いい睡眠へ導く睡眠の可視化」についてFitbit睡眠セミナーよりポイントをお伝えします。

「いい睡眠」とは何か?

「いい睡眠」とは、脳も体も十分に休めた睡眠のことを指すと、睡眠コンサルタントの友野なおさんは言います。

Fitbit「睡眠プロフィール」プレスセミナー/睡眠コンサルタント友野なおさんスライド資料より

そして、「いい睡眠」をとれていると、「生産性向上」「ダイエット」「学力向上」「免疫力向上」「美肌」といった効果が見込めるのだそう。

寝るだけダイエット」なんて、何とも眉唾ですが、睡眠の質を高めることで減量できた人は少なくないのだとか。実際に友野さんもその一人、過去に睡眠を解析して改善したことで15キロのダイエットに成功したと言います。

寝不足だと仕事や学業に身が入らないのは、誰でも経験があるはず。そして、生産性と学力向上をはかるのに適切な睡眠時間は7〜8時間。毎日とるのはなかなか難しい長さではないでしょうか。

しかし睡眠時間が適正=いい睡眠とは言えず、いい睡眠の定義は「睡眠の量×睡眠の質」なのだそう。

「悪い睡眠」だとどうなるの?

逆に「悪い睡眠」とはどんなものなのでしょうか。

友野さんによると、睡眠時間が不足していると就業中に怪我をする確率が1.6倍も高くなったりネットサーフィンをする時間が長くなったりすると言います。

また、睡眠時間が6時間以下だと風邪をひくリスクが4倍高くなるといったレポートもあるのだそう。

たしかに、仕事に集中できなくて、ついついネットサーフィンしてしまうことがあります。それが睡眠不足のせいとは意外でした。

逆に考えると質の高い睡眠で心身のコンディションを整えておいたら、仕事に集中できない時間が減り、無駄なネットサーフィンの時間も減らせるのかもしれません。

では、どうやって睡眠の質を高める?

では、どうやって睡眠の質を高められるのか? 友野さんが実践している効果的な方法が、睡眠の可視化です。

Fitbit「睡眠プロフィール」プレスセミナー/睡眠コンサルタント友野なおさんスライド資料より

理由は、「睡眠の問題点が浮き彫りになる」「最適な睡眠時間が見つかる」「モチベーションにつながる」の3つをあげます。自分の眠りを可視化して客観視することが、よりよい眠りへの入り口になると友野さんは説明しています。

睡眠の可視化には、トラッキングツールが必要不可欠。本格的かつ気軽に睡眠を改善したいなら、睡眠トラッキングのパイオニアであるFitbitを活用してみるのが最短距離かもしれません。なにせつけて寝るだけだから。

筆者も長く愛用していますが、その手軽さはもちろん、ウェアラブルの平均バッテリー寿命が5〜7日と長く充電頻度が低いところも負担にならず魅力を感じています。

「睡眠スコア」と「睡眠プロフィール」の違い

「睡眠スコア」をはじめとする睡眠の質の数値化と解析に力を入れてきたFitbitが、先日さらに一歩踏み込んだ「睡眠プロフィール」なる新機能をローンチ。ユーザーの睡眠パターンを長期にわたって分析し、傾向を教えてくれるのだとか。

かれこれ5年にわたってFitbitユーザーである筆者のリアルなデータをお見せしてその変化をお伝えすると一目瞭然。

睡眠スコアしかなかった頃と、「睡眠プロフィール」で得られる情報の違いをご覧ください。

睡眠スコアでわかること

Screenshot: 中川真知子 via Fitbit app

アプリで表示されるのは、日毎の「睡眠時間」「深い睡眠とレム睡眠」「回復」、そして睡眠スコア。各項目をタップすると、「睡眠状態」や「目覚めた状態」といった詳しい情報も表示されます。

筆者は、基本的にその日もしくは前日のデータを解析しつつ、「昨日は深酒したから目覚めた状態が頻繁にあったんだな…」とか「クーラーの設定温度が低すぎたから明け方に目が覚めたのかも」といった具合に原因を想像して、それらをやめてみるといった対症療法的なアプローチをしていました。

睡眠プロフィールでわかること

Screenshot: 中川真知子 via Fitbit app

一方の「睡眠プロフィール」は、データを長期スパンで解析して、自分の平均値を出してくれます。(睡眠の質は数字ではなく睡眠が特徴的な動物のキャラクターにたとえて表示されます。この記事では詳しい動物の説明を省きます)。

Screenshot: 中川真知子 via Fitbit app

長期のデータをみることで、就寝時間にばらつきがあることや、平均的な睡眠時間が7時間以下であることがわかりました。まぁ、ここら辺は自分でも想像がついていましたが…。

驚いたのは「熟睡までの時間」25分というデータ。自分では、横になった瞬間に気絶するように寝ていると思っていましたが、実際は25分もかかっていました。通常の範囲ではありますが、理想的な範囲を若干超えているようです。

このデータを見た時の筆者の気持ちを表すなら「悔しい」です。

他のFitbitユーザーと比較することで、自分のスリーパーとしての能力やスキルが明確になったからです。睡眠の質が高い方でないことは何となくわかっていましたが、まさか筆者が得意だと思っていた「熟睡までの時間」が理想的な範囲外だったとは。これは、受験模試でいうところのB判定です。これは何としてもA判定、もとい「理想的な範囲」に持っていきたい。これまでコツコツと取り組んでいた睡眠改善が、「睡眠プロフィール」によって競争に変化しました。

きっと、これが友野さんの言うところの、「睡眠を可視化することで起こるモチベーション」なのでしょう。睡眠データをバランスよく「理想的」にできれば、達成感を得られるだけでなく、「生産性向上」「ダイエット」「学力向上」「免疫力向上」「美肌」といった効果が期待できるかもしれません。断然やる気になりますね。

「睡眠プロフィール」は、有料プラン「Fitbit Premium」(iOSは月額650円、Android OSは月額640円)に含まれる機能。継続してデータをとるにはFitbitのウェアラブルを1カ月ほどつけたまま寝なければなりませんが、睡眠改善にグッとアプローチできるなら、それだけの価値は十分にありそう。

誰でも人は毎日寝るもの。質が高かろうが低かろうが、1日に何時間かは眠っています。その時間を最大限有効活用して、健康的で理想の自分につなげるか、つなげないかは、私たちの積極的な睡眠への姿勢にかかっています。

極論をいえば、「寝るだけ」で改善できるのだから、やらない理由はないと思いませんか。

Source: Fitbit