英会話はインド人に学べ!』(サチン・チョードリー 著、フォレスト出版)の著者は、母国インドはもちろんのこと、日本を含むアジア各国において多くの事業を成功に導いてきた実業家。

62の企業で英語を教えてもいるそうですが、先生というよりコーチとして指導を行ってきたのだとか。英語よりモチベーションアップや自己実現に導くコーチとして活動し、多くの人たちの目標を達成してきたというのです。

ところで、日本人が英会話を習得するのは難しいといわれています。著者はその理由について、

  1. 受験のための英語学習しかしてこなかった
  2. そもそも英語を本当に必要としていない
  3. 英語に触れる機会がない

といったことがあると指摘しています。

また学び方にしても、新しい習慣を身につける必要があるそうです。「教室に通う週1日、2日だけ英語に触れ、あとはまったく英語について考えない」というような生活をしている限り、英語を身につけることはできないというのです。

毎日、少しでもいいので英語に触れる機会をつくり、それを習慣化するということがとても重要だと、私は生徒さんに口を酸っぱく伝えています。

決してつらい努力を続ける必要はないのです。1日5分でも10分でもかまいません。毎日英語に触れる。

たとえば、自分の興味・関心のあることとセットにして学んでもいいのです。(「はじめに」より)

洋楽を聴いたり、以前に観たことのある映画を字幕なしで観てみたり、YouTubeでハリウッド俳優のインタビュー映像を観てみたり。そういう“楽しい努力”を日常的に積み重ね、英語の世界に自分から入り込むことが大切だというわけです。

そんな考え方に基づき、英語を話せるようにコーチングしながら進んでいく構成になった本書のなかから、「お礼を言う」をピックアップしてみたいと思います。

ほめられたら、なんと答える?

もしあなたが、“I like your shirt!”(そのシャツいいね!)と言われたら、あなたは何と答えますか?

多くの人は「そんなことないよ」と、せっかく褒められても否定しがちだったりします。「遠慮」とか「謙遜」は日本人の美徳の1つではありますが、英語圏では堂々と“Thank you!”とお礼で返すほうがいいですね。(20ページより)

相手としても、自分のことばを否定されるよりは、受け入れられてお礼をいってもらえる方が気持ちがいいもの。

また、日本語では誰かになにかをしてもらった際に「すみません」と口にすることが少なくありませんが、英語圏ではなにかをしてもらった場合には“Sorry”ではなく“Thank you”とポジテイブに返すべき。(18ページより)

きょうのフレーズ

Thank you for your help.

助けてくれてありがとうございます。

(21ページより)

【キーポイント】

★Thank you for…(名詞)=…をありがとう。

【フレーズ例】

Thank you for the birthday gift.

誕生日プレゼントをありがとう。

Thank you for the other day.

先日はありがとうございました。

Thank you for your consideration.

ご配慮ありがとうございます。

【キーポイント】

★Thank you for…(動詞+ing)=…してくれてありがとう。

【フレーズ例】

Thank you for cooking.

料理をしてくれてありがとう。

Thank you for calling him.

電話をしてくれてありがとう。

Thank you for letting me know.

私に知らせてくれてありがとう。

(以上、21〜22ページより)

【練習問題】英語でお礼をしてみよう

  1. お時間ありがとうございました。
  2. いろいろと(=すべてのことを)ありがとうございました。
  3. 彼女に私のメールアドレスを教えてくれてありがとう。

【答え】

  1. Thank you for your time.
  2. Thank you for everything.
  3. Thank you for letting her know my e-mail address.

(22ページより)

英語圏の人たちが頻繁に使うことばを30種に厳選し、フレーズにして「型」を習得。それを応用して会話パターンを増やしていくという方法が用いられているところが本書の特徴。

そのため、毎日の学習を「生きた英語」に変えていけるというのです。英語学習について悩んでいる方は、参考にしてみてはいかがでしょうか?

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Source: フォレスト出版