デスクワークの必需品といえばマウス。
そして、デスクワーカーに絶大な人気のマウスがLogicool(ロジクール)のMX Masterシリーズです。
そんな人気マウスの最新モデル「MX Master 3S」が6月16日に発売されたので、実際に使ってみた感想と旧モデル(MX Master 3)から進化したポイントをお話ししていきます。
まずはMX Master 3Sの外観デザインにクローズアップ
MX Master 3Sのデザインは、旧モデルとほぼ同じです。

MX Masterシリーズの代名詞である高速ホイールももちろんあります。

サイドホイールに便利なサイドボタン。

慣れるのに時間はかかりますが便利なジェスチャースイッチ。

また、1つのマウスで3台の端末に接続できるのもMX Master 3Sの魅力です。

旧モデルからどう進化した? 注目すべきポイント4つ
一番気になるのは、「MX Master 3Sが旧モデルからどう進化したか?」ですよね。
僕が実際に使ってみて感じた違いは以下の通りです。
1. クリック音の90%静音化

MX Master 3Sのクリック音は、ほぼ無音になりました。
クリック音をストレスに感じていたなら、3Sのこの変化は大きく、嬉しいポイントでしょう。
2. クリックの感触が気持ちよくなった

公式HPを見ると「以前と同じクリック感を維持」と書かれていますが、個人的にはクリック感は間違いなくMX Master 3Sの方が気持ちいいです。
言語化するのはなかなか難しいのですが、旧モデル(MX Master 3)はクリックした後、カチッ!という跳ね返り(小さな振動)が指先に伝わってくる。それに対してMX Master 3Sは、旧モデルにあったクリックの跳ね返りがほぼ感じないため、クリックの感触が心地いいのです。
僕が3Sへのアップデートで一番良いと感じたポイントはこれ。長時間のデスクワークになればなるほど、このクリックの跳ね返りの少なさに価値を感じます。
3. 4000DPI→8000DPIにセンサーが進化

センサーは旧モデルから2倍の8000DPIに進化しました。
このアップデートによって、より高速にマウスカーソルを動かせるようになります。
つまり、大きなウルトラワイドモニターなどを使っている人の場合、マウスを少し動かすだけで画面の端から端までカーソルを動かせるようになるので、作業スピードが上がる点でメリットだと言えます。

しかし、カーソルの動くスピードが上がると細かい作業がやりづらくなるため、必ずしも8000DPIへの変化は「良い」というわけではないでしょう。
4. Logi Bolt USBレシーバーに対応

MX Master 3SのUSBレシーバーの対応規格が「Logi Bolt」になりました。旧モデルのMX Master3は「Logicool Unifying」。違いは以下の表の通りです。
Logi Bolt | Logicool Unifying | |
接続台数 | 6台 | 6台 |
周波数 | 2.4GHz | 2.4GHz |
通信距離 | 10m | 10m |
暗号化接続 | ○ | × |
Logicool Unifyingとの一番の変化は、接続の安全性が増したこと。
つまり、Logi Boltレシーバー接続は、Bluetooth接続よりもマウスカーソルの反応が良く、かつLogicool Unifyingレシーバーと比べて暗号化による安全な接続ができるようになったというわけです。
変わらなかった残念ポイント

逆にMX Master 3Sで変わらなかった点もあります。それは「マウスサイズを選べない」という点。
MX Master 3Sは1サイズのみの展開のうえ、やや大きめにつくられています。
そのため、手のサイズが小さい男性や女性がMX Master 3Sを使うと「マウスが大きくて使いづらい」と感じる可能性も。
僕が以前使っていたエレコムのEX-Gというマウスは、S/M/Lのサイズ展開があり、自分の手の大きさに合わせて選べるのがメリットでした。

しかし、MX Master 3Sでもこの点は改善されず、1サイズしかないのは残念なポイントと言えるでしょう。
マイナーアップデートでさらに完成度が高まったMX Master 3S
僕はMX Master 3から3Sに乗り換えて2週間ほど経ちました。

旧モデルで特に不満を抱いていなかったので、「乗り換えたことによる感動はそれほど大きくなかった」というのが正直な感想です。
ただ、クリック音・感触は格段に3Sのほうが良くなっているのは間違いありません。
とはいえ、外出用として旧モデルのMX Master 3を使っていますが、クリック音について僕は今でもストレスに感じたことはないです。
なので、MX Master 3Sは「MX Master 3からのマイナーアップデートによって、より完成度が高まったマウス」と呼べるのではないでしょうか?
ツヨシ
ブログ・YouTube・SNSでガジェット・デスク周り改善を中心にレビューしています。
カッコ良い&快適なガジェットを好むこだわり強めのおじさんです。
Source: logicool