Apple Pencilのペン先「チップ」が、実は消耗品だったことをご存知でしたか?
もちろん純正の交換品もありますが、「純正がある」=サードパーティー製もあるということ。

今回は、エレコムから販売されている個性的なペン先3種(マットな表面仕上げのすべりにくいタイプ、透明素材タイプ、金属製の極細芯タイプ)を、ガラスフィルムを貼ったiPadで使い比べてみました。
エレコムのApple Pencil専用交換ペン先3種を比較

パーツの取り替えは簡単で、ペン先をしっかり摘まんで回すだけ。
上の写真は、左からすべりにくい、透明、極細タイプのペン先です。それでは順番に見ていきましょう。
心地いい抵抗感のあるすべりにくいタイプ

すべりにくいマットタイプは、本体が純正より若干青みがかった白色で、見た目・形状は純正と全く同じと言っていいほど。
筆圧をかけない時はサラサラとした書き心地ですが、軽く圧をかけると純正にはないグリップとクッション性を感じました。
画面との接地面がわかりやすい透明タイプ

次は透明のペン先。透明とはいえ、向こう側が透けるような感じではなく、ペンの内部構造が見えるのが特徴のペン先です。
Apple Pencilに近い書き味ですが、中のセンサー軸が芯のように見えることで画面との接地面がわかりやすく、純正の「真っ白いペンのような形をした棒」にはない使い勝手の良さがあります。
まるで金色の色鉛筆を使っているような、スケルトンならではのおしゃれ感も気に入りました。
細かな描画に適した極細タイプ

最後の金属芯の極細タイプは、すべるような書き心地が特徴。製図ペンのような印象で、細かな描画にも向いています。
タブレット表面にのせる時に少し噛む感じと、カツカツと音が鳴りやすいのが難点でしょうか。
梱包箱には、必ず保護フィルムと併用するように書いてあり、ガラスフィルムに傷がつかないか心配になりましたが、しばらく使ってみても特に傷はつきませんでした。
金属鉛筆のように紙に字が書けるほど柔い金属が使われているようなので、そこまで神経質にならなくてもいいかもしれません。
ペン先は用途や好みに合わせて使い分けるのが正解

ここまでバリエーションがあると選ぶのも大変ですが、主に字を書くなら「すべりにくい」ペン先を。紙に書くような実際の筆記具と併用する人は、使用時の感覚が近い「透明」のペン先、スケッチなど絵を描くことに使うなら、金属軸の「極細」から試していくのが良いと思いました。
お気に入りの筆記具を探すように、ペン先も自分の用途や好みに適したお気に入りの一品を探してみてくださいね。