Gather」は、仮想の「部屋」にユーザーが集まり、音声での会話やビデオ通話を行えるコミュニケーションツール。

ドット絵で描かれたレトロゲーム風のデザインが特徴で、無料で気軽にはじめられます。今回は、Gatherでできることや、使ってみて感じたメリットなどをご紹介します。

レトロゲーム風のワークスペースを無料で作れる

最近は業務向けでも同様のサービスがいろいろと出てきていますが、Gatherのいいところは、最大25人まで無料で利用できる点。

「継続して利用するかわからないけれど、とりあえず試してみたい」という場合でも気軽に導入できます。

Screenshot: 酒井麻里子 via Gather

なお、有料のプランは最大500人まで同時入室が可能で、イベント向けの2時間のプランが1ユーザーあたり2ドル、1日のプランは3ドル、月額プランは7ドルで利用できます。

まずは「スペース」を作成

最初に、「スペース」とよばれる部屋を作成します。

Screenshot: 酒井麻里子 via Gather

用途別に3タイプが用意されていますが、複数人で集まって一緒に仕事をしたり、会議や雑談をしたりといった使い方の場合は「Remote office」を選びます。

Screenshot: 酒井麻里子 via Gather

続いて想定している利用人数を選択し、次の画面で部屋の名前を入力してスペースを作成。

Screenshot: 酒井麻里子 via Gather

スペース内で使う自分のキャラクターは、肌の色や髪型、服などを選んでカスタマイズできます。

あくまでもドット絵なので精密に自分に似せて作れるわけではありませんが、髪型や服の色などの分かりやすい要素を工夫することで、特徴は出せそうです。

相手に近づくと会話ができる

他のユーザーをスペースに招待するときは、「Invite」ボタンから、相手のメールアドレスを指定して招待メールを送ったり、リンクを共有したりします。

Screenshot: 酒井麻里子 via Gather

招待方法には、Gatherのアカウント作成が必要な「メンバー」と、アカウント作成不要で入室できる「ゲスト」があります。継続的に使う予定があるならメンバーとして、一時的な雑談・交流が目的ならゲストとして招待するといった使い分けが可能です。

Screenshot: 酒井麻里子 via Gather

スペースにいる他のユーザーと会話できるかどうかは、相手との距離で決まります。

相手と距離がある場合は、マイクをオンにしても自分の声が相手に届くことはありません。

Screenshot: 酒井麻里子 via Gather

矢印キーの操作や移動先のクリックで相手に近づくと、相手のキャラクターの上にビデオ通話の小さなウィンドウが表示され、会話が可能になります。

ビデオをオフにしておけば、音声だけでのコミュニケーションも可能。作業しながらのちょっとした会話なら、ビデオオフ状態のほうが気軽です。

集中席や会議室も用意

Screenshot: 酒井麻里子 via Gather

集中して仕事をしたいときや、話しかけられたくない場合には、1人用のデスクに移動します。この場所では、デスク周囲のごく狭いエリアだけが会話可能なエリアに指定されていて、外から話しかけることができません。

Screenshot: 酒井麻里子 via Gather

大人数でコミュニケーションをとりたいときは、会議室を利用します。この場合、会議室内にいる人同士は全員、お互いに会話が可能になります。

なお、Gatherは、テキストチャットや画面共有の機能も備えているので、これらをあわせて活用すれば、一般的なWeb会議ツールに近い感覚で使うこともできそうです。

家具の追加や部屋のカスタマイズも可能

スペース内に設置する家具などのオブジェクトを追加することも可能。

右下のハンマーのアイコンをクリックすると、いくつかのオブジェクトを表示。

そこから「Open object oicker」をクリックすれば、すべてのアイテムを見ることができます。

Screenshot: 酒井麻里子 via Gather

オブジェクトのなかには、スペースに新たな機能を追加できるものもあります。

Screenshot: 酒井麻里子 via Gather

たとえば、「ホワイトボード」では、近づいて「x」キーを押すと、左側にテキスト入力、右側に手書き入力のスペースを備えたボードが現れます。

記入後のホワイトボードは、PDFや画像でダウンロードすることも可能。会議室などに設置しておけば、皆でブレインストーミングをしたい場合に重宝しそうです。

このほかに、テトリスなどのゲームができるオブジェクトや、近づくと火の燃える音が聞こえる暖炉、水音の聞こえる噴水など、音が連動したオブジェクトも用意されています。

スペースのカスタマイズも可能

スペースのレイアウトは、自由にカスタマイズすることが可能。

壁などの通り抜けできない場所を指定したり、そのエリアにいる人だけが会話のできる場所を指定したり、他のスペースに移動できる「ポータル」を設置したりできます。

Screenshot: 酒井麻里子 via Gather

家具の移動や削除・追加のほか、部屋の追加や削除も自由に行なえるので、慣れてきたら自分好みの空間にカスタマイズしてみるのもおすすめです。

継続して活用するには「場」づくりも大切

リモートワーク用のコミュニケーションツールは、そこに人が集まり、実際に使われる習慣が定着しなければ意味がありません。継続して有効活用していくには、その空間に集まりたくなるような「場」づくりも重要になります。

機能が充実し、カスタマイズ性も高いGatherは、アイデア次第でさまざまな工夫ができ、そんな「場」づくりがしやすいのも魅力といえるのではないでしょうか。

Source: Gather