Appleは、毎年WWDC(世界開発者会議)でiOS、iPadOS、macOS、watchOSの新バージョンを発表しました。
開発者向けベータ版が早速使える状態になっていますが、リスクはないでしょうか?
開発者向けベータ版は開発者がアプリをテストするためにある
パブリックベータ版は、Appleのアカウントを持っている人なら誰でも利用できます。しかし、開発者向けベータ版をインストールするには、Appleの開発者である必要があり、年間99ドルかかるアカウントが必要。
これが効果的な障壁になっています。
開発者向けベータ版は、最もリスクが高く、小さまざまなバグに確実に遭遇するはずです。
最悪の場合、別の場所にバックアップされていないデータはすべて失われます。
つまり、この最初のベータ版は、開発者がアプリをテストして新しいバージョンを作るためのものであり、一般の人が普段使いのiPhone、iPad、Macにインストールするためのものではありません。
開発者以外はパブリックベータ版を待つべき
Appleは開発者でなくてもソフトウェアテストに参加できるパブリックベータプログラムを用意しており、7月上旬に公開される予定です。それまでに、ベータ版の大きなバグは修正されるでしょう。
バッテリー寿命は(うまくいけば)安定し、個人データをすべて失うリスクは大幅に削減されるでしょう。さらに、Appleの公式ベータチャンネルを無料で利用できるようになります。
開発者向けベータ版はAppleの開発者向けWebサイトからのみダウンロードする
とはいえ、パブリックベータを待ちきれない人もいるでしょう。開発者である人や初期ベータ版の問題など気にしない好奇心旺盛な人は、どうぞインストールしてください。
ただし、まず、デバイスを必ず完全にバックアップしておくことです。また、開発者向けベータ版をインストールする場合は、Appleの公式開発者用アカウントからするようにしてください。
開発者プロファイル(あるいは、Mac を使って手動で復元できる IPSW ファイル)を直接ダウンロードできるWebサイトをたくさん見かけても、手を出さないことをおすすめします。
合法なものであっても、保証も安全確認もありません。