オンラインの場合、デマはあっという間に、広がります。

銃乱射事件の直後に誤って犯人にされてしまった、何の罪もない人たちのケースがまさにそうです。

そのデマがすごい勢いで広がっていったら、身の潔白を証明する方法を見つけるのは難しいでしょう。

今回は、オンラインでデマを拡散される被害に遭ったときにできることを説明します。

1. オンラインで自己弁護しても大丈夫かどうかを見極める

2022年5月24日、米テキサス州にある小学校で、痛ましい銃乱射事件が起きました。

その直後に、犯人は、Redditを利用しているトランスジェンダーの女性だという根も葉もない噂がネット上に流れ始めました

そこで、濡れ衣を着せられたこの女性は、自らの写真をRedditに投稿して、すでに犯人は射殺されていると報道されていることを挙げ、身の潔白を訴えました。

彼女のように、すぐさま問題の真っ只中に飛び込んでいくのも、選択肢のひとつであるのは確かです。

ただ、ここでは注意が必要です。反応するときは、簡潔でシンプル、かつ事実に基づくコメントを心がけましょう。

2. フォロワーが大勢いる友だちに助けを求める

SNSに大勢のフォロワーがいる友だちや家族がいる人なら(そのフォロワーが身近な人たちであっても)、助けを求めて、真実の流布に力を貸してもらってもいいかもしれません。

必ずしもすべての噂が、ネット暴徒の手によって犯罪の濡れ衣を着せられるレベルにまでエスカレートするわけではありません。

でも、それが卑猥な噂なら、何度も繰り返し再投稿されることが多々あります。そうなれば、たったひとりで事実を訴えても、デマに対抗するのは難しいでしょう。

誰かが救いの手を差し伸べて、あなたの言い分を聞きたいと言ってきたらその人に打ち明けることを考えてみてください。

ただし、自分の言い分をうまく説明できる自信がある場合に限ったほうがいいでしょう。

3. 弁護士を見つける

自分で自分を肯定的に語るのは、気がひける場合もあるかもしれません。大きな不安に見舞われているときは、とくにそうです。

その噂がとりわけ大きな被害をもたらしている場合には、代理人を務めてくれる弁護士を見つけたほうがいいかもしれません。噂がネットで広まっている場合には、誰でも検索できますし、抹消するのは不可能です。

弁護士を雇うなんておおごとだと思うかもしれません。でも、その噂があなたの身の安全や就職、評判、メンタルヘルスに悪影響を及ぼすのであれば、必要だと言えます。なかには、オンラインハラスメントが専門の弁護士や、関連するさまざまな影響を理解してくれる弁護士もいます。

信頼できる弁護士を見つけたいときは、こちら(英語)を参考にしてください。

では、弁護士はいったい、どんなことをしてくれるのでしょうか。

オンラインでの誹謗中傷を専門とする弁護士事務所Minc Lawによると、同事務所は、名誉毀損罪での提訴や、オンラインコンテンツの削除のほかに、匿名の犯人特定にも力を貸してくれるそうです。停止通告書を送るだけが弁護士の仕事ではないのです。

4. 有料サービスを利用して、ネットから姿を消す

お金を払えば、個人情報をウェブから削除してくれるサービスがあるので、利用を検討してみましょう。たとえば、DeleteMeHelloPrivacyなどのサービスを利用すれば、いまや電話帳に取って代わった個人検索サイトから、個人情報を消すことができます。

また、InstagramやFacebook、Twitter、Redditへの投稿もひと通りチェックして、自分の住所や電話番号を特定できる情報がないか、確認したほうがいいでしょう。

場合によっては、余計な嫌がらせを呼び込まずに済むように、過去の投稿を削除したり、アカウント設定をプライベートに変更したりといったことも検討してください。

誰もが、デマの嵐を乗り切らざるを得ない羽目に陥ることがあるかもしれません。

しかし、たとえそうなったとしても、デマを真実だと思い込んでいる人たちの相手をする必要はないのです。

Source: DeleteMe, HelloPrivacy, Minc Law, Reddit