カウンセリングの現場などで、じっと人の話に耳を傾ける「傾聴」という技術。ビジネスシーンでも、「もっと自分の話を聞いてほしい」と上司に望む部下が増えているとか。
人の話を聞く機会も、リアルやオンライン、メールなどと手段も増えている今、一度「傾聴」のスキルを確認しておくのもいいかもしれません。
深く理解し、決断や行動の瞬発力を高めるための傾聴
決断力やスピードといった仕事に求められる能力は多くありますが、その瞬発力を高めるのが「理解度」ではないでしょうか。自分が何をすべきか、どんなスタンスで返事をするべきかといった決断や行動は、すべて理解のもとで行なわれているからです。
この理解力も、「傾聴」によって高めることができることを紹介しているのがこちらの記事。
記事では、傾聴を「相手に興味・関心を寄せ、相手の話にていねいに耳を傾けながら、相手が伝えたい真意を理解し、共感するコミュニケーション技法」と定義づけ、その有用性を説いています。
傾聴スキルを身につけるウォーミングアップのためにも、まず読んでみてください。
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ただ聴くだけじゃない。質問する傾聴スキル
傾聴というと、こちらは言いたいことがあってもその気持ちをしまって、相手の話を聞くことに徹することだと思いがちですが、傾聴のスキルにも種類があるようです。
こちらの記事で紹介しているのは「アクティブリスニング(積極的傾聴)」という、真剣に徹底的に相手の意見を聞き、質問もしながら理解を深める技術です。
話したいのにさえぎられたり、いつの間にか相手の話にすり替わっていたりして、きちんと話せないと、ちょっと不満が残るものです。
そんな消化不良を防ぎ、相手に気持ちよく話させるコミュニケーション術を取り入れることで、より円滑な人間関係を築けるそうです。
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メールでのコミュニケーションにも有効
もう1つの傾聴スキルは、「リフレクティブリスニング(反射的傾聴法)」というもの。相手の話をしっかりと聞くことは大前提ですが、相手の話をそのままオウム返しにするのではなく、言い換えたり、解釈し直したりすることがポイントだそうです。
またこのスキルは、メールなど文字を使ったコミュニケーションにも応用ができるそうです。具体的な方法は、ぜひ下の記事を読んでみてください。
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オンラインでいい空気をつくる傾聴テクニック
オンライン会議は広く浸透したものの、話したいことがあっても遠慮したり、聞き取れなくてもあきらめてしまったり…という人はまだまだ多いのではないでしょうか。
しかし、PCの画面上にみんなの顔が映し出されるため、ちゃんと聞いているかどうかは、すぐに判断されてしまいます。
こちらの記事では、オンラインでいい空気をつくる3つのコツを紹介しています。
「表情、うなずき、姿勢、笑い、感動」は、傾聴の基本テクニック。幸い、オンライン会議中は、鏡を見なくても自分がどんな表情をしているかをチェックすることができます。いい雰囲気で話を聞いているか、チェックしながら練習してみましょう。
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傾聴は人間関係を良好にし、人生を豊かにする
「コミュニケーション能力の高い人」は、話し方や伝え方の上手な人をイメージしますが、コミュニケーションは「伝えること」と「受けとること」の両方があって初めて成り立つもの。そう考えると、聞くことを話すことと同じように意識するのは、とても自然なことだと合点がいきます。
良好なコミュニケーションは、良好な人間関係を築くだけでなく、人生をもおもしろくしてくれる。下の2本は、そんなヒントを教えてくれます。
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仕事はもちろんプライベートの人間関係も良くし、人生を豊かにしてくれる「傾聴」の技術。リアルでもオンラインでも、ぜひ意識して“聴いて”みませんか?