Appleは2020年に、M1チップを搭載したMacBookを2種類、発売しました。MacBook Airと13インチMacBook Proです。

今回は、2つのモデルの違いを説明していきます。

ちなみに、M1 MacBook ProはAppleストアでの販売が終了しました(2022年6月24日に、M2チップを搭載した新しい13インチMacBook Proが発売されます)。

けれども、中古市場では、まだM1 MacBook Proが出回っています。

デザインとサイズ

横から見たM1 MacBook
Image: Apple

ポイント

  • MacBook Airが手前にいくほど薄くなるテーパーデザイン
  • MacBook Airはわずか1.29kg、MacBook Proは1.4kg

MacBook Airは、低負荷の作業を目的としたモデル。冷却ファンのない設計で、音があまりしません。

それに対してMacBook Proは冷却ファンが内蔵されており、高負荷の作業をしているとファンが回り始め、本体温度の上昇を抑えます。

内蔵ハードウェアと性能

M1 MacBookのチップ
Image: Apple

ポイント

  • 同じM1チップを搭載
  • M1 MacBook Proは冷却ファンが内蔵。CPUやGPUに高負荷がかかる作業は、MacBook Airを上回る。MacBook Airはファンレスデザインだから
  • M1 MacBook Airのベースモデルには7コアGPU、 M1 MacBook Proは8コアGPU
  • ストレージとRAMは、どちらのベースモデルも、SSD容量が256GB、ユニファイドメモリが8GB
  • Thunderbolt 3に対応したUSB4ポート2つと、ヘッドフォンジャック付き

ということで、Appleストアのサイトで構成内容をカスタマイズするときには、選択を間違えないよう気をつけてください。どちらのMacBookも、SSDストレージは最大2TB、RAMは最大16GBに変更できます。

ディスプレイとスピーカー

ディスプレイを少し畳んだM1 MacBook
Image: MakeUseOf

ポイント

  • AirとProのどちらを選んでも、IPSテクノロジー搭載の13.3インチLEDディスプレイ。
  • 解像度は2560 x 1600ピクセルで、画素密度は227ppi。
  • 広色域(P3)とTrue Toneテクノロジーにも対応。

しかし、M1 MacBook Proのディスプレイのほうが、輝度が最大500ニトと明るくなります。一方、M1 MacBook Airは最大輝度が400ニトです。よって、屋外で使うことがあるのなら、100ニトの差に助けられるのは間違いありません。

どちらのM1 MacBookにも、ステレオスピーカーが搭載されていますが、Proはハイ・ダイナミックレンジのステレオスピーカーなので、ワンランク上です。スピーカーから聞こえてくるサウンドは、ベースが際立っている分だけパンチがあります。

けれども、M1 MacBook Airのスピーカーによるサウンドも、びっくりするほど迫力満点です。

キーボードとトラックパッド

M1 MacBookのキーボード
Image: MakeUseOf

ポイント

  • 同じMagic Keyboardを採用
  • ウェッジシェイプ(くさび形)のため、M1 MacBook Airのほうが入力は快適
  • MacBook Proの有利なところは、Touch Bar

どちらのMacBookにも同じようなトラックパッドがついていますが、M1 MacBook Proの感圧タッチトラックパッドのほうが大きめです。よって、Multi-Touchジェスチャーが使いやすい広めのパッドをお好みの場合は、M1 MacBook Proを選ぶのが正解でしょう。

バッテリー寿命と充電

M1 MacBookのバッテリー
Image: MakeUseOf

ポイント

  • M1 MacBook Airのバッテリーは49.9Whのバッテリー。ウェブ閲覧なら最大15時間、Apple TVアプリでの動画再生なら最大18時間
  • M1 MacBook Proは58.2Whのバッテリーで、Safariの使用で最大17時間、Apple TVアプリで動画を再生するなら最大20時間

MacBook Proはバッテリーの持続時間が長いのに加え、充電速度も一枚上です。というのも、AppleはMacBook Proに61WのUSB-C電源アダプタを同梱しているのです。

一方のMacBook Airはというと、30WのUSB-C電源アダプタとなっています。とはいえ、言うまでもなく、充電時間を短縮したければ、より強力な電源アダプタを購入すれば済む話です。

M1 MacBook ProとMacBook Air、決め手は?

このようにしてたどり着く究極の問いが、「それでもMacBook Proを選ぶ価値はあるのか」です。その答えは、MacBookを何の目的で使おうとしているのかによります。

動画を見たり、インターネットを使ったり、写真を編集したり、中程度の負荷しかかからない一般的な作業のためであれば、M1 MacBook Airのベースモデルで何の問題もないでしょう。長い目で見れば、メモリとストレージを追加しておくと助かるかもしれません。

けれども、動画編集や音楽制作といったクリエイティブな仕事で必要なら、高いパフォーマンスが持続するMacBook Proを選んで間違いはないでしょう。バッテリー持続時間が少し長めなのもポイントです。

販売が終了したM1 MacBook Proがお手頃価格で見つかったら、MacBook Airは忘れて、躊躇せずに購入してくださいね。

Original Article: M1 MacBook Air vs. M1 MacBook Pro: Is It Worth Going Pro? by MakeUseOf