実践型クリティカルシンキング 新装版』(佐々木裕子 著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、2014年6月に刊行された『実戦型クリティカルシンキング』を、一部表現を改めて復刊したもの。

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グローバル化とIT化が急速に進み、

前例も、成功例もない。

それがいま、私たちが生きる激動の時代です。

そんな時代に求められるのは、

もはや「言われたことをきちんと実行する力」

「誰かに敷かれたレールの上をひたすら走る力」ではありません。

「自ら考える力」、「共創する力」、「自己進化する力」です。

本書では、どんな環境でも、どんな国でも、

生き抜いていけるビジネススキルを提供します。(2ページより)

つまりタイトルにもなっている「実践型クリティカルシンキング」とは、「目指すものを自ら設定し、それを戦略的に達成するための思考法であり、「自ら考える力」の基礎となるスキルだということになるのでしょう。

ちなみにその本質に迫った本書は、企業の変革実現のサポートや多様性推進、経営人材育成に携わっている著者が実際に行った授業の様子を収録したものなのだそうです。

そんな本書のなかから、きょうは3時限目「何が問題なのかクリアにする」内の「『筋のよい』分解をするための2つの条件」に焦点を当ててみたいと思います。

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「筋のよい」分解の重要性

クリティカルシンキングのメリットは、「限られた時間、限られた情報で、それなりの結果や成果が出せる」こと。そして、それができるかどうかは、「筋のよい」分解ができるかどうかにかかってくるのだといいます。

「筋のよい」分解ができると、問題の本質をつかみやすくなります。世の中にはいろいろな分け方があるので、正解はありません。

正解はないんですけど、筋のよしあしはあります。筋の悪い分解をしていると、いつまでたっても本質にたどり着けません。もしくは、とても時間がかかって、「素早く結論を出す」というメリットを活かせません。(97ページより)

では、筋のよい分解の条件とはどのようなものなのでしょうか? その点を確認してみましょう。(97ページより)

1:MECE(漏れなくダブりなく全体がとらえられている)感があること

「どうしてこんなことが起きてるんだっけ?」を分解していく過程においては、「AかBかCなんだけど、そのうちCです」というように分解し、そこからさらに絞り込んでいくことになるでしょう。

しかし、もしもこの段階で、とても重要な可能性や選択肢が漏れていたとしたら、当然のことながら問題の本質にはいつまでたってもたどり着けません。

たとえば「Aさんはどうして売り上げが低いのか?」を分解した結果、「面談件数×成約率×1成約当たりの単価」になったとします。このとき「面談件数」×「成約率」だけで「1成約当たりの単価」が抜けていたりすると、もし「単価の高い顧客のリストをつくろう」という目的があったとしても、いつまでたってもそこには到達できないわけです。

だからこそ、分解をするときには漏れがあってはダメなのです。しかも絞り込むわけですから、ダブっていてもダメ。分解する際に、「漏れなくダブりなく」を実現できることが重要なポイントだということです。

この「漏れなくダブりなく」って聞いたことありませんか? MECE(ミーシー/Mutually Exclusive Collectively Exhaustive)という概念です。

人間でいうと、たとえば身長で分けたり年齢で分けたりすると、必ずMECEになります。住んでる土地、地域とかは、地域の定義がちゃんときれいにできれば、MECEになります。

MECEじゃない、つまり漏れやダブりがある選択肢だと、絞り込んでいくときに、間違ったものを消したり、消したはずの要素が残ってたりしてしまうんですね。(99ページより)

厳密に考えれば、多少漏れたりすることもあるでしょう。けれども、100%厳密でなくてかまわないのだとか。「すごく厳密に考えれば多少の例外はあるかもしれないけれど、直感的に違和感を覚えることなく、ほぼカバーされている」レベルで大丈夫だということ。あまり厳密に考えすぎず、“MECE感があればOK”という程度で進めればいいのです。(98ページより)

2:意味のある切り口の分解であること

分解するにあたって、もうひとつ大事なのは「切り方」「切り口」。つまり、課題を絞り込むとき、意味のある切り口でグルーピングされていることが求められているのです。

たとえば「なぜAさんの売り上げは低いのか?」の分解として、「面談件数×成約率×1成約当たりの単価」ではなく、「顧客地域別にAさんの売り上げを分析する」分解もあり得ます。

MECEでもある。そうしたら別の課題が見つかったかもしれない。何も見つからなかったかもしれない。何も見つからなかったら、切り口からやり直します。(100ページより)

すなわちこれは、営業のプロセス=「面談して、成約して、お金をもらう」に分けたら課題が見えてきた例だといえるでしょう。そして営業なので、「チャイムを押して、面談をして、成約する」というプロセスのどこかに大きな落とし穴がある可能性が高いということになるはず。そうやって考えたほうが、課題を見つけやすいわけです。

とはいえ、常に一回でうまくいくわけでもないようです。アタリをつけてやってみたものの、そこに課題はなにも見えなかったというケースも考えられるのですから。でも、そんなときには違う切り口で再度やってみることが大切

その結果、意味のありそうな切り口ができたら、どんどん絞っていけばいいのです。また、本質的な課題が見えるまでは、掘り下げている途中で「わかった気」にならないこともポイントだと著者はいいます。(100ページより)

冒頭で触れたように授業の様子を収録したものなので、実際に話を聞いているような感覚で読み進めることができるはず。その結果、知らず知らずのうちに、「実践型クリティカルシンキング」の要点を理解できるわけです。変化し続ける時代を生き抜くために、参考にしてみる価値はありそうです。

ハーバード・スタンフォード流天才を作るクリティカル・シンキング:書評 | ライフハッカー[日本版]

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Source: ディスカヴァー・トゥエンティワン

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