リモートワークの機会が増えるなか、この働き方のさまざまな利点を考慮して、リモートでできる仕事に移行したいと考える人が急増しています。
しかし、リモートワークがすべての人に適しているわけではないということに多くの人が気づきつつあり、時間を取って自分がこの環境で成功できるかどうかを考えてみることが不可欠です。この記事では、リモートワークに向いているかを見極めるサインを8つ見ていきましょう。
目次
1. スケジュールに柔軟性を求めている

9時から5時までの仕事は、誰にでもできるものではありません。従来の勤務時間帯に仕事モードに入るのが苦手だったり、つい夜遅くまで仕事をすることが多かったりする場合は、リモートでできる仕事のほうが合うかもしれません。
睡眠サイクルは人それぞれであり、ほとんどの人は社会で決められた勤務予定に合わせることができるものの、その時間帯に生産性を上げるのに苦労する人もいます。リモートワークでは、スケジュールを自由に組んで自分のクロノタイプ に合わせることができ、生産性の向上につながります。
さらに、家族やペットの世話など、ほかに用事がある場合でも、リモートワークであれば、融通のきかない勤務時間に合わせようとするのではなく、そうした用事をうまく避けつつ働けます。
2. タイムマネジメントに優れている
リモートワークには自律性がさらに求められるため、時間を管理し、ほとんど、あるいはまったく監督されることなく仕事を終わらせる方法をわかっていることが不可欠です。時間を管理して自律的に仕事をすることは、リモートワークを考えている人にとってなくてはならないスキルです。常に監督されることなく仕事に集中する能力が必要なのです。
誰かに見られずに集中したり仕事を終わらせたりするのが難しいと感じる場合、リモートでできる仕事はおそらく向いていないでしょう。
極端な例で言えば、時間を効率的に管理できないと、パソコン作業を止めるのが難しくなり、長時間労働となって、すぐに燃え尽きてしまい、キャリアや心の健康に支障をきたす恐れがあります。
3. テクノロジーに精通している

リモートの仕事には、チームや顧客とのつながりを保つために、さまざまなデジタルツールやプラットフォームの使用が求められるものがたくさんあります。
つまり、そうしたツールの基本的な機能を理解しているとともに、新しいツールの使い方をすぐに習得できることが必要だということです。
さらに、起こる可能性のある、よくある技術的な問題を自分で解決することもできなければなりません。ほとんどの企業にはITサポートがありますが、解決策を提供してもらうためには問題の詳細な説明を求められることがよくあります。
テクノロジーに関する自分のスキルに自信がない場合、リモートワークに向けた面接を通過するのに苦労する可能性が高いでしょう。
4. コミュニケーション能力が優れている
リモートで働くということは、SlackやZoomなど、社内コミュニケーションのアプリを使ってチームとのつながりを保つことに多くの時間を費やすことになる、ということです。
つまり、文章と口頭でのコミュニケーションに優れている必要があるのです。
メールやチャットアプリで自分の考えやアイデアを明確に伝えることが難しいと感じる場合、リモートでできる仕事に応募する前に、このスキルを向上させたほうが良いかもしれません。
5. オフィス環境では生産性が上がらない

誰もが1日中、人と一緒にいるのが好きなわけではありませんし、静かなほうがうまく働ける人もいます。
そのため、オフィス環境でのおしゃべりや動きに常に気が散ってしまったり、人と接するのに疲れてしまったり、仕事を家に持ち帰るほうが楽な場合は、リモートで働くことを考えてみるべきだというサインかもしれません。
リモートでできる仕事では、自分のニーズに合った環境で完璧なワークスペースを設計することが可能なため、集中することができて生産性が高まります。一方、ほかの人と一緒に仕事をすることでエネルギーが得られ、人と接するのが生産性に欠かせないという場合は、リモートワークは孤独な経験になりかねないため、オフィス環境にこだわったほうが良いかもしれません。
6. さまざまな場所で仕事をすることで創造的になれる
決められた場所に閉じ込められているとなかなか創造力が湧いてこないという場合は、リモートでできる仕事のほうがうまくいくというサインかもしれません。
従来のオフィスで仕事をしていると、すぐに平凡なものになり刺激的でなくなってしまうことがあるため、クリエイティブな人たちのなかには、アイデアが湧いてくるようにするには周囲の環境を変える必要があると感じる人がとてもたくさんいます。
有り難いことに、リモートワークでは、カフェでもコワーキングスペースでも自宅でも、どこでも仕事ができます。風景が変わると創造力に火がつくこともあり、これはリモートで働くメリットの1つです。
7. 旅行が大好き

メキシコで一番美しいリゾート地のどこかでピニャコラーダを飲みながら、あるいは新しい都市や文化を探求したりしながら仕事ができるということに喜びを感じるなら、リモートワークがぴったりかもしれません。
一般的に、リモートワークには特定の場所に滞在する必要があるものもありますが、仕事さえこなせば世界中どこでも働けるものもあります。そのため、一箇所に縛られることに魅力を感じず、デジタルノマドになる自由のほうが好みなのであれば、リモートで働くことを考えてみると良いでしょう。
8. 職場での多様性に理解がある
従来のオフィス環境で働くと、多くの場合、同じような経歴や価値観、文化や考え方を持つ人たちに囲まれます。
しかし、リモートワークの会社は通常、世界中から社員を採用しているため、さまざまな経歴を持つ人たちと仕事をする機会が得られるということであり、異文化について貴重な理解を深めることができます。
多様性に富んだチームと働き、さまざまな意見を交わすのが楽しいと思う人は、リモートワークで成功する可能性が高いでしょう。
変化の時?
リモートワークには独特の課題と利点がついて来るものであり、それは自分にとって最適なものかもしれませんが、あるいは大きな障害となる可能性もあります。
この働き方が自分に合っているかどうか、転職する前に時間を取って考えてみることが不可欠です。
Original Article: 8 Signs You Should Consider Working Remotely by MakeUseOf