漫画で読める「南の島の脱力幸福論」。国民の94%が幸せを実感している南国フィジー。コロナ禍で時代が変わりゆく中、「脱」資本主義の先頭に立つフィジー人から私たちが学ぶべき新常識とは?
今回はフィジーの就職面接についてのお話。フィジーと日本では、様相が全然違います。
まず、フィジーでは面接に遅刻してくる求職者も多いのです。
日本だとそれで一発アウトかもしれませんが、フィジーではまだまだ許容範囲。さて、日本とフィジーの違いをみていきましょう。















たとえば日本の就活では、学生たちは面接にいたるまでに、自己分析や業界・企業研究をしたり、いろんなタイプの就活本を乱読したり、エントリーシートや履歴書を何度も書き直したり、マナー講座や面接講座を受講したりと、数カ月、時には1年以上かけて、準備をし「面接武装」をしていきます。
それでも、本番の面接中に答えを準備していない質問をされてしまうと、慌てたりパニックになってしまうこともあるはずです。
しかし、フィジー人はそもそも準備をしてこないので、その場でいきなり慌てる必要もありません。ぶっつけ本番を楽しむだけ。
面接官側も「求職者の素」がみえやすくて便利です。
<原作・エッセイ>永崎 裕麻(ながさき・ゆうま)

移住先を探す「世界一周」の旅を終え、世界でいちばん幸せな国フィジーに移住し、14年目。ライフスタイルをアップデートする英語学校カラーズの校長。現在、フィジー・デンマーク・日本を行き来する「世界3拠点生活(トリプルライフ)」に挑戦中。著書に「世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論」(いろは出版)。
<イラスト>やまぐちかおり|https://gooillustration.jp/
1987年生まれ大阪出身、ドイツ・ベルリン在住。イラストレーターとして「寿命図鑑」(いろは出版)や 絵本「ないしょのオリンピック」(ほるぷ出版)など、書籍や雑誌、広告、ボードゲームにいたるまで幅広く手がける。原作の大ファン。