テレワークの生産性を高めるのは至難の業。特に、今まで自主的に働いてこなかった人はなおさらです。自分に厳しくしすぎれば継続が難しく、ゆるゆるでは先延ばしばかりになってしまうでしょう。
では、バランスの取れた、生産的な1日を過ごすにはどうしたらいいのでしょう。そのための3つのステップを紹介します。
目次
1. 働く時間を決める
まずは、仕事への取み組み方を決めます。スケジュールを決めてやるか、作業時間を決めてやるかのどちらかです。
スケジュールを決めるなら、1日の中で仕事に取り組む時間と休む時間を決め、それぞれブロックしておきます。
作業時間を決める場合、1日に何時間取り組むかは決めますが、実際のタイミングは柔軟にしておきます。この方法は、1日の作業時間が短めの仕事に向いています。
先延ばし体質の人はアプリなどを駆使する
また、先延ばし体質の人は避けたほうがいいでしょう。やると決めたら、中断することなく仕事に取り組めるよう、厳格な集中アプリおよびウェブサイトブロッカーを使用してください。好奇心を遮断することで、仕事に集中できるはずです。
「Cold Turkey Blocker」は、さまざまなブロックモードを提供しています。あらかじめ時間を決めておくことも、その都度手動で起動することも可能です。ポモドーロ設定も用意されています。さらに、「AppBlock」などの厳格なモバイルアプリブロッカーを併用してください。
ダウンロード：Cold Turkey Blocker Windows版｜Mac版（無料、プレミアムバージョンあり）
ダウンロード：AppBlock Android版｜iOS版（無料、サブスクリプション契約あり）
2. ローリングタスクリストをつくる
タスクリストがめちゃくちゃでは、時間配分などとうていできません。そこで、「Ivy Leeメソッド」がおすすめです。
このメソッドでは、1日に5つのタスクだけをセットします。タスクの難易度を問わず、5つが上限です。そうすることで、タスクの詰め込みすぎを防ぎます。
また、優先順位付けがうまくなるでしょう。というのも、いつまでも昔のタスクを引きずらずに、常に最新のタスクリストをつくり続けなければならないからです。
さらに、毎日同じような日々の繰り返しになることもなくなります。
上限を守るために、それを強制してくれるToDoアプリが必要です。その意味で、かんばん方式を採用している「Trello」がおすすめです。同時に、List Limits Power-Upを使ってください。これによりリストにカウンターが付き、制限を超えると警告が表示されます。
ダウンロード： Trello Windows版｜Mac版｜Android版｜iOS版（無料、サブスクリプション契約あり）
3. 短期目標と長期目標を定める
目標がなければ、方向性を見失ってしまいます。そこで、大きな理想だけでなく、その途上で祝福すべき短期目標を持つようにしてください。
長期目標は、自分が目指す理想を思い出すうえで欠かせません。
短期目標は、それに向かって日々の仕事を進めることで、前進している感覚と達成感を得られます。
それによりモチベーションを維持しつつ、エネルギーを高めることができるのです。
Trelloでは、日々のタスクを目標に紐づけることができます。これにより、どのタスクが何に貢献しているかが一目瞭然になります。やり方は、「自動化」メニューでルールを新規作成します。
そして、以下の手順を行ないます。
- 目標に関連するラベルを決める。ルールの「Trigger」は、「when the ［色の名前］label is added to a card」を選択
- 「Action」は「Cascade」タブを選び、「Advanced」オプションが表示されるようにする
- 2つのアクションを選択する：「find a card titled ［目標名］」「link the cards together」。これで、タグ付けされたタスクが関連する目標に関連付けられる
自分の仕事時間を管理しよう
厳格な集中ツール、スマートなタスクリスト、そして明確な目標があれば、1日を生産的に組み立てることができるはず。自分に合った方法が見つかるまで、実験を繰り返してみてください。
そして、これらのテクニックを駆使して、タイムマネジメントのスキルを高めましょう。タイムマネジメントが上手になると、時間をうまくコントロールして、より多くの仕事をこなせるようになりますよ。
Source: Cold Turkey, Google Play(1,2), App store(1,2), Trello, Windows Apps, Mac App Store
Original Article: How to Create a Productive Remote Work Schedule by MakeUseOf
