macOSで複数のアプリを使っていると、デスクトップが少しゴチャゴチャしてきます。そんな時は、マルチタスクがしやすくなるAppleのデフォルトツールを使いましょう。
今回は、「Mission Control」と「Split View」、そしてMacで複数のアプリで作業するためのその他のツールを4つ見ていきましょう。
1. Mission Control
Mission Controlは、macOSで複数のウィンドウやアプリ、デスクトップで作業するための優れた機能のひとつです。
ひとつのキーを押すだけで、開いているすべてのアプリを表示。
さらにキーの組み合わせによって、スペースを素早く切り替えることができます。
大抵の場合、「F3」キーでMission Controlを起動しますが、システム環境設定で独自にショートカットキーを作成することも可能。
デフォルトでは、「Control + 上矢印(↑)」キーでもMission Controlが起動し、「Control + 下矢印(↓)」キーでそのアプリだけが個別に画面に表示されます。
後者の表示では、「Tab」キーでアプリを切り替えたり、関連するウィンドウを管理したりすることも。

Mission Controlを起動すると、スクリーン上部にSpacesバーが表示されます。ここで、「+(プラス)」ボタンを押してデスクトップをさらに追加したり、「Option + X」キーで追加したスペース(デスクトップ)を閉じたりすることができます。
現在macOSでは、一度に最大16のアクティブなスペースを追加可能。
Mission Controlを起動せずにデスクトップ間を切り替えたい場合は、「Control + 左矢印(←)」もしくは「Control + 右矢印(→)」で素早く移動できます。
特定のデスクトップでどのアプリを表示するか選びたい場合は、「Control」キーを押したままDockのアイテムをクリックし、「オプション」に行き、「すべてのデスクトップ」、「このデスクトップ」、「なし」の中から割り当て先を選ぶことができます。
最後に、「システム環境設定 > Mission Control」でMission Controlの設定にアクセス可能。カスタマイズできるオプションはわずかですが、いくつかのツールの動作の仕方を管理できるようになっています。
2. Split View
Split Viewは、同時に2つのアプリで作業をしなければならないけれど、スペースを追加するのが面倒な時に便利です。この機能は、大きなディスプレイで使うのが一番。
macOSでのSplit Viewの使い方は以下の通りです。
1. 分割したい2つのアプリを開く。
2. 最初のアプリで、全画面表示のボタンにカーソルを合わせるか、長押しする。
3. 「ウインドウを画面左側にタイル表示」または「ウインドウを画面右側にタイル表示」を選択する。

4. 開いているウィンドウの中から、もうひとつのアプリを選ぶ。

全画面表示のボタンをクリックするか、「Esc」キーを押せば、いつでもSplit Viewを解除できます。
3. キーボードでアプリを切り替える
Windowsに慣れている人は、「Alt + Tab」キーで開いているアプリを切り替えられるというのをご存知かもしれません。AppleのmacOSにも、キーの組み合わせは少し違いますが、似たような機能があります。
- 「Cmd + Tab」キーで、開いているアプリを右から左に切り替える。
- 「Shift + Cmd + Tab」キーで、開いているアプリを左から右に切り替える。
また、「Cmd + Tab」キーを押した後で、左(←)や右(→)の矢印キーを使って、開いているアプリを選ぶこともできます。その場合は、コマンドキー(Cmd)は押したままにしておかなければなりません。
アプリの選択パネルを開いた状態で、「Q」キーを押すと、その時点で選択されているアプリを閉じることもできます。
4. 同じアプリのウィンドウを切り替える
「Cmd + Tab」キーでアプリの切り替えをする時に、開いているアプリの特定のウィンドウを指定することはできません。しかし、別のショートカットキーを使えば、この問題は解決できます。
「Cmd + `(グレイヴ・アクセント)」キーを押すと、その時開いているアプリのウィンドウを順に切り替え。キーボードによっては、代わりに「Cmd + ~(チルダ)」キーを使わなければならないかもしれません。
Original Article: 4 Features That Make It Easy to Work With Multiple Apps on a Mac by MakeUseOf