Appleは46日ぶりに、iPhoneとiPadの両方に最新のソフトウェア・アップデートとなるiOS15.5とiPadOS15.5をリリースしました。

このアップデートは、今すぐ、すべての対応デバイスで利用できるはずです。

本記事で今回のアップデート内容をご紹介しますので、すでにアップデート済みの人にも、初めてこのアップデートのことを知った人にも、参考になれば幸いです。

ウォレットアプリでApple Cashカードから送金&送金依頼が可能に(iOS 15.5)

新しいソフトウェアのリリースノートによると、主な変更点がiPhoneでは3つ、iPadでは1つあります。

まず、iPhoneのウォレットアプリでApple Cashカード(Apple Cardからのキャッシュバックが貯まるデジタルカード)から送金や送金依頼ができるようになりました。

Apple Cashを使った送金機能は、これまではiMessageを経由する必要がありましたが、iOS 15.5では、ウォレットアプリから直接のやり取りが可能になり、手持ちのApple Cashの金額が最初からわかるようになりました。

ただし、Apple Cashは日本では利用できません。

27件のセキュリティの脆弱性を修正(iOS/iPadOS 15.5)

2つめは、アップデートを行なう最も重要な理由となり得るセキュリティパッチの適用です。

Appleは、iOS15.5とiPadOS 15.5で27件のセキュリティの脆弱性を修正しました。ちなみに、この記事の本題からは外れますが、macOS 12.4で50件以上の問題を修正しました。

セキュリティの脆弱性があると、悪意ある攻撃者がそのセキュリティの欠陥を悪用する方法を発見した場合、デバイスとそこに保存されているデータが危険にさらされる可能性があります。そのため、可能な限りアップデートすることが不可欠です。

今回iOS15.5とiPadOS 15.5が修正したバグについて詳しく知りたい場合は、Appleのホームページでご確認ください。

Podcastがダウンロード数を管理するように(iOS/iPadOS 15.5)

次は、Apple Podcastsのアップデートです。

iPhoneやiPadに保存されるエピソードの数を制限し、古いエピソードを自動的に削除する設定がiOS15.5とiPadOS15.5に追加されました。

この変更は、遅ればせながら必要でした。

Appleが昨年行なったPodcastの大幅な設計変更により、設定が狂うことが多発。その結果、あまりに多くのエピソードがデバイスに保存されてハードディスクが満杯になり、データ管理が不可能になるという困った事態に陥りました。

今回のアップデートでこの問題が多少なりとも軽減されることを期待します。

旧バージョンのバグの一部を修正(iOS/iPadOS 15.5)

最後に、iPhoneのバグの修正について1つ。

Appleは、ユーザーの帰宅時や外出時に作動するはずのホームオートメーションが作動しないことがあるという問題を修正しました。

外出時や帰宅時に、照明、エアコン、ホームセキュリティなどが自動的に調整される点がホームオートメーションの最大のセールスポイントなので、Appleがこのバグを修正したことは朗報です。

とはいえ、今回のアップデートがマイナーであることは否めません。新しい絵文字や華々しい新機能、ユーザーが抱えている可能性があるその他の問題に対処する主要なバグの修正などはありません。

でも、ご心配なく。Appleは来月のWWDCイベントでiOS 16とiPadOS 16を発表することになっており、iPhoneとiPadに大幅な変更をもたらすことは確実です

少なくとも、15.5よりも多くの変更があるはずです。

iPhoneとiPadを15.5にアップデートする方法

この記事の執筆時点では、すべての対応デバイスでアップデートが可能なはずです。

対象デバイス

具体的には、iPhone 6S以降、iPod touch(第7世代)、iPad(第5世代)以降、iPad Air 2以降、iPad Pro mini 4以降、iPad Pro 12.9インチ(第1世代)以降、iPad Pro 9.7インチ、iPad Pro 10.5インチ、iPad Pro 11インチ(第1世代)以降が対象となります。

アップデート手順

アップデートするには、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」と進み、iOSまたはiPadOSが新しいソフトウェアを確認するのを待ちます。

表示されたら、画面の指示に従って15.5をダウンロードし、デバイスにインストールしましょう。

Source: Apple