「Android」デバイスには、デジタルライフの面倒なあれこれを解決してくれる便利な機能がたっぷり詰め込まれています。なかでも一番助かるものの1つが、パスワードマネージャーでしょう。

パスワードマネージャーは、ユーザー情報を保存してスムーズなログインを可能にしてくれるだけでなく、使っているアプリやウェブサイトごとに、強力な固有のパスワードを作成する機能も持っています。

この点は重要です。サイバー犯罪を企てるハッカーは、あの手この手で弱いパスワードを破ろうとしていますし、パスワードを使い回していると、ログイン情報を盗まれた時に複数のアカウントに不正侵入されてしまうからです。

米Lifehacker編集部ではこれまで、評価の高いサードパーティーのパスワードマネージャーサービスを使うようお勧めしてきました。

ですが、Android純正のパスワードマネージャーは無料で、デバイスにデフォルトに組み込まれているという長所があります。つまり、アプリをわざわざ買ったり、ダウンロードしたりしなくても使えるのです。

また、暗号化されたパスワードを、ユーザーのGoogleアカウントとリンクしてくれるのも便利な点です。

このおかげで、Googleアカウントでサインイン済みのデバイスならどこからでも、保存したログイン情報にアクセスできます。さらにGoogleはパスワードを監視していて、パスワードが漏えいした時には警告してくれます。

目次

Androidでパスワードマネージャーを有効にする方法

保存したパスワードを管理する方法

パスワードの安全性を確認する方法

パスワードデータをエクスポートする方法

個人情報や支払情報なども自動入力が可能

Androidでパスワードマネージャーを有効にする方法

Googleの自動入力サービス
  1. Androidデバイスで、「設定」アプリから、[プライバシー>Googleの自動入力サービス]と進むか、設定メニューの検索バーに「自動入力サービス」と入力すると設定に移動できます。
  2. [Google自動入力を使用する]のトグルボタンをオンにします。
  3. このサービスを使用したいGoogleアカウントでサインインされているかを確認しましょう。
  4. Googleで自動入力のメニューから[パスワード]を選び、パスワードマネージャーのメニューを開きます。
  5. 画面右上に表示される、歯車の形をした設定アイコンをタップし、[パスワードを保存する]のトグルボタンをオンにします。これで、使用するアプリやGoogle Chromeで訪問するウェブサイトのログイン情報がデバイスに保存されます。ただし、Googleのパスワードマネージャーでは、FirefoxやMicrosoft Edgeなど、Chrome以外のブラウザで使っているパスワードは保存されません。とはいえ、これらのブラウザも独自のパスワード管理機能を用意しています。

これらの設定を有効にすると、アプリやウェブサイトで新規アカウントを作成するたびに、Androidスマートフォンが新しいパスワードを提案し、設定したパスワードを安全に保存してくれます。

これに加えて、パスワードマネージャーには以下のようなオプション設定があり、こちらも有効化することができます。

パスワードマネージャーのオプション設定
  • サインインの手間をさらに省きたいなら、[自動ログイン]をオンにすると、ユーザー名とパスワードを入力する画面になった時には常に、デバイス側で自動入力してくれます。
  • セキュリティをさらに高めたいなら、[パスワードアラート]をオンにすると、保存されたパスワードがネット上で公開されていることがわかった時に通知してくれます。漏えいしたパスワードがないかチェックする「Have I Been Pwned」を使うのと似ていますが、Googleの場合は常時、自動でパスワードをチェックし、ログイン情報が漏れている時はアラートを送ってくれます。

保存したパスワードを管理する方法

使っているデバイスでGoogleのパスワードマネージャーを有効化すると、このサービスのメニューで、保存したパスワードの検索や閲覧、編集が可能になります。保存したログイン情報はすべて、画面の下のほうに一覧表示されます。

パスワードマネージャーの管理機能

このリストにあるウェブサイトやアプリのどれかを選んでタップすると、アカウント情報と現在保存されているパスワードが表示されます(ただし、このメニューにアクセスするには、ロック画面解除用のPINかパスワードの入力、あるいは指紋認証が必要になります)。

表示画面までたどり着けば、保存されているパスワード情報の編集や削除が可能です。

パスワードの安全性を確認する方法

パスワードのセキュリティに関するアラートを受け取った場合や、保存されているパスワードの強さをチェックしたい時は、「設定」アプリから[プライバシー>Googleの自動入力サービス>パスワード]と進み、[パスワードを確認]を選択して、パスワードチェックアップツールを立ち上げます。

次の画面で[パスワードを確認]を選び、次に表示される指示に従ってください。

パスワードデータをエクスポートする方法

Googleのパスワードマネージャーからパスワードデータをエクスポートする時は、「設定」アプリから[プライバシー>Googleの自動入力サービス>パスワード]と進み、さらにそこの設定アイコンをタップして、[パスワードをエクスポート]を選びます。

これで、パスワードデータを収めたファイルが作成されるので、『1Password』などのほかのサービスにインポートしたり、オフラインの場所に保存して、バックアップとして使ったりすることができます。

個人情報や支払情報なども自動入力が可能

厳密には、Googleのパスワードマネージャー機能とは呼べないのですが、Android搭載のスマホでは、パスワードのほかにも多くの有用な個人情報を保存し、自動入力させることができます。

たとえば、氏名や誕生日、性別などの個人に関する情報、自宅や職場、よく訪ねる場所の住所、クレジットカード番号や「Google Pay」などの支払い方法などです。

これらの情報についても、「設定」アプリから[プライバシー>Googleの自動入力サービス]へ行くことで、機能を有効化したり、保存されている情報を編集したりできます。

Source: Have I Been Pwned