筆者の両親はアスパラが大好き。緑の野菜といえば、何よりもアスパラ推しです。
前回サクラメントに住む彼らのもとを訪れた時、筆者はそのアスパラを料理するという重大なタスクを与えられました。
そこでシンプルに、オリーブオイルと塩で手早くソテーし、レモンをかけて出しました。するとステップファザーはこう言いました。
このアスパラ、おいしいね。レモンがいい。
「春野菜×レモン」は至高の組み合わせ!
どうやら彼は、春野菜とレモンというパーフェクトな組み合わせを食べたことがなかったようなのです。なんともったいない。
だって、どんな食材も、少しの酸味で味が締まるというのに。特にレモン果汁は春野菜にぴったり。
さわやかでジューシーなレモンの果汁が、まだ青い野菜の味に、華を添えてくれるのです。
おすすめの春野菜&その他の調味料は?
アスパラ以外にも、スナップエンドウ、ランプ、ゼンマイなどでも同じです。
炒めたらフライパンから出して、軽くレモンを絞ってみてください(ここで、直接フライパンにレモンを絞らないのがポイント。果汁に火が通ってしまい、せっかくのさわやかさが失われます)。
そこにパルメザンとコショウが加わると完璧です。
チーズとコショウは、イタリアでは「カチョ・エ・ペペ」と呼ばれ、それだけで見事なコンビとして有名です。
そこにレモンが加わることで、塩気、酸味、辛味、そしてうま味が、一度に口の中に広がるのです。もちろん、新鮮でちょっぴり苦い、春野菜そのものの味もしっかり生きています。
言うまでもなくチーズはパルミジャーノ・レッジャーノが王道ですが、ペコリーノも負けていません。熟成期間の長いゴーダも感動もののおいしさです。
あ、チーズはフライパンの上ですりおろしてもOKですよ。熱が加わることで、フリコと呼ばれる、パリパリになったチーズが楽しめます。
逆に、熱を止めてからチーズを加えれば、雲のようにふわふわなチーズが楽しめるでしょう。
その場ですりつぶした新鮮なコショウが、ピリッと食欲をそそります。いろいろな色のコショウの実を試してみるのもいいでしょう。
春野菜の味が締まる調理手順
ということで、まとめです。
まず、いつも通りに野菜を炒めてください。鮮やかな緑と絶妙な食感のために、強火で手早く炒めるのがポイントです。
カリカリ食感を楽しみたければ、フライパンのままチーズをかけましょう。
お皿に盛ったらレモンを絞り、コショウをすって完成です。
ふわふわのチーズがお好きなら、炒めたアスパラをお皿に盛ってからレモンを絞り、次にチーズ、コショウの順にかければ完成です。
さあ、アツアツのうちに召し上がれ。