あなたは何でも(少なくともある程度は)自分でコントロールしたいタイプの人ですか?

自分が何でもかんでもコントロールしようとする罪を犯しているかもしれない、と薄々感じているか、確信を持っているかでしょう。

あなたは、誰か他の人が仕切るのが嫌いです(遅かったり、やり方を間違っていたりするので)。

変化があると不安になり、サプライズは楽しくなく、トロいことにイライラして、自分の計画通りにいかないと満足しません。

他の人の洗濯や食器洗いのやり方が気に入らない場合、口汚い言葉で罵ったりしていませんか?

身に覚えがある人は心して読んでください。

自分がコントロールしたがりかを見分ける方法

おそらく、自分ではわかっていると思いますが、万が一、これまで恥ずかしい思いをするような目に遭ったことがなかったり、誰にも指図するのはやめてくれと言われたことがない場合は、以下の兆候がないか確認してください。

  • 水準の高い完璧主義者である(そして、誰もその水準は満たせないと思っている)。
  • 行動やイベントの詳細(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ)を逐一知っておきたい。
  • 綿密に計画を立て、思いどおりにいかないと腹が立つ。
  • 正しいやり方はひとつしかなく、それがたまたま自分のやり方なだけ。
  • 他の人が自分の計画を台無しにする、もしくは違うやり方でやると怒る。
  • 自分が仕切るのが好き。その方が失敗が少なくなる。
  • 他の人に、その人に合ったやり方で自由にさせるのが苦手。それどころか、細かく口出しする。
  • 自分にも他人にも過剰なほど批判的。

コントロールしたくなる理由(それが人生にどのような悪影響を及ぼすか)

「行動をコントロールしようとするのは、不安や恐れから起因していることが多いです」と、認定臨床ソーシャルワーカーのSharon Martinが「Psychology Today」で書いています。

物事がコントロールできないと感じると、安心感(もしくは幸せや満足感)を感じるために、コントロールしたくなるのは自然なことです。

家庭で恐怖を感じたり、家庭内が管理されていないような、予測不能な親の元で育ったのが原因なこともあれば、厳格で心配性な保護者から学んだことが原因の場合もあります。

完璧主義と密接に関連しています。完璧にできないことが苦痛なので、予測できることを求め、リスクを遠ざけ、他人に厳しい基準を課し、自分が成功するとわかっていることにしか挑戦しなくなります。

問題は、私たちは他人や状況を実際にコントロールすることはできない、もしくは「完璧に」何かをすることはできない、ということです。

Martinはため息をつきながら、言っています。

躍起になってコントロールしようとしても、結局気分は良くなりません。

実際、人の行動をコントロールしようとすると、大抵人間関係に問題が生まれ、イライラしたり、ストレスを感じたりします。

パートナーとの生活で大きな変化(引越し、転職、出産など)を経験したことがある、仕切りたがり屋やコントロールしたがりな人は、「なんでそんなことするの?」と相手にキレても、家庭円満にはつながらないとわかっています。

人をコントロールしようとする行動は、精神的、肉体的なストレスを生むだけでなく、大事な人間関係を損なうおそれがあります。

コントロールしたくなるのを止める方法

コントロールや指図をしたくならないようにする、実践的な方法がいくつかあります。

これを常に肝に銘じるのは簡単ではありませんが、何度も時間をかけてやっていけば、最悪の衝動を抑えるのに効果があります。

1. 恐れに向き合う

「この状況を自分がコントロールしなかったらどうなるだろう?」と自問自答してみてください。

「この世の終わり」のような気分になったり、最悪の結果になることを心配するかもしれませんが、その可能性は非常に低いことを認識しましょう。

2. 自分がコントロールしようとしていることは本当に効果があるか判断する

Tony Robbinsは、「自分がコントロールしようとしている努力は永続的な変化を生むだろうか?」と自問することで、自分の行動に対する真実と自己認識が得られると言っています。

もしその行動が効果的で、人間関係に悪影響を及ぼさないのであれば大丈夫です。

そのままいきましょう。そうでない場合は、それは止めろという合図です。

3. 完璧主義のせいで停滞していることを自覚する

潜在意識で信じている魔法の薬とはほど遠く、完璧主義はあなたの邪魔をしています。

  • あなたが書いたものは、誤字脱字がまったくないかもしれませんが、何度見直しましたか?
  • 言葉選びにどれくらいの時間こだわりましたか?
  • プロジェクトや仕事を始めなかったことは何度ありますか?
  • 怖いから、もしくは失敗するかもしれないからと、新しいことをやろうとしなかったり、人にチャンスを与えなかったりしたことは何度ありますか?

すべてを完璧にしようとすると時間がかかり、自分の成長や経験から学ぶことを制限します。

4. 根本的な原因を調べる

自分がそんなにコントロールしたがる原因が何かわかっていますか?

わかっていない場合、原因を調べるのに自分と向き合ってじっくり考えてみましょう。

セラピーや瞑想、子どもの頃のことや人格形成に影響がありそうな経験を思い出して書き出してみるのもいいです。このようなことをすると、コントロールしなければならないという強迫観念や恐怖を煽っている原因を理解するのに役立ちます。

そのような強迫観念や恐怖を煽るような行動は、今でもありますか?(とっくに昔のことでも、習慣として続いてることがよくあります)

5. 自分が常に正しいわけではないと認識する

エゴを手放したほうがいいタイミングです。もちろん、あなたのやっていることが悪いわけではありません。あなたの細かなことに気づく注意力は素晴らしいものです。

そして、これは受け入れがたいことだと思いますが、他の人がやっている方法にも根拠があり、妥当なものです。

他の人がやっている方法は酷く悪いものだとあなたが判断する点が26個あったとしても、その人にはその人のやり方でやる権利があります(そして、この点にも向き合って欲しいのですが、その人のやり方の方が良いこともあります)。

6. 犠牲や損失に気づく

あなたが何かをコントロールしたがっている時に、犠牲を払っていることはありませんか?

(正直に答えてください)あなたがコントロールしなければと思って実行した時に、重大な犠牲や損失がなかったか振り返ってみてください。

友だちを失くしたり、人間関係が希薄になったり、チャンスを逃したりしていないでしょうか。

7. すべてを自分がコントロールすることはできないと認める

自分がコントロールできないことがあるということを認めましょう(人も含む)。

このことを肝に銘じて、コントロールしなければという強迫観念や恐怖を感じたり、不意に口を出したくなったりした時に、頭の中で思い出します。

Psychology Today」では、次のような言葉を呪文のように覚えるといいとすすめています。

私がコントロールできるのは自分自身。私のやり方が唯一の方法ではない。私は他の人の選択を尊重する。

8. 小さなことからコントロールしないようにする練習をする

自分がコントロールすることをあきらめるもの(今まで執着してきたこと)を、生活の中の小さなことからひとつ選んでみてください。

他の人が夕食のために選んだレストランやお店、次に家族で旅行や遊びに行く計画などです。

自分はゲストとしてその過程を体験するのだということを思い出し、口をはさみたくなったり、意見したくなったりする衝動と闘ってください。

まずは小さなことから実践し、徐々に大きなことに広げていきましょう。

Source: Psychology Today, Tony Robbins