自宅での仕事やオンライン会議が増えたことによって需要も増えたウェブカメラ。
とはいえ、今やパソコンにも内蔵カメラが付いているし、外付けのカメラを買わなくともスマートフォンやiPadなどでも事足りると思っていました。
しかし、今回体験した「OBSBOT Tiny 4K」は、なんとAI自動追跡機能付き。アプリからも操作でき、映したい場所を的確に捉えてくれる優れたカメラでした。
200g以下の進化形カメラ。三脚にもパソコンにも取り付けが可能

ウェブカメラというとそこそこな大きさを想像していたのですが、開封してみると小ぶりなサイズが可愛らしいOBSBOT Tiny 4K。重さは147グラム(マグネット台ありの場合は176グラム)と超軽量です。
高さも89.4mmで、PCからのUSB給電のため電源アダプターは不要なので、さっとカバンに入れてどこにでも持ち運びができるコンパクトさが魅力。

付属のマグネット台をパソコンやモニターに取り付ければ、OBSBOTの本体をその上に置くだけで設置は完了。マグネット式なので安定感もあり、使っている間にズレて落ちてしまうということもありませんでした。


本体裏にはネジ穴があるので、手持ちや別売りの三脚スタンドと併せて利用することも可能。ネジ穴サイズは一般的なカメラの三脚に対応するUNC1/4-20で、好きな場所に置いてカメラを使うことができます。
筆者の場合は、三脚に設置してピアノ演奏の録音や、ビデオ通話を楽しむことも。ある一点だけ映したい時や、部屋全体を見せたい時などに使っています。
専用アプリで好みの角度やAI追跡機能のオフもできる

確かに自動追跡機能は便利で、ウェブ会議やプレゼン、遠隔授業など動きを伴うシーンで活躍しそうですが、ビデオ通話以外にはあまり使用していないのが現状。
自分とは別にカメラマンが必要な場合に、重宝しそうです。
ジェスチャーでズームにしたり、追跡機能をオンにできる優れた機能があるので、ライブ配信をする方には非常に便利。移動しても画面から見切れることがなく、家事をしながら、仕事をしながらビデオ通話する際はとても楽しいです。


OBSBOTの公式サイトからダウンロードできる「OBSBOT Tiny Cam」のアプリを使えば、AI追跡機能をオフにしたり、好きな位置にカメラを合わせることができます。
カメラ本体に録画機能はありませんが、画面録画できるソフトを使って試しにピアノを演奏しているところを録ってみると鮮明な映像を撮影できました。
撮影場所の明るさに合わせて、AIが最適な露出・ホワイトバランスに調節するので被写体を常に綺麗に映し出してくれます。
ノイズキャンセリング機能付きマイクも内蔵。ライブ配信はもちろん、Vlogや筋トレフォームのチェックなどの用途にも活躍しそうです。
スマホで使いたいならOBSBOT MEがおすすめ

残念だったのはiPhoneでは使えないということ。Windowsを搭載したスマートフォンやタブレットなら使うことができ、先述した通り、録画が必要な場合はオンライン会議ツールなどの録画機能を使う必要があります。
もっと手軽に低価格なものを、という場合には専用のアプリやBluetooth接続も必要のないスマホ用スタンドの「OBSBOT ME」がおすすめ。
iPhoneやAndroidスマホに対応しており、OBSBOT Tiny 4Kと同じ自動追跡機能が付いているので、用途によって選ぶと良いかもしれません。

持ち運びに便利なコンパクトさで映像も美しいOBSBOT Tiny 4K。
その優れた機能性を味わいながら、1人での撮影や録画も手軽にできる時代になったのだと感動しました。カメラの性能が向上することで、できることも広がっていきそうです。
Source/商品提供: OBSBOT