今となっては、仕事の資料は基本的にPDFファイルで運用して、閲覧はPCやタブレットで…というケースはかなり多いと思います。
ただ、複数ページに渡るような長い文章はプリントアウトして読むほうが頭に入りやすい、と感じている人もそれなりに多いようで。
かくいう私も液晶画面越しだと集中しづらいタイプなので、原稿のチェックなどはいつも紙に出力して読むようにしています。
とはいえプリントアウトも2~3枚なら問題ないですが、それ以上になると扱いがちょっと面倒くさい。
持ち運ぶ際にも紙束がバラバラにならないよう気を遣うし、読みやすくするために端っこをホチキス留めするなどの工夫も必要だったり…意外と手間がかかるものです。
紙の書類を閲覧しやすくするファイルで解決
書類の携帯といえばクリアホルダーが定番。ですが、そこを機能的なファイルに切り替えることで、閲覧がグッと楽になるかも?
というのも、今回紹介するキングジムの「ナナメクリファイル」には、書類をぺらぺらとめくって読むのをサポートする、非常にユニークな機能を備えているからです。

そのユニークな機能というのが、本体左上についているグレーの三角クリップによるナナメめくりです。
使用時はまず、三角クリップを跳ね上げるようにスライドさせ、出てきた書類ストッパーに書類束のカドを挿し込みます。あとは三角クリップを戻せば準備完了。


ページをめくるストレスがゼロに
これによって、書類のカドをホチキス留めしたのとほぼ同等の効果が得られます。つまり、そのままペラペラとめくって読めるということ。

しかも、紙を後ろにめくり送るのに合わせて三角クリップも一緒に後ろに倒れるようになっているので、「めくり動作」が非常にスムーズ。
紙の弾力でめくったものが戻ってきにくい構造なので、書類の内容に集中することができるわけです。

書類の追加・編集、持ち運びも楽
また、「真ん中のこのページだけコピー(またはスキャン)したい」といった場合、一度ホチキス留めした書類だと、針を抜いたり留めなおしたり、と非常に手間がかかります。
でも「ナナメクリファイル」なら、クリップを開閉するだけなので、簡単極まりなし。当然ながらページの追加や編集も可能です。


書類を持ち運ぶ場合は、右下の書類脱落防止ポケットに書類のカドを挿し込みます。
これでバサバサと動くことがなくなるので、あとは表紙を閉じれば、そのままカバンに放り込んでも大丈夫。
一般的なクリアホルダーよりもはるかに剛性が高いため、折れ曲がりなどの心配もありません。
実際に使ってみると…
これまでの「書類の束をホチキス留め+クリアホルダーに入れて持ち運び」の運用と比べると、もうメリットしかないな! という感じ。
試している間に感心したのが、書類を携帯モードから閲覧モードへ一瞬で移行させる機能です。
といっても大した話ではなくて、裏面にある切り欠きから指を入れるだけで、書類を一気に脱落防止ポケットから押し出せる…というだけの話なんですが。
地味だけど、これがとてもスムーズで使いやすく感じました。

ページ編集可能なことや、ホルダーとしての剛性が高いことももちろん大きなポイント。
ですが、こういった細かくて地味だけど便利な機能を盛り込んである辺りも、高く評価したい。
特に書類をプリントアウトして読みたい派の方には、ぜひ試してもらいたい逸品です。絶対に便利ですから。
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Source: KING JIM