Windowsにはスクリーンショットを撮る方法が複数ありますが、たくさん撮る人には、撮ったスクリーンショットをクラウドにアップロードするといったWindowsのビルトインツールでは不十分かもしれません。

スクリーンショットツールの代わりになるものはたくさんありますが、WindowsにはShareXがベストです。

ShareXは完全に無料で、高度にカスタマイズできるので、スクショを自分のサーバー(または任意のクラウドストレージサービス)にアップロードし、リンクを自動的にコピーするなどのワークフローを設定できます。

しかし、ShareXのインターフェースはとっつきにくいようです。そこで、この記事では設定方法をご紹介します。

ShareXでホットキーを設定する方法

Screenshot: Pranay Parab
Screenshot: Pranay Parab

ShareXを使うには、キーボードショートカットを設定することがベストです。このアプリをインストールするとすぐにそれを促されますが、ショートカットを追加(または変更)したい場合は、左ペインの「ホットキーの設定」に行きます。

このウィンドウでは、画面全体をキャプチャ、領域をキャプチャなど、さまざまなスクショのアクションが左側に表示されます。キーボードショートカットは、右側の同じ行に表示されます。

最も重要なのは、右側の四角いボックスの色です。赤なら、そのキーボードショートカットはすでにWindowsの別のタスクに割り当てられているので、変更する必要があります。緑なら、問題ありません。

新しいアクションを追加するには、左上の「追加」ボタンをクリックし、右側の最初のドロップダウンメニューから「タスク」を選択します。

たとえば、私は「画面キャプチャ」>「最後の領域をキャプチャ」を選んで、カスタムキーボードショートカットを設定しました。次回PCのカスタム領域をスクショするときは、「最後の領域をキャプチャ」というアクションを使用して同じ領域を再度スクショできます。

ShareXでスクリーンショット用フォルダを設定する方法

Screenshot: Pranay Parab
Screenshot: Pranay Parab

次にすべきことは、すべてのスクリーンショットを、デフォルトのShareXフォルダーに保存せず、ShareXのスクショ用のフォルダを設定して整理された状態に保つことです。

そのためには、「アプリの設定」>「パス」と進みます。ここで、「カスタムスクリーンショットフォルダを使用する」を選択し「閲覧」をクリックすると任意のフォルダーを選択することができます。

この時、ShareXのメインウィンドウに戻り、「キャプチャ後のタスク」>「画像をファイルに保存」と進み、各スクショが正しいフォルダーに送信されるようにしましょう。

すべてのスクリーンショットをクリップボードにコピーしたいときは、「キャプチャ後のタスク」で「画像をクリップボードにコピー」を選択することでできます。

キャプチャ後のタスクには複数のアクションを設定できるので、すべてのオプションをチェックして、ニーズに合ったワークフローを作成してください。

ShareXで画像をクラウドにアップロードする方法

Screenshot: Pranay Parab
Screenshot: Pranay Parab

ShareXは、Google DriveやOneDriveといった一般的なサービスから、Amazon S3やGoogle Cloudのような高度なオプションまで対応しています。

ShareX」>「保存先」>「保存先の設定」と進み、必要なサービスを選び、オンラインアカウントに接続すると設定できます。

ここまでできたら、ShareXのホットキー設定に行き、画像を直接好みのクラウドストレージサービスにアップロードするためのキーボードショートカットを設定してください。

それができたら、「ShareX」>「アップロード後のタスク」と進み、「URLをクリップボードにコピー」を選択すると、共有可能なリンクがすぐに取得できます。

ShareXでスクショを編集して注釈を付ける方法

Screenshot: Pranay Parab
Screenshot: Pranay Parab

ShareXでは、スクリーンショットを編集して注釈を加えることもできます。それには、「キャプチャ後のタスク」>「画像エディターで開く」を実行することがベストです。これにより、キャプチャしたスクショをビルトインの画像エディターですぐに開くことができます

ツールにカーソルを合わせるとその名前が表示されます。

特に重要なツール

  • ステップ:このツールのアイコンは001のように見え、スクショに番号のついた丸を追加します。1枚の画像に複数のステップを表示する場合は、ステップツールを選択し、正しい順序でクリックすると、1、2、3…といったラベルの付いた円が画像に表示されます。
  • 矢印:画像に矢印を描いて、スクショの重要な部分を指し示すことができます。
  • 図形ツール:長方形ツールと楕円ツールを使って、スクショに図形を描くことができます。右側の塗りつぶしツールを使って、これらの図形をさまざまな色でベタ塗りすることができます。スクショに含まれる機密情報を隠したい場合は、ぼかしツールの代わりにこのツールを使用すると便利です。
  • カーソル:画面上にマウスのカーソルを配置することができます。

ShareXのその他の機能

スクショとは別に、ShareXでは「ワークフロータブ>「画面録画の開始/停止オプション画面録画のキャプチャも可能です。また、スクリーンレコーディングをGIFとして保存できるオプションもあります。

ShareXでスクリーンショットをもっと活用したいなら、左ペインの「キャプチャメニューをクリックしましょう。

スクショの自動キャプチャ、スクショタイマーの追加、スクロールしながらスクショの撮影、1台または複数台のモニターのスクショのキャプチャなど、便利なオプションがたくさんありますよ。

Source: ShareX