金曜日の楽しみの1つは、週末に何をしようかと考えること(土日が休みの人にとってですが)。
きっと、少し時間を取ってリラックスしようと考えることからはじめるでしょう。でも、ソファーやベッド(またはのんびりできる場所)で1〜2時間も過ごしていると、罪悪感を感じはじめてしまいます。
週日は仕事から帰宅すると疲れているので、自宅でやらなければならないことは週末になります。なので、週末に非生産的になっていると時間を無駄にしたと感じてしまうのです。ずばり言えば、自分は怠けていると感じてしまいます。
でも、本当にそうでしょうか? 皆さんの状況はわかりませんが、「怠惰」について次のように考え直してみると役立つかもしれません。
「怠惰」は心身からの警告サイン
社会心理学者のDevon Price博士によると、怠惰は存在しないそうです。
(もしも彼が違うことをいうなら、博士は自身の著書『Laziness Does Not Exist(怠惰は存在しない)』のタイトルを変えるべきです)。
特に、高い生産性を崇めて、生産的ではない人たちを「怠け者」と決めつけるような文化においては、これは極端な意見に思えるかもしれません。でも、それこそがポイントなのです。
Price博士は、2021年9月のNPRのインタビューで次のように述べています。
通常、怠惰とは何かがうまく機能していないという心身からの警告なのです。
人体は、何かを必要とする時に合図を出してくれる素晴らしいものです。
しかし、その合図が生産性と仕事への集中を脅かすこともあるので、私たちはこのような信号をできるだけ無視するようになってしまいました。
つまり、怠惰を欠点や直すべきものと考える代わりに、Price博士が推奨するように、「それ以上働くのをやめて休憩を取りましょう」と自分の心身が教えてくれているのだと捉えるべきなのです。
Image: Shutterstock / Source: Simon and Schuster, NPR