MacBookは安くはない買い物なので、仕事や生活への投資として購入する人も多いでしょう。

MacBookは、他のノートパソコンより大抵長持ちしますが、それは正しい取り扱いをした場合のみです。

最近Macを購入して、できるだけ長く使いたいと思っている人は、今回の記事を参考にしてください。

今回は、MacBookを長持ちさせるためにできることをご紹介していきます。バッテリーや筐体、ソフトウェアをどのように扱うかも含まれています。では始めていきましょう。

1. 購入予算をできるだけ多く確保する

時間が経つにつれて、Macで動かすプログラム(OSからダウンロードするサードパーティのソフトに至るまで)はより大きく、容量も多く必要になる傾向があります。

その結果、データを保存したり、読み込んだりしようとすると、残りのストレージ容量やメモリはどんどん少なくなります。

したがって、MacBookが時代遅れにならないようにする方法は、購入時に予算をできるだけ確保。

MacBookのストレージやRAMをできるだけ増やしておくことです。

自分がどの程度RAMが必要になるかを見積もることも重要です。

外付けハードドライブを購入してストレージ容量を追加するのはまだ簡単ですが、MacにRAMを追加するのは面倒な上に高額だからです。

2. 保護ケースを使う

MacBookが手元に届いたら、筐体を保護することからはじめましょう。保護するのは主に、筐体、スクリーン、キーボードの3つです。

  • 筐体の保護には、簡単に取り外しができるケースやスリーブを使います。よくあるネオプレン製のスリーブよりも、このNACUWAのような頑丈なスリーブを使えば、ダメージを最大限に防ぐことができます。
  • スクリーンが傷つかないように保護するには、このSupershieldzなどのスクリーンプロテクターを使いましょう。
  • 最後に、キーボードを保護するのはキーボードカバーです。擦り傷やキーの損傷を防ぐことができます。

MacBookを物理的に保護するガイドラインもありますので、詳しく知りたい人は参照してください。

3. MacBookを大切に扱う

MacBook

取り外しができるケースや頑丈なスリーブだけで、MacBookが損傷しないとは言えません。MacBookを持ち運ぶ際には、十分に注意することが重要です。MacBookの扱い方が悪いと、時間が経つにつれて傷んでいきます。

たとえば、乱暴に蓋を開けても、MacBookはすぐにダメージを受けないかもしれませんが、そのような開け方が習慣になっていると、ヒンジが徐々に緩む可能性があります。

つまり、大事なのは常にMacBookを大切に扱うということ。

これには、飲み物の隣やテーブルの端にMacBookを置いたままにしないなど、壊れたり、濡れたりするような場所に置かないことも含まれます。

4. バッテリーを賢く使う

MacBookのバッテリーは素晴らしいです。正しく使っていれば、5年以上は余裕で長持ちします。

MacBookのバッテリーを正しく使うコツは、移動中や電源が近くにない時だけ使うようにして、無駄に消耗させないことです。それ以外の時は、電源を挿しっぱなしにして、MacBookに直接電気を取るようにしましょう。

このような使い方は、バッテリーの消耗を減らし、充放電回数を抑え、そして何より大事なのはバッテリーの充電量を高く保ちます。一般的に、充放電回数が低ければ低いほど、バッテリーの状態はより健全です。

さらに、適切なブラウザの使用やバッテリー設定の最適化をするなど、MacBookのバッテリー寿命を延ばす方法を探してみましょう。

バッテリーを良い状態で保つことで、MacBookをさらに長持ちさせることができます。

5. バッテリーが消耗したら交換する

バッテリー

同じく大事なのは、バッテリーを交換するべきタイミングを知ることです。充放電回数を抑えていても、いつかはバッテリーは消耗し、充電容量が減ります。しかし、使用頻度の高いバッテリーに比べれば、はるかに遅いはずです。

AppleのWebサイト自分のMacBookの最大充放電回数を調べ、時々充放電回数をチェックしましょう。最大の充放電回数になったら、バッテリーを交換してください。そうすると、MacBook自体もバッテリーもどちらも長持ちします。

6. MacBookを定期的に掃除する

定期的にMacBookを掃除していれば、埃や汚れが溜まることがありません。溜まった埃や汚れは落ちにくく、落とそうとする時にMacBookのダメージになる(傷やシミなど)可能性もあります。

MacBookの掃除の手順をご紹介します。

  • マイクロファイバーの布とイソプロピルアルコールで、MacBookの筐体を拭き上げる。パームレスト、蓋、本体も掃除する。
  • 同様に、今度はアルコール無しで、スクリーンを掃除する。
  • キーボードは、少し乾いたアルコールティッシュでやさしく拭く。

MacBookの掃除について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参照してください。

内部のハードウェアも同じように掃除をしたほうがいいですが、自力で内部を掃除するのは難しいです。半年毎に専門業者に持って行って、MacBookの内部を点検してもらったほうがいいでしょう。

7. ポートもまめにチェックする

MacBookのポート

MacBookのポートにも別途ケアが必要です。埃が溜まった場合は、正常に機能しなくなることがあります。ポートは、ブラシで軽く掃除しましょう。歯ブラシなどを使ってもいいです。ただし、内部のコネクタ部分を傷つけないように気をつけてください。

Appleのサポートコミュニティで、湿度の高い地域のユーザーが、MacBookのポートが錆びたと苦情を言っていました。

デバイスに慎重にプラグを挿し込み、挿し込んだコードの状態を見てください。最悪の場合、錆びたケーブルのせいで、MacBookのポートが取り返しのつかないダメージを受け、動かなくなる可能性も。

HDEのシリコンプラグは、錆や埃、湿気による問題を防ぐのに優れています。

このようなものをMacBookのポートに挿し込めば、埃が入るのを防ぐことができます。

ケーブルを挿し込む時は取り外し、MacBookを使っていない時や、スリーブやバッグに入れる時は戻しましょう。

8. 電源アダプタを保護する

MacBookの電源アダプタは高額で、ノートパソコン本体と同じくらいデリケートです。電源アダプタの損傷も確実に防ぎましょう。丁寧に取り扱うのはもちろん、iKammoのような保護ケースを使うと安心です。

電源アダプタだけでなく、ケーブルも慎重に取り扱わなければなりません。2015年以降のUSB-Cケーブル、2021年以降のMagSafeケーブルは交換することができますが、2015年以前のケーブルは交換できません。

損傷したり、消耗したりした場合は、充電速度が遅くなったり、危険を伴ったり、最悪の場合壊れたりすることもあります。MagSafeの電源アダプタはAppleで新品を購入することができますが、8,000円以上するので、慎重に使うのが一番です。

電源ケーブルは、Alex Techのチューブで保護するのもいいでしょう。

9. サードパーティの充電器を使わない

充電器

Apple純正の充電器で充電するのも、MacBookを長持ちさせるのに大事です。サードパーティの充電器は安全でないことが多く、その理由は以下の通りです。

  • Appleが充電器に搭載しているセキュリティハードウェアがない。
  • 接続時にMacBookが遅くなる。
  • AppleがMacBookと一緒に販売している純正のアダプタほど高品質ではなく、発火や火花が散る危険性が高い。

10. どんな問題も見過ごさない

MacBookに何か問題が起こったら、問題を解決しようとするか、Appleのサポートにすぐに連絡してください。

問題を長い間放置していると、取り返しのつかないダメージを引き起こす可能性がそれだけ大きくなります。


Source: NACUWA, Supershieldz, Apple, Amazon(1, 2

Original Article: 10 Ways to Make Your MacBook Last as Long as Possible by MakeUseOf