Windows PCは、使っていない時は自動的にスリープするようになっています。
これは、バッテリーの節約になり、パソコンの寿命も延びていいことなのですが、バックグラウンドで一晩中スキャンを実行していたり、巨大なファイルをダウンロードしていたり、スリープしてほしくない時もあります。
もちろん、設定に行けばスリープの設定を完全に無効にできます。しかし、Microsoftのツール「PowerToys」を使うもっと便利な方法があります。
このツールには「Awake」という機能があり、2つの点で非常に優れています。システムトレイからすぐにスリープモードを無効にしたり、一時的にスリープモードを停止したりできるのです。設定をいじる必要さえありません。今回はその方法をご紹介します。
「PowerToys」の使い方
まずはじめに、GitHubのPowerToysのページに行き、最新版をダウンロードします。
PowerToysは現在、Windows 10とWindows 11のユーザー向けにプレビュー版が利用できるようになっており、日常的な使用には十分安定しています。
これをインストールしたら、システムトレイから開きます(PowerToys自体を起動しても何も起こりません)。
スリープモードを無効にする方法
サイドバーから「Awake」を選択し、「Awakeを有効にする」の横にあるトグルをクリックします。
PowerToysのウィンドウで、この機能の動作をカスタマイズすることができますが、もっと楽で早い方法があります。
タスクバーからシステムトレイにAwakeのアイコンを追加して、それを使うのです。タスクバーを右クリックして、実行したいモードを選びます。スリープモードを無効にするには、「無期限に起動したままにする」を選びます。
しばらくの間無効にしたいだけの場合は、「一時的に起動したままにする」にして、30分、1時間、2時間の時間から選びます。
しかし、このモードを設定しても、実際にその機能が有効になるわけではありません。そのため、「画面をオンにしたままにする」のボタンをクリックしなければなりません。
これで、バックグラウンドでどんな処理を実行していようと、Windowsは起動したままになります。

PowerToysを使いたくない人(もしくはそこまで信用できない人)は、いつでも昔ながらのやり方に戻れます。
Windowsを無期限でスリープさせたくない場合は、Windows 10なら「設定 > システム > 電源とスリープ > スリープ」で、Windows 11なら「設定 > システム > 電源&バッテリー > 画面とスリープ」に行きましょう。
Source: GitHub