REGAIN入社後、異例の速さでアシスタントディレクターへと昇格した山城将嗣さん

マネジメントでの挫折を乗り越え、チームと共に目標を達成し続ける彼は、宮崎拠点を牽引する存在として期待を寄せられています。コミットメントにこだわる山城さんの原動力とは。

甲子園まであと一歩──野球少年時代に学んだ、目標達成のロジック

入社してまもない新入社員時代
入社してまもない新入社員時代

小学2年から大学3年まで野球にのめり込み、高校最後の夏の地区大会で準優勝を果たす強豪校に所属するなど、野球漬けの学生時代を送った山城さん。

厳しいトレーニングに臨み、勝負に挑み続けた青春時代の収穫について、「目標を達成するために必要な考え方を学んだ」と振り返ります。

野球ばかりの生活のなかで、勝つために筋トレや食トレにもストイックに打ち込んでいました。高校時代のチームは個性豊かな選手がそろっていて、各々の能力を上げていけば総合力もアップする雰囲気だったので、個人のスキルを磨くことに注力していましたね。

「どうやったら能力が伸びるか」「そのために必要なトレーニングは何か」といった考え方を身に着けられたと考えています。

大学は地元の国立大に進み、野球を続けながらキャンパスライフを過ごした山城さん。就職活動の時期になると、ベンチャー企業にターゲットを絞って選考を受けはじめます。

根底には「若いうちからしっかりと経験を積み、自分の市場価値を上げられる企業」というこだわりがありました。

何がしたいかは具体的に決まっていなかったのですが、将来は自分で事業を立ち上げたいと思っていました。だからこそ、年功序列ではなく、若手のころから挑戦できる社風の企業に入りたいなと。

もっとも、家庭の事情があって東京で就職するのは難しかったので、大学のあった宮崎県内で働ける企業を探していたところ、REGAINに出会いました。

REGAINは若手の管理職が多いし、会社説明会のときにも若い社員をしっかりと評価するようなパッションを感じました。

面接官もたたき上げで実力をつけてきた人という感じで、「ひとりひとりをすごくよく見てくれて、正当に評価してくれるのでは」という信頼感を抱いて、入社を決意しました。

快挙の陰でぶち当たったマネジメントの壁。風穴を開けた先輩の言葉

マネジメント全般を学んだのは上司の小比類巻さん(写真左)
マネジメント全般を学んだのは上司の小比類巻さん(写真左)

REGAINに入社した当初、山城さんは通信商材の申し込み内容確認チームでアウトバウンド業務を手掛けました。

お客様にお申し込みの登録完了について説明する業務が中心でした。作業効率や架電効率を上げるための細かいアクションまで戦略的に考えられている職場だったので、「明確に改善を図って動いていく組織なんだな」と実感しましたね。

2020年7月には獲得アウトバウンド業務チームのアシスタントディレクターに昇進。新卒社員としては異例の早さで10名ほどのチームをマネジメントするというポジションに抜擢されました。

しかし、その裏で挫折も経験しました。

3カ月ほど、チームのメンバーが私の指示をまったく聞いてくれない状態になってしまって…。その原因は、私自身にありました。

成果を出す点にだけ集中して、メンバーひとりひとりがどういう人なのか興味ももたず、トップダウンで指示してしまっていたのです。

行き詰まっていたとき、信頼する先輩社員から「部下のことを幸せにしてあげなさい」とお話をいただきました。

それからは自分のことよりも、自分の部下が評価されること、給料を上げていくことを考えるようになりました

ひとりひとりのメンバーの働き方や将来像、さらにプライベートな話まで聞くようになるなど、向き合い方を変えていくうちに、チームの雰囲気にも変化の兆しが見えます

指示をする際にも「この行動は、あなたにとってこういう成長につながります」など背景をしっかりと説明するようになりました。各メンバーのキャリアや将来やりたいことと照らし合わせて、伸ばしていったら役に立つスキルについて話すようになったんです。

私に並走してくれるメンバーへの感謝の気持ちも忘れず、地道にコミュニケーションを取っていくうちに、チームに一体感が出てきました。

ロジカルな分析と積極的な提案力で、顧客からの信頼を得る

分析・提案の経験を重ね、今ではそれを後輩に伝える立場に
分析・提案の経験を重ね、今ではそれを後輩に伝える立場に

アシスタントディレクターに就任して1年ほど経ったのち、山城さんはディレクター(SV)に昇格。

2021年12月現在は、宮崎マーケティングセンターで30名ほどのチームの数値管理やマネジメント、また大手通信系クライアントへの提案や対応窓口も担当しています

大事にしているのはクライアントと契約しているユーザー、つまり既存顧客の満足度を上げて契約継続につなげること。そのための改善策も積極的にクライアントに提案しています。

ユーザーの立場に立った案内をするために、お客様に刺さりやすいポイントを掘り下げて改善していこうと分析に力を入れています。  

ユーザーから「今の料金に満足していない、高いと思っています」といった声が集まっていることがわかったときは、弊社でご案内しているサービスだけではなく、付帯サービスも含めて料金面でどんなメリットがあるのかをしっかりご説明したいと考え、クライアント様にその旨を提案しました。

要因分析や課題の選定も最初は未熟だったのですが、満足度のために何ができるかを考えていくなかで、ブラッシュアップされていきました。

着実なマネジメントとユーザーボイスの分析、積極的な提案力を持って進めた結果、クライアントからも高い評価を頂くようになりました。

請負企業がいくつかある中でも、「山城さんがいるREGAINチームが、実力値とレポートがぶっちぎりで良いよ」と言っていただけました。スタート段階では未達が続いていたのですが、2021年4月に入ってから目標達成が続いています。

ただ、達成も100%で止めず120、130%に上げていくために何をすれば良いかを考えて、提案していきたいと思っています。

高い向上心、そして目標の必達に向けた入念な努力が、山城さんの強靭なコミットメント力を醸成したと言えます。

自分が成長を求めているからこそ、会社もスキルを少しだけ上回るミッションを振ってくれていると感じています。月次の成果報告会は、毎回すごくプレッシャーですが(笑)。

成果報告資料を幾度も見直してプレゼンのスクリプトを覚え込むなど、プレッシャーを打ち破るために重ねた努力を信じて臨んでいます。

自己成長の喜びをメンバーにも。若きリーダーが語るキャパシティの可能性

常に目標を見据えて、前に進み続ける山城さん。自身の展望としても、さらに成長を続けていきたいと語ります。

マネージャーにステップアップし、その次はセンター長や経営企画など、できる範囲を広げていきたいと思っています。

漠然と自分でも事業をやってみたいと思っていますが、まだ具体的にやりたいことが見つかっていないからこそ、なんでもできるような力をつけておきたいんです。

いつか「これだ!」というものが見つかったときに実現できる自分でいたい。だからこそ、できないことができるようになるたびに、モチベーションが上がっています。

いつか見つける夢のために努力し続ける山城さんは、現在共に働いているチームのメンバーに対しても、可能性を広げるチャンスを仕事のなかで見つけてほしいと願っています。

働くうえで、そこまで成長や実力をつけることを求めていないという人もいると思います。でも、できないことができるようになると、選択肢の幅が広がるんです。

「今やりたいことがない」「夢がない」という人も、そもそも今できることが少ないから見えていないだけかもしれません。ですので、まずはできることを増やしていって欲しいと思っています。

そうすればいつかやりたいことができた時に実現しやすくなるはず。メンバーにもどんどん実力を伸ばしていってもらいたいですし、私もそのためのサポートは惜しみません。

働きがいを見つけ、実力を伸ばして幸せを感じることができれば、きっとメンバーのやりがいもアップする。山城さんはそう信じて、メンバーの成長を温かく見守っています。

リーダーとしての決意を新たに、チームを牽引する山城さんはこれからも成長し続けます。

Source: talentbook(1, 2)