ニューノーマルの、その先へ。社会全体が再起動に向かっている今、個人もこれまでの歩みを振り返り、未来に向けて自らの仕事や人生を改めて設計するタイミングではないでしょうか。
「自分だけのニュースタンダードをつくろう」特集では、新しいステージへの挑戦を始めた人の物語や、自分らしいワークプレイスのつくり方、必ず達成できる目標設定術まで、キーパーソンに徹底取材して、自分だけのライフハックを見つけるヒントをお届けします。
第2回は、文具ライターきだてたくさんに今の仕事の悩みを即解決するお役立ちツールを選んでもらいました。前編のWeb会議・3大問題解決ツールに続き、後編は、在宅ワークを効率化するニュースタンダードツールを3つ厳選してご紹介します。
主な仕事空間がオフィス→自宅へと移行して、もう2年近くが経っています。
在宅ワークの生活リズムもすっかり身についた頃合いだとは思うんですが…やはり、仕事専用に設計されたオフィス空間と比べると、どうしても働きづらさは感じるはず。
そこで今回は、在宅ワーク向けに考えられた文房具を導入することで、自宅を少しでも働きやすくできないか? を検討してみましょう。
ノートPCと一緒に置ける横長ノート
まず、オフィスと自宅で大きく違うのが、作業スペースの面積です。
広々としたオフィスデスクであれば、ノートPCの横に書類を広げて、さらにメモを取る場所も充分。
対して自宅では、ダイニングテーブルなどをプライベート/仕事兼用で使うことも多いため、とにかく狭い思いをしているのではないでしょうか。

そんな場合に役立つのが、ダイゴー「isshoni. ノートブック」。コロナ禍の昨今話題になっている“横長ノート”の代表格です。
ユニークなのが、サイズ表記。ラインアップが「13インチ対応」「15インチ対応」に分かれていますが、これはノートPCのサイズのこと。例えば13インチ対応のノートは、ページを開くと、13インチノートPCの横幅とほぼ同寸となっています。
これをキーボードの手前に置くことで、無駄がなくすっきりと、手書きでノートをとる場所が確保できるというわけ。
作業スペースは横へ横へと広がりがちですが、狭い机ではそれも限られてしまいます。であれば、前後の奥行きを有効活用するのが最善手でしょう。
紙面は横罫・方眼に加えてタスク管理に最適なデイリー罫も揃い、好みで選ぶことができます。

>> ダイゴー「isshoni. ノートブック」
仕事用の小物はまるっとまとめて大容量ペンケースで管理
作業スペースの面積足りない問題で、もうひとつ気になるのが、道具の置き場所です。
オフィスなら、文房具やPC用の電源やケーブル類は机に置きっぱなしにしたり、専用のロッカーに収納しておくことができます。ところがプライベートにも使う自宅の机だと、小物の置きっぱなしなんて無理な話。
そこでおすすめなのが、ロッカー感覚で必要な小物をまるっと収納しておける大容量ペンケースです。

レイメイ藤井のペンケース「デテクールコンボ」は、一見ちょっとしたバッグぐらいのサイズがあるため、容量に関してはまったく問題なし。
ジッパーを開けると内部の収納が上下左右に4分割されており、筆記具・を含む文房具小物と、PC用の電源やUSBケーブルなどのガジェット系を整理収納しておけます。
必要な小物をまとめれば、毎朝の準備/仕事終わりの片付けが手早く済むため、作業効率もアップしそう。

下段の収納バスケットは、指で引き出すと約30度の傾きで飛び出すギミックが付いています。
この30度の傾きは特に筆記具の出し入れに効果的。ペン立てよりも取り出しやすく、戻すのもポイと投げ込むように行えるので、非常にスムーズなんです。
中身の視認性も向上するため、使いたいペンを「どれかな…?」と探す手間も削減できます。

自宅でも快適スタンディングワーク
整骨院の先生に聞いたところ、在宅ワークが始まった頃から、腰痛で通院してくる人がかなり増えたとのこと。
確かに、高機能なオフィスチェアと自宅の硬いダイニングチェア、どちらが腰の負担が大きいかなんて、比べるまでもありません。
ニューノーマルな働き方として在宅ワークが続くのであれば、腰のケアは今後大きく注意を払うべきポイントと言えるでしょう。
腰痛対策のひとつとして、立った姿勢で仕事ができるスタンディングデスクがありますが、自宅に導入するにはコスト・スペースの両面で難しいところ。
しかし、カウネットのPCスタンド「パタスタ」を使えば、簡易的とはいえ、スタンディングワークが手軽に実現できるんです。

使い方は簡単、ほぼ正方形のボードを折り紙のようにパタパタと折っていくと、高さ約260mmのスタンドができあがり。

これをダイニングデスクに設置してノートPCを乗せれば、立った姿勢でのPCワークにちょうど良い高さになるという仕組みです。

腰痛のときに硬い椅子に長時間座るのは、なかなか大変なもの。そういう場合は、立って仕事をするほうが圧倒的にラク。
組み立て・解体が簡単な「パタスタ」なら、例えば30分は立って仕事、足が疲れたら30分座って仕事、という切り替えも問題ありません。
また、食後に座っていると眠気が…という場合も、立ち仕事に切り替えることでスッキリして集中力が戻るんです。
>> カウネット「パタスタ」
実のところ、働き方が大きく変わっている現在、文房具のあり方もかなり変化しているんです。
従来の仕事環境で便利だったものを使い続けるのも悪くはないんですが、思い切って最新のツールにアップデートしてみると、想像以上に便利さが享受できるかもしれません。
在宅ワークを最適化するための文房具、ぜひ試してみてください。
>>【前編】Web会議の3大問題・解決ツールはこちら
きだてたく

最新の機能派文房具からファンシー文房具まで、なんでも徹底的に使い込んでレビューする文房具ライター。