トートバッグは物が取り出しやすいけれど、片方の肩に負担がかかってしまいます。リュックは肩への負担を軽減できるけれど、物を取り出す時に一旦下さなければなりません。
どちらも一長一短と言えるでしょう。
では、どちらの短所もなくそうとしたら…?
そんな夢のようなバッグがありました。リュックとトートを掛け合わせたROOTOTEの「ruck-tote(リュックトート)」です。
2020年6月にファーストモデルが発売され、2021年11月中旬にセカンドモデルとして2つのサイズがリリースされて人気を集めているアイテムです。今回、筆者は全種類を試してみました。
トートバッグ専門ブランドとデザイナーのコラボ
ruck-toteは、トートバッグの専門ブランドであるROOTOTEが佐藤オオキ氏率いるデザインオフィスnendo(ネンド)とコラボレーションしたモデルです。

公式の説明によると、バッグの形状を五角形にしたことで、重心が偏り、中に入っている物が重たければ重たいほど持ち手が「横向き」になってワンショルダーのリュックのような持ち心地になるとのこと。
リュックのようなショルダーストラップ

ショルダーストラップは、一般的なリュックサックのようにクッション性のある素材が採用されています。
荷物が多い時でも、肩に食い込みにくいと感じました。

ストラップは簡単に調節できます。筆者は、ストラップを短くしてバッグを体にフィットさせるのがお気に入りでした。
物が取り出しやすい

バッグの開け口にリーチしやすく、物が取り出しやすかった!

また、ROOTOTEの特徴でもある背面ファスナー付きのポケット「ルーポケット」はruck-toteでも健在です。

結構大きなポケットになっていて、すぐに取り出したいアイテムが入ります。
頼れる大容量のLargeと身軽さが嬉しいSmall
Largeは、A4も余裕で入ります。
ついつい、いろいろと入れてしまいがちですが、クロスボディにできるだけでなくリュックのようなストラップのおかげで重さを分散できるように感じています。

カラーは01/IVORY(上)と02/BLACK(下)の2色展開。おしゃれなデザインだからか、大きさの割に圧迫感が少ないと思いました。

次は、必要最低限の物が持ち運べるSmallを紹介します。

カラーバリエーションは、Largeと同じ。

Smallに入れた物を並べてみました。

財布、非常食を入れたクマのポーチ、予備マスク、ミニ三脚、デジカメ、名刺入れ、消毒液とハンドクリーム、iPad mini6と衛生グッズです。
これらがすべて収まります。ルーポケットには鍵を入れました。スマホは洋服のポケットに入れているので含みません。

即ポチしたほど気に入った
実は、サンプルを借りてすぐに惚れ込んでしまい、自分用にLargeのBLACKを購入しました。
サンプルが届くまではSmallを狙っていたのですが、身長166cmの筆者が持つにはLargeの方がバランスが良いように感じたのです。
そして、実際にじっくり使ってみたからこそ、気づいた点もありました。それが、ホコリの付きやすさです。白っぽい服装に合わせると、下の写真のような状態になります。

BLACKは白っぽいホコリがつくと目立つので、静電気防止スプレーで事前対策する必要がありそうです。
とはいえ、きちんとお手入れすれば気になるほどではないし、なにより格好良さが勝る。BLACKを選択したことは後悔していません。
大きなバッグを探しているけれど、リュックを使うほどではないという方にオススメしたいruck-tote。ショルダーストラップの長さを変えるだけで、使い勝手も見え方も変わるのでさまざまなシーンで活躍してくれると思いますよ。
文・写真:中川真知子
Source: ROOTOTE(1, 2),nendo house