シーツやマットレス、正しくお手入れできていますか?

衣類やタオルは毎日洗濯しても、寝具を毎晩交換している人は少ないかもしれません。1日に6〜8時間、人生の1/3をベッドで過ごしているはずなのに、寝具に関するお手入れは意外と見落とされがちです。

ダイソンが日本を含む世界11カ国12,309人を対象に掃除にまつわるグローバル意識調査(ダイソン グローバル ダスト調査2022)より、寝具のお手入れに関して、これまでの思い込みが覆るような結果が明らかになりました。

花粉が舞うこの時期、体調や肌トラブルにお悩みの方も必見! 寝具に潜むハウスダストやダニの実態や、睡眠環境を改善するためのTipsをご紹介します。

通説1:寝具の掃除機がけは不要?

筆者は普段ベッド派で、マットレスにボックスシーツをかけています。寝室のフローリングは掃除機をかけますが、寝具に掃除機をかけるのは目に見えるゴミやホコリが気になるときだけ。

今回の調査でも、「家の中が埃っぽいと感じる時や目に見えるホコリやゴミがあるときに掃除に取り掛かろうと思う」と回答した割合が48%、また、「定期的に寝具を掃除機がけしている」と回答した割合はわずか14%(いずれも日本単体の回答分)と私と同様の感覚の方が多いようですが、実はこの習慣、見直しが必要かも。

ダイソンが自社内に構える微生物研究ラボでゴミやホコリの研究を行う研究者、モニカ スティチェン氏はハウスダストについて以下のように指摘しています。

ホコリの粒子の多くは、肉眼では捉えにくい、顕微鏡を用いて確認できるような微細なサイズであるため、目に見えるホコリを床に見つけた際に掃除をする傾向にある場合、それは懸念すべきことです。

実際、目に見えるホコリが室内空間で見つかった場合は、すでにダニの死骸や皮膚片などのハウスダストが存在している可能性が高いと言えるでしょう。

Image: ダイソン

…なんと恐ろしい実態。改めて事実を突きつけられるとやはりショックです。

メスのチリダニが1匹でも寝具に入り込み産卵を始めるだけで、その寝具はダニの繁殖地に変わってしまう可能性があるそう。さらに睡眠中に汗をかくと寝具は一定の湿気を含み、ダニ好みの環境を作り出している恐れもあります。

ホコリやチリを確認せずとも、寝具への定期的な掃除機がけは必要不可欠です。

通説2:定期的にシーツ類を洗濯すれば十分?

「でもシーツは頻繁に洗濯をしているから大丈夫!」と思った方(私含め)、残念ながらそれでも対策は十分とは言えません。

シーツ類やマットレスなどの繊維素材には多くの穴が存在しています。そのため、目に見えにくい微細なホコリや皮膚片、ダニの死骸やフンなどが寝具、マットレスの中に入り込んでしまい、結果的にシーツだけを清潔に保っても対策としては不十分なのだとか。

ペットを飼っているお宅はさらに注意が必要です。

昨年日本で行ったハウスダスト調査では、ペット(猫)の飼い主の寝室床と寝具のダスト量を比較したところ、寝具のホコリに含まれるダスト量(猫のフケなど)は寝室床から確認された量よりも高い平均値になったとのこと。寝具が床より汚いとは…。

多くの方はペットの抜け毛を気にしがちですが、実は肉眼で見えにくいハウスダストこそ要注意。ペットを介して家中あちこちに運び込まれている可能性がありそうです。

洗濯できないマットレスや布団の対策も必要不可欠。特にペットを飼っている方は、掃除機がけを忘れずに。

通説3:寝具のスチーム洗浄や紫外線ライトで寝具ケアすればOK?

掃除機やシーツの洗濯では効果が不十分でも、スチームや紫外線ライトで寝具の手入れができるものもあります。こうした寝具ケア製品はどの程度効果があるのでしょうか?

ダイソンによれば、一般的なスチーム洗浄の温度は121°Cと132°Cの2種類。この温度はさまざまな微細生物を死滅させるのに十分だそうですが、スチームを使用することで表面が湿り、ダニの繁殖に適した環境を生み出す可能性があるのだとか。また、マットレスの厚みを考えると、奥深くまで入り込んだダニに対しての効果は疑問が残ります。

紫外線ライトについていえば、ダニの成虫を効果的に死滅させるためには近距離での1時間もの長時間曝露が必要だそう。

お使いの寝具や使用目的によっては十分効果を発揮してくれるものもありそうですが、もし面倒に感じているなら、この機会に効率的なお手入れ方法に見直してみてもよさそうです。

ハウスダストを減らす効果的な掃除方法とは?

目に見えない厄介なハウスダストには、どのような掃除や寝具ケアが最適なのでしょうか?

今回の調査では、日本では約8割が掃除機を用いて掃除をしていると同時に約5割の人が雑巾などの湿らせた布製の掃除道具も用いている、と回答があったそう。

寝具同様、洗濯しづらいソファのような布地の家具は、表面をサッと拭き上げて掃除をしている方も多いかもしれません。

ダイソン微生物研究者のモニカによれば、掃除道具の使用順序が重要だとのこと。

肉眼で見えにくい微細なゴミやホコリであっても、それら微細な粒子物質を湿らせることでダニやカビが発生しやすい環境を生み出す可能性があります。

そのため、まず掃除機がけをし、その後に表面を拭くことで、微細なホコリが最も効果的に取り除かれます。その際も、高いフィルター性能と密閉性を備えた掃除機を使用することで、取り除いたゴミやホコリを捕集し、排気などを通じ室内に再放出されないようにすることが重要です。

ここでポイントとなるのはやはり掃除機でしょう。ダニやカビ発生の原因にもなりうる微細なゴミやホコリをしっかり吸引し、その吸引物が室内に掃き出されないものを選ぶことが重要です。

また、ホコリをはじめハウスダストは人の動きに合わせて空気中に舞い上がります。掃除機の付属品を効果的に使い分けながら、床以外の場所からも多くのホコリを確実に取り除くことが大切だそうです。


筆者は毎日朝イチで全部屋ワイパーをかけて、夜間に床の上に溜まったハウスダストを除去しています。これで対策は万全と思っていましたが、今後は家具の隙間に堆積したホコリや寝具もこまめに掃除していこうと固く決意。

花粉シーズンの後は梅雨がやってきます。汗や湿気でじめっとした環境はダニの大好物。我が家では、寝具のハウスダスト対策としてダニはホコリを通さない高密度生地を使ったカバー「ミクロガード」を使っていますが、より広範囲でハウスダスト対策をするなら、やはり掃除機も見直したいところ。

日々の掃除と合わせて、空気清浄機の導入、アレル物質の無害化やホコリを舞い上がりにくくするようなスプレーアイテムも手軽に活用できそう。

健康や美容にも直結するハウスダスト対策、皆さんも今一度お手入れ方法を見直してみては?

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Source: ダイソン(1, 2