キーボードショートカット(以下、ショートカットキー)を使用すると、平均的な人の作業日数を年に8日分も節約できるのです。そこで、よく使われる便利なショートカットキーと裏ワザをまとめてみました。
PCを使用する人なら誰でも作業時間を節約するために知っておいて損はありません。この記事が参考になりそうな友人や家族がいたら、是非シェアしてください。
本題に入る前に、基本的なことをいくつか確認しましょう。
- CTRL:コントロールの略語であり、ショートカットを有効にするとき使用するWindows PCの主要なキーの1つです。
- Command:Macでは、コントロールキーに該当するキーは、コマンドキーと呼ばれます。
簡単ですよね?「Alt/Option」、「Shift」、「Fn(ラップトップの場合)」など、使用できるキーはほかにもあります。
複数の修飾キーを組み合わせて押すことで、アクションを動作させることもできます。
ショートカットキーの楽しい世界へようこそ。それでは、最もよく使用されるものをいくつか見てみましょう。
目次
1.「Control+F」(Macでは「Command+F」)で検索
2.「Control+N」(Macでは「Command+N」)で新規作成
3.「Control+S」(Macでは「Command+S」)で保存
4.「Control+P」(Macでは「Command+P」)で印刷
5.「Alt+F4」(Macでは「Command+Q」)で終了
6.「Enter」キー(Macでは「Return」キー)で選択
7.「Shift + Ctrl +左矢印キー」(Macでは「Shift + Command + 左矢印キー」)で決定
8.「Control + K」(Macでは「Command + K」)でハイパーリンク
9.「Control + Backspace」(Macでは「Option + Delete」)で削除
10.「Windowsキー+ 下矢印」(Macでは「Option + Command + H」)で最小化
11.「F5」キー (Macでは「Command + R」)でブラウザを更新
1.「Control+F」(Macでは「Command+F」)で検索

「Control + F」(Macでは「Command + F」)は、「検索」コマンドのショートカットキーです。ウェブブラウザを使用していて、ウェブページのテキストを検索したいときは、「Ctrl + F」を押すと検索ボックスが表示されます。
ボックスが表示されたら、検索したいワードを入力するだけで、ウェブサイト上の該当するところにジャンプできます(そのワードがページ上に存在する場合は、ですが)。
「Control + F」は、ほかのアプリケーションでも機能します。たとえば、Microsoft Wordやほかの似たようなアプリケーションでは、このショートカットキーを使用して文書内のワードを検索できます。
2.「Control+N」(Macでは「Command+N」)で新規作成

「Control + N」(Macでは「Command + N」)は、何か新しいものを作成したいときのコマンドです。ウェブブラウザでは、新しいウィンドウが作成されます。
ワードプロセッサー、画像編集、またはその他のドキュメントベースのアプリケーションで、このショートカットキーを使うと、新しい文書が作成されます。
3.「Control+S」(Macでは「Command+S」)で保存

キーボードを使用して新しい文書を作成する方法がわかったので、文書を保存する方法も知っておいた方がいいでしょう。「Control + S」、またはMacでは「Command + S」は、通常、文書を保存するときのショートカットキーです。
文書を初めて保存する場合は、新しいウィンドウが表示され、その文書にどのような名前を付けたいか、どこに保存したいか聞かれます。
過去に一度保存したことがある文書で、このショートカットキーを使用すると変更を保存できます。
4.「Control+P」(Macでは「Command+P」)で印刷

作成した文書を印刷したいときは、一般的に「Control + P」、またはMacでは「Command + P」が、印刷ウィンドウを開くショートカットキーです。
そこから、設定の確認、プリンタの選択などを行なうことができます。このショートカットキーは、印刷可能なコンテンツを使用するほぼすべてのアプリケーションで機能します。
5.「Alt+F4」(Macでは「Command+Q」)で終了

「Alt+F4」(ときには「Control + W」または「Control + Q」)、あるいはMacで「Command + Q」は、現在のアプリケーションを終了したいとき使用するショートカットキーです。
WindowsとmacOSでは、このコマンドは、画面上で現在開いているアプリケーションを終了します。
ただしmacOSでは、今見ているアクティブなウィンドウが終了するのかということを重ねてチェックしましょう。
6.「Enter」キー(Macでは「Return」キー)で決定

「Enter」キー(Macでは「Return」キー)は、いろいろなことに使えます。ダイアログウィンドウが表示され、「OK」または「キャンセル」を押すように求められた場合、「Enter」キーを押すと「OK」をクリックする代わりになります。
その際、Windowsの画面上には点線のボックスが映し出され、それが「Enter」に応答するボタンだとわかります。Macでは、そのボタンが灰色や白色ではなく青色になります。
「Enter」は、ウェブページ上のフォームをそのフォーム内の任意のテキストフィールドから送信するなど、ほかの目的にも使用できます。
7.「Shift + Ctrl + 左矢印キー」(Macでは「Shift + Command + 左矢印キー」)で選択

カーソルの右側にある単語を選択したいときは、「Shift + Control + 左矢印キー」を押します。Macの場合は、「Shift + Command + 左矢印キー」を押します。
このショートカットは、マウスやトラックパッドを使用せずに文全体やフレーズ全体を強調表示したいとき使います。
その行でカーソルの左側にあるすべての単語が、強調して表示されるのです。(カーソルが左側にある時は「右矢印キー」を入力します)
8.「Control + K」(Macでは「Command + K」)でハイパーリンク

このショートカットキーを使うと、多くのアプリで最小限の手順でテキストをハイパーリンクすることができます。
URLをコピーし、ハイパーリンクに変換するテキストを強調表示して、「Control + K」(Macでは「Command + K」)を押すと、ハイパーリンクボックスが表示されます。
「Control + V」または「Command + V」というショートカットを使ってリンクを貼り付け、「Enter」キーを押せばできあがりです。
9.「Control + Backspace」(Macでは「Option + Delete」)で削除

このショートカットキーを使用すると、カーソルの左側にあるすべての単語を一撃で削除できます。カーソルを目的の位置に置き、「Control + Backspace」キーを押します。Macの場合は、「Option + Delete」を押します。
このショートカットは、マウスやトラックパッドでそのセクションを強調表示せずに、テキストをまとめて削除したいとき役立ちます。
10.「Windowsキー+ 下矢印」(Macでは「Option + Command + H」)で最小化

このショートカットキーは、複数のウィンドウ、アプリ、および画面を同時に使用する場合に役立ちます。
ホットコーナーを使用したり、ウィンドウを個別に最小化する以外に、「Windowsキー+下矢印」を押すと(場合によっては2回押して)、開いているアプリケーションを最小化できます。Macでは、「Command + M」を押します。
11.「F5」キー(Macでは「Command + R」)でブラウザを更新

Windowsの場合は「F5」キーを、Macの場合は「Command + R」を押すと、マウスがなくてもキーボードだけ使ってウェブブラウザを更新することができます。すごく簡単でしょう。
──2021年4月16日の記事を再編集のうえ、再掲しています。
訳: 春野ユリ/Source: Brainscape