Googleドライブは、最強と呼び声の高いファイル共有ツールです。
ちょっとしたドキュメントから、大容量の動画ファイルまでのあらゆるデータを、プラットフォームを通じて、これまでにないほど簡単に共有できます。
Googleドライブは、あなたが使っているクラウドや、Macのストレージとも統合が可能です。
「パソコン版のGoogleドライブ」アプリをMacにインストールすれば、Googleドライブ上の特定のフォルダを選択して、Macに保存しておくことができます。
では、パソコン版のGoogleドライブをMacにインストールして使用する方法を説明していきましょう。
パソコン版Googleドライブ
Googleドライブを使うと、オンラインでドキュメントやファイルを共有できます。
Googleが提供しているほかのサービス(GoogleスプレッドシートやGoogleドキュメントなど)と統合すれば、どんなものでもオンラインで作成・編集・共有が可能なので、Macのローカルアプリを使う必要はいっさいありません。
Googleドライブはまた、ファイルのバックアップ用や同期用として、多くの人から頼りにされています。そこで登場するのが、「パソコン版Googleドライブ」です。
このアプリがあれば、GoogleドライブのフォルダとMacに保存してあるフォルダを同期して、最新の状態を維持できます。
つまり、MacのFinderからGoogleドライブのファイルに直にアクセスできるので、ブラウザを使う必要がなくなるわけです。
その逆もまた可能で、ブラウザを介さずに、MacのファイルをGoogleドライブに移動することもできます。
パソコン版Googleドライブをインストールするには
パソコン版のGoogleドライブを使いはじめる際はまず、Googleアカウントを開設し、Googleドライブを設定しておきましょう。そのあとは、以下のやり方に従ってください。
- Googleのウェブサイトを開き、Macにパソコン版のGoogleドライブをダウンロードします。
- Googleドライブをインストールします。Macでの使用容量はだいたい410MBです。
- インストールが済むと、Googleドライブのアカウントにログインするよう指示がでます。
- ログイン後、アプリがあなたのアカウントを自動的に同期します。これで準備完了です。
Googleドライブが、あなたのストレージドライブに保存されているファイルへのアクセス許可を求めてきます。
許可すると、ファイルにアクセスするための独自のネットワークが作成され、FinderからじかにGoogleドライブにアクセスできるようになります。
パソコン版のGoogleドライブにアクセスするには
Googleドライブに保存されたファイルは、Finderのサイドバーに表示されている「Googleドライブ」フォルダからアクセスします。
すぐにGoogleドライブのファイルが表示されるので、あとは開くなり、編集するなり、お望みの作業がはじめられます。

Googleドライブのアプリそのものにアクセスしたい場合(設定を変更したり、同期状況を確認したりする場合)は、メニューバーに行くのが最も手っ取り早い方法です。
メニューバーに表示されているGoogleドライブのアイコンをクリックすれば、Mac内のGoogleドライブフォルダにすぐアクセスできます。
最近アップロードされたアイテムや、更新されたドキュメントなどがすべて表示されているほか、クラウドとの同期状況も確認が可能です。
また、ブラウザでGoogleドライブを開くためのリンクも表示されています。設定アイコンをクリックして、「同期を一時停止」を選択すれば、いつでも同期を無効にすることができます。
Googleドライブのアプリは、「アプリケーション」フォルダ(Finder>アプリケーション)か、「Spotlight」からアクセスできます。

同期の方法を設定するには
パソコン版Googleドライブは、あなたのMacとGoogleドライブのフォルダを自動で同期します。これは継続的に行なわれ、常にバックグラウンドで機能します。
同期状況と、最近同期されたファイルは、「メニューバー」に表示されている「ドライブ」のアイコンをクリックすれば、いつでも確認できます。
パソコン版Googleドライブアプリを本格的に使いはじめる前に、同期方法を選択しておきましょう。Googleドライブのファイルをすべてクラウドに保存し、選択したファイルのみをオフラインで開けるようにしておくことが可能です(これをストリーミングと言います)。
このほうが、Macの保存容量の節約になります。ただし、これには欠点があって、そのファイルを使いたいときには、ネットに接続してストリーミングするか、ダウンロードしなくてはなりません。
ということは、ネットに接続できなければ、困ったことになるおそれがあります。

もう1つの選択肢は、全ファイルのコピーを、Googleドライブと自分のコンピューターの両方に保存しておくことです(これをミラーリングと言います)。
となると、どうしても必要な保存容量が2倍になります(ファイルがMacとGoogleドライブの両方に保存されるため)。ですが、すべてのファイルを、お使いのシステムですぐにローカル使用ができます。
上記の設定は、「メニューバー」に表示されている「Googleドライブ」アイコンで、「設定」を開いて行ないます。「設定>Googleドライブ」と選択し、そこでご希望の同期方法を選んでください。
Googleドライブフォルダの容量によっては、すべてのファイルの同期が完了し、Finderで使用できるようになるまで、少し時間がかかるかもしれません。
Macの特定のフォルダをバックアップしておくには
Macにある特定のフォルダを、Googleドライブでバックアップを取っておくといった選択肢もあります。そうしておけば、クラウドにデータのコピーが保存され、必要な場合にはほかのコンピューターからアクセスが可能です。
フォルダは、Googleドライブの設定画面で追加できます。アクセスする際は、「設定」にある「マイMacBook」を選択し、「これらのフォルダのみ同期」を選びます。
フォルダを追加する際は、選択したフォルダのバックアップ先をGoogleドライブかGoogleフォトから選ぶよう指示されます。
ドキュメントとほかのファイルをすべてGoogleドライブにまとめてもいいですし、写真は別にしてバックアップしても構いません。好きなほうを選んでください。

Googleドライブにバックアップしておきたいフォルダをすべて選択したら、「保存」をクリックします。
同期の設定を変更する
設定メニューでは、ほかにもあれこれ変更できます。その中にあるのが、「帯域幅の設定」で、ネットの接続が遅い場合や、データ転送に上限がある場合に便利です。
また、Macへのログイン時にGoogleドライブを自動的に起動する、ファイルの同期状況を表示する、共有アイテムが削除されたときに確認メッセージを表示する、といった設定もできます。
Googleドライブの保存容量
Appleの「iCloud Drive」は、5GBまでが無料です。それに対して、Googleドライブは15GBまで無料で利用できます。
これは、Googleが提供するサービス全体で使える容量です。つまり、GmailやGoogleドライブに加えて、ほかのサービスを使っている場合は、それらをすべて込みで15GBまでとなります。
それでは足りないという人はあまりいないと思いますが、不足する場合は、有料のクラウドストレージサービス「Google One」で容量を増やしましょう。一番下のベーシックは100GBで月額250円、最大は30TBで月額1万9500円です。
Googleドライブの容量増加は、Google Oneにアクセスしてオンラインでアップグレードします。または、アプリの「設定」の詳細画面からも可能です。
日常使いできるGoogleドライブ
Googleドライブを頻繁に使う人は、MacのFinderに統合しておくのが得策です。そうしておけば、Macでファイルにアクセスして開くのもあっという間です。
さらに踏み込んで、Macにある特定のフォルダをGoogleドライブ上にバックアップを取っておいてもいいでしょう。万が一の事態が発生しても、バックアップがあるので安心です。
Source: Googleドライブ, GoogleOne
Original Article: How to Use Google Drive for Desktop on Your Mac by MakeUseOf