最近では、リモートワークという選択肢がある社員が増えています。

インターネットがもたらした数多くのイノベーションのおかげで、多くの企業が、社員が働く場所を柔軟に選択できるようにしたほうが生産性が上がることを認識したからです。

しかし、多くの人がすぐに在宅勤務を選ぶ一方で、コワーキングスペースの環境を好む人もいます。

今回は、在宅勤務とコワーキングスペースでの勤務を比較して、それぞれのメリットとデメリットを見ていきたいと思います。

この記事を読んで、自分のライフスタイルや総合的な生産性の観点から、自分にはどちらが向いているのか判断する助けになれば幸いです。

在宅勤務のメリットとデメリット

メリット

在宅勤務には多くのメリットがあります。

まず、通勤のコストが節約できます。オフィスに出勤すると発生するガソリン代、駐車場代、移動にかかる時間なども、自宅で仕事をするなら気にする必要がありません。

また、仕事用のきちんとした服装をすることも、社内政治を気にする必要もありません。結果として、メイク、衣類、靴などの外見にかける費用を節約することができます。

生産性の面でも、好きな時に休憩し、自分のペースで仕事をすることができます。つまり、夜型の人は、昼間でなく夜に仕事をすることを選択して、実力を最大限に発揮することができます。

子育てや学生など、仕事以外の役割も並行してこなさなければならない人には、この柔軟性は救世主となるでしょう。オフィスに物理的に縛られずに在宅勤務をすれば、どの火を最初に消すかを決めることができます

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デメリット

しかし、在宅勤務にはデメリットもいくつかあります。

1つは、家事に気を取られやすいことです。会議の合間に洗濯をするのはそれほど大変には見えませんが、生産性を維持するために必要な「状況の切り替え」を上手くできる人ばかりではありません。

また、在宅勤務に慣れていないと、仕事が私生活を侵食したり、逆に私生活が仕事に影響を及ぼすこともあります。

時間が決まっていないため自分を律することができず、仕事をしすぎてしまうこともあります。また、自分を後押ししてくれる人が周りにいないと、モチベーションを維持できないかもしれません。

外向的な人にとって、在宅勤務という経験は、孤独になり、エネルギーを消耗することになる可能性があります。

もちろん、予算に余裕があれば別ですが、自宅だとインターネットの接続が悪かったり、椅子が硬かったり、照明が不十分だったりと、仕事をするのに適した空間ではないかもしれません。

コワーキングスペースのメリットとデメリット

メリット

一方、コワーキングスペースで仕事をすることのメリットもいくつかあります。

まず、ほかのプロによるサポートシステムがあります。従来のオフィススペースに比べて、コワーキングスペースはコミュニティを念頭に置いて設計されています。

多くの場合、コワーキングスペースでは年間を通じてさまざまなイベントが開催されており、人脈づくりや新しい機会との出会い、さらには友人づくりにも最適です。

また、コワーキングスペースなら中立的な環境でクライアントとミーティングできます。

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さらに、自宅とは別に仕事専用のスペースがあるので、生産性の向上にもつながります

一般的に、コワーキングスペースには、印刷、ラミネート加工、コピーなどオフィスで必要な設備が整っています

デメリット

一方、コワーキングスペースで働くことにはさまざまなデメリットもあります。

1つは、人によってはコストが高くつくこと。コワーキングスペースは幅広い価格帯がありますが、自宅なら一般的にサンクコスト(埋没費用)か無料で利用できるものに、それ以上の費用がかかります。

また、コワーキングスペースでは、自宅のように環境をコントロールできないことがあります。たとえば、コワーキングスペースでは誰かがZoom会議で大声で議論していたり、電子レンジを使うために行列に並ばなければならないかもしれません。

仕事の場所を選ぶ際、「カギ」となる質問

実際には、性格や仕事の種類、その他のニーズに応じて、人それぞれ好みがあるでしょう。それを踏まえたうえで、メリットとデメリットを吟味して判断することが大切です。

ここでは、考慮すべきポイントをいくつかご紹介します。

在宅勤務を検討する時に自問すべきこと

在宅勤務を検討しているなら、以下を自問自答してみましょう。

  • 通勤はほかの選択肢と比べてどうか?
  • 育児にかかる費用をどのくらい節約できるか?
  • 自宅の環境で集中力と生産性を維持できるか?
  • 自分の仕事をサポートするための適切な環境が自宅にあるか?

上記の質問のほとんどにポジティブな答えが出る人には、在宅勤務は素晴らしい選択肢かもしれません。

コワーキングスペースを検討する時に自問すべきこと

一方で、コワーキングスペースで働くことにする前に、以下を自分に問いかけてみましょう。

  • 仕事中に周囲に人がいる環境を好むか?
  • 集中して仕事をするためには、どのような環境が必要か?
  • 気が散る原因があっても大丈夫か? それとも仕事中は完全な静寂が必要か?
  • コワーキングスペースの利用料や会員権にどれくらいの費用をかけられるか?
  • コワーキングスペースの営業時間は何時から何時までか?
  • 通いやすいところにあるか?

上記の質問を自問自答すると、自分にはコワーキングスペースの方が健全な仕事場になるか判断しやすくなるでしょう。

在宅勤務かコワーキングスペース。あなたはどっちを選ぶ?

結局のところ、個人のニーズや好みによって答えは異なります。

周囲に複数の人がいる環境が好きで、賑やかなオフィス文化を好む人には、コワーキングスペースが向いているでしょう。

一方で、静かな環境で仕事をしたくて、他人との交流が少なくても構わないという人には、在宅勤務の方が適しているかもしれません。

いずれにしても、どちらかを選択できるのは良いことです。ただし、自分のニーズも時の流れとともに変化するということも理解しておく必要があります。

人生のステージやキャリアの性質によって、自宅で過ごす時間を増やすか、コワーキングスペースで過ごす時間を増やすか選択してもいいでしょう。

すべての人に当てはまる正解はありません。どちらも試してみて、自分に向いているほうを見極めることが大切です。

Image: Shutterstock / Original Article: Work From Home vs. Co-Working Space: What's Right for You? by MakeUseOf