ニューノーマルの、その先へ。社会全体が再起動に向かっている今、個人もこれまでの歩みを振り返り、未来に向けて自らの仕事や人生を改めて設計するタイミングではないでしょうか。
「自分だけのニュースタンダードをつくろう」特集では、新しいステージへの挑戦を始めた人の物語や、自分らしいワークプレイスのつくり方、必ず達成できる目標設定術まで、キーパーソンに徹底取材して、自分だけのライフハックを見つけるヒントをお届けします。
第2回は、文具ライターきだてたくさんに今の仕事の悩みを即解決するお役立ちツールを選んでもらいました。前編は、ワークスペースをより効率よく、働きやすいよう一新する!Web会議のニュースタンダードツールを3つ厳選してご紹介します。
▼後編はこちら
在宅ワークの割合が増えると、重要になってくるのがビデオ通話を利用したWeb会議(オンライン会議)。
社内の連絡だけでなく、クライアントとの打ち合わせやインタビューなどにも使われるため、かなり頻度高く使っている方も多いのでは。
今回は、そんなWeb会議にありがちな3つの問題と、それぞれを解決できるかもしれないツールを紹介します。
1. Web会議、鼻の穴丸見え問題
Web会議快適化のためにまず導入すべきは、ノートPCスタンドでしょう。
ノートPCのカメラはほとんどが画面上端に配置されているため、ただ机にPCを置いて使用すると、カメラ位置が皆さんの顔に対して“下過ぎる”んです。
つまりミーティング相手は、常にあなたの顔を下から見上げる状態。鼻の穴も丸見えだし、見栄え的にかなり問題かも。
ノートPCスタンドを使えば、カメラ位置を顔に正対する高さまで持ち上げることが可能。使用前後で比較してみれば一目瞭然で、顔の印象は大きく違ってくるはず。

スタンド自体はすでに数多くの製品が出ていますが、おすすめなのはエレコムの「折りたたみノートPCスタンド PCA-LTS8BK」です。
角度が23~53度まで8段階に変えられるため、自分のポジションに合った状態が維持しやすくなっています。
なにより最大のポイントは、スマホ/タブレットが置けるスタンドアームを左右に備えていること。
これなら、作業中でも最小限の視線移動でメールや着信の確認ができて、非常に効率的。タブレットをサブモニターとして使う派にも便利です。


>> エレコム 「折りたたみノートPCスタンド PCA-LTS8BK」
2. なぜか自分だけが写り悪い問題
Web会議中に「自分だけ、妙に画質が悪いな」と思ったこと、ありませんか? 実はそれ、周囲の暗さが問題かもしれません。
高性能な外付けカメラならともかく、PC内蔵のカメラは周囲が暗いと画質がグッと落ちたり、ピントが合いにくくなります。
普通に暮らしていれば慣れてしまうかもですが、自宅はオフィスに比べてかなり暗め。これは目に良くないのはもちろん、カメラ写りにも大きな問題が出るんです。
であれば、解決案はシンプルに「照明を追加して明るくすること」。

キングジム「Web会議用スクエアライト」はノートPCの上端にクリップオンで設置できる、USB給電式のライトです。
使ってみれば、PCのカメラ性能が数段上がったかと思うほどにクッキリきれいに写るようになるはず。


顔色もよく見えるので、相手への印象アップにもつながると思います。
光量は3段階に調節可能で、調光(色温度)も昼光色・白色・電球色に変更できます。
特に光量は強に設定すれば、背後に窓があって逆光になるような場合でも、しっかりと顔を明るく写してくれるほど。非常に頼りになります。
3. Web会議だと妙に話がまとまりづらい問題
リアルのミーティングにおける重要ツールといえば、ホワイトボード。話をまとめたり、前提や進行度合いを共有化するためには必須とすら言えるものです。
ところがWeb会議ツールのホワイトボード機能はどれもいまいち使いづらい印象で、活用しにくいのが現状でしょう。
参加メンバーが各自でメモを取っても、その内容を共有するにはどうしても一手間かかってしまうし…これではとても効率的とは言い難い。

そこでおすすめしたいのが、学研ステイフルの「Write White B6サイズ」です。


書記役の人がこのノート型ホワイトボードに、セットの0.8mmのペンで書き込んでカメラ前に掲げることで、リアルに近い感覚でミーティングを進めることができるというわけ。
そこで大事なのが、ボードのサイズ。大きすぎるとカメラの画角にボード全体が入りづらい。小さすぎると画面内で見えづらい。いろいろ試した結果、このB6サイズがWeb会議にジャスト、と感じました。
「Write White B6サイズ」には表紙端にゴムのすべり止めがついており、これを使うことでボードを自立させておくことが可能。
ミーティングに使用しないときは、ToDoを書き込んで作業スペースに立てておけば、スケジュール管理にもお役立ちです。
Web会議の問題解決というと、ついPC本体や回線にばかり目を向けがちですが、ツールをちょい足ししてやるだけでも、充分に環境改善できるんです。
しかもコストはそんなにかからず、お試し感覚で気軽に導入できるのも嬉しいところ。
特に今回挙げた3つの問題に心当たりがあるなら、導入してみる価値はあるかもです。
次回後編では、在宅ワークの効率を劇的にあげる!今の時代だから生まれたニュースタンダード文具3種をご紹介します。
▼後編はこちら
きだてたく

最新の機能派文房具からファンシー文房具まで、なんでも徹底的に使い込んでレビューする文房具ライター。