お気に入りのボールペンって、1つ持っておくと安心感があります。
スラスラと書けると気分も良いし、書き損じも少ない。そんなボールペンに今までもたくさん出会ってきましたが、いま一番気に入っているのは三菱鉛筆株式会社の「ユニボールワンF」。
書き心地も色味もほかとはちょっと違うんです。
書きやすい「スタビライザー機構」を搭載した低重心モデル

ボールペンに求めるものってもちろんデザイン性も重視しますが、やっぱりその書き味の良し悪しがその後ずっと使い続けるかにあると思います。
ユニボールワンFは実は試し書きもせずに、そのデザイン性に惹かれて購入したのですが、間違いなく今自分が持っている中で、一番書きやすいボールペンだと言えます。


書きやすさの理由はペン先の機構。リフィルを保持する先軸に寸法精度を高めた金属製ペン先を採用することで、低重心で安定した書き味を実現しているのだそう。
軽い力でもなめらかでスラスラと書くことができ、メモのみならず日記や勉強など長時間書く際にも疲れずに使うことができます。
金属製のペン先がシャープでスタイリッシュさもあり、洗練された印象もあります。
淡い色合いの軸色が美しい

そしてほかのボールペンとはちょっと異なるのが、その色とデザイン。ボールペンのインクに関してはすべて黒ではありますが、外装は原色ではなく曖昧なくすんだ色(フェイデッドカラー)になっています。
たとえば筆者の買ったものは「無垢」という白でもグレーでもない、落ち着いた色合い。ほかにも淡いピンク色の「花霞」、氷のような水のようなくすんだ水色の「霜柱」など全7色。
そのどれもが、日常生活で目にする景色や色で表されていて、ビジネスシーンでも主張しすぎない色合いが気に入っています。


色材の紙繊維への浸透を極力抑える新しい顔料を使用しており、書いた文字もはっきりとしていますが速乾性が遅いのも大きなポイント。
この書きやすさと雰囲気の良さで1本330円。何色も揃えていつでも使いたいなと思うほど書き味もデザイン性も優れたユニボールワンFでした。
文・写真:カマタユキコ
Source: ユニボールワン F 三菱鉛筆株式会社