Appleシリコンは効率の良さで知られており、MacBookを長時間使用しても、充電器に戻さずにスリープ状態にすることができます。
しかし最近、あらゆる種類のMacBookのバッテリーの消耗が激しいようです。100%充電したはずのMacBookが、開いてみると完全にバッテリーが切れていることも…。しかし、その原因は不明のままでした。ところが、この問題の原因と解決方法がわかったといいます。
その原因はどうやら、macOS 12.2にあるよう。Appleが1月26日にリリースしたこのアップデートには、誤ってバッテリーを消耗するバグが含まれていました。Appleシリコンを搭載しているマシンでもIntelベースのマシンでも、Bluetoothデバイスが頻繁にMacBookを起動させ、スリープモードでバッテリーを節約すべき時にバッテリーを過剰に消耗してしまいます。
これでは、MacBookを100%まで充電し、プラグを抜いてスリープ状態にすると、目が覚めた時にはバッテリーが切れていた、ということになりかねません。AirPods、Magic Mouse、またはその他の接続されたBluetoothデバイスが一晩中作動しようとしていたことが原因です。
この解決策として、これまではMacがスリープ状態の時にBluetoothを無効にするのが最善の方法でしたが、ラップトップを閉じるたびにその心配をしなければならないのはちょっと面倒ですよね。
幸い、Appleは2月10日にmacOS 12.2.1をリリースしました。12.2.1では、セキュリティアップデートの他に、新しい変更点が1つあります。それは、このBluetoothによるバッテリー消耗の原因となっているバグを解消することです。
MacBookのバッテリーが一晩中消耗するのを止める方法
macOS 12.2.1をダウンロードしてインストールするには、「システム環境設定」を開き、「ソフトウェアの更新」をクリックします。Macが読み込まれるのを待ってから、「今すぐ更新」をクリックします。
「Macを自動的に最新の状態に保つ」を有効にしている場合は、しかるべきタイミングでこの更新は自動的にインストールされます。
この更新は、macOS Montereyを搭載しているすべてのMacで利用できますが、この特別なパッチはMacBookにだけ効果を発揮します(iMac、Mac mini、Mac Prosにはバッテリーが搭載されていないからです)。
もちろん、この解決策は、macOS 12.2によるバグだけがMacBookのバッテリー問題の原因であることを前提としています。Macを更新した後も一晩中バッテリーが消耗するようなら、この問題のトラブルシューティングを続けてみましょう。
使用しているMacのモデルによっては、新しいバッテリーに交換するだけで解決することもありますが、その場合はAppleを介して無料でアップグレードできますよ。