個人的には少なくとも15年ほど前から、電話番号を覚える必要がなくなりました。

とはいえ、記憶力改善の専門家Jim Kwik氏によると、10桁の電話番号を記憶することは、脳を訓練する最高の方法の1つなのだそうです。

なぜか? Kwik氏によれば、小さな情報を記憶する訓練を積むことで、より大きな情報を記憶できるようになるのだとか。

“思い出す”訓練を脳に積ませる

4月に新しい著書『Limitless』を出版するKwik氏は、「脳は筋肉のようなもの。使えば使うほど強くなる」と言っています。

学び、記憶し、思い出す訓練を脳に積ませれば積ませるほど、この3つの作業をさらにうまくこなせるようになります。

Inc.で、Kwik氏が電話番号トレーニングについて以下のように語っていました。

「脳を筋肉のようなものだと考えていない人は、おそらく、コップのようなものだと考えている」とKwik氏は言っています。

コップのように、水を入れすぎると溢れてしまうイメージです。同氏はそれを「デジタルの氾濫」と呼んでおり、20万歳の私たちの脳が、指数関数的に進化するテクノロジーに圧倒されたあげく、テクノロジーに仕事を任せてしまおうとしているのだと言っています。

Kwik氏は、カレンダーに毎週1回、30分間の「ホワイトスペース」をスケジュールすることをすすめています。

不要な通知はすべてオフにし、よく話す相手の電話番号を記憶する訓練をします。Kwik氏によると、こうした小さな訓練でさえ、脳が情報を処理し、保持する力を鍛えることができるそうです。

「(脳を)どれだけ鍛えられるかは、どんな情報を記憶させるかによる」とKwik氏は言っています。

私は自分の電話番号でさえ覚えるのに苦労しています。ましてや他の人の電話番号を覚えているはずはありません。ですので、私にとってこの訓練はうってつけです。

また、スマートフォンが手元にないときに緊急連絡をする必要が生じた場合に備えて、いくつかの電話番号(親やパートナー)を記憶しておくのは良い考えです。

みなさんも今日、何分か時間に余裕があったら、電話番号を1つ選んで、記憶できるかチャレンジしてみてください。

もし記憶できたら、数日おいて、脳が情報をまだ保持できているかを確認し、できていたら、別の電話番号にトライしましょう。

Image: Shutterstock/Source:Jim Kwik, Limitless, PlayerFM, Inc./訳: 伊藤貴之

──2020年3月13日の記事を再編集のうえ、再掲しています。